マイペースに巡るギリシャ個人旅行 絶景のメテオラとサントリーニ
期間:2018年10月6日〜2018年10月14日
T 様 ご夫妻
・希望通りのプランを叶えてくれる旅行会社選び
10月6日より待望の新婚(?)旅行に。お互い歳が歳なので、親の介護や看取りやいろいろと家の事情があり、入籍後すぐに同居も旅行もできず。すべて終わって一緒に暮らすことができて、初めて一緒に出掛けた海外旅行ですから思いひとしおです。
そんな大事な旅行ですから、旅行会社選びから旅程のプランニングまで今回はこだわりました。旅先は前から行きたかったギリシャにすんなり決まったものの、いざ旅行のプランを探してみると、行きたい場所を行きたい順番で回ってくれるツアーがなかなかない。
目的の地は、聳え立つ奇石の上に修道院があるメテオラ、パルテノン神殿をはじめとした古代遺跡があるアテネ、白い町とロマンチックなホテルがあるサントリーニ島でしたが、なぜか、最初にサントリーニから入って、その後にアテネとメテオラをめぐるコースばかり。
サントリーニ島でのんびりと夢のような時間を過ごした後に、妙齢の私たちが、急坂を上るアテネの遺跡と、足腰の限界に挑戦する階段を昇り詰めるメテオラの修道院を巡ると、新婚旅行というよりは新婚トライアスロンになるのではないかという危機感があり、逆回りのツアーを手配してくれる旅行会社を探したのです。このプランを事もなく実現してくださったのが、パーパスジャパンさんでした。
・羽田からドバイ経由でアテネへ
羽田から旅立ち、約11時間でトランジット地のドバイに到着。上空から見ると、砂漠の中に町がありました。
ドバイ空港は、巨大なショッピングセンターの様相。とても大きな空港なので空港内には移動用の電車がありました。いちばん驚いたのは6畳間くらいはあろうかと思われるエレベータ。いったい何人乗れるんでしょう。
お土産物などのショップを見ながら歩き回っているうちに4時間の乗り継ぎ時間は思いのほか早く過ぎ、ドバイから約5時間のフライトでアテネ空港に到着しました。
ドバイとはうってかわってアテネ空港は飲食店も少なく、一国の玄関口にしては質素な雰囲気。空港を出てすぐのところに、各地へ向かうバスの乗り場があり、私たちはシンタグマ行きのバスに乗り終点で下車しました。私たちが泊まったアテネプラザホテルは、シンタグマ広場の向いにあり、便利がよくて助かりました。
チェックインしたあと、ブラブラとアテネ市内のお散歩に。第一印象は、とっても猫が多い町!遺跡の中にも、レストランのテラスでも、猫たちが悠々自適に暮らしています。町の人も猫を嫌がる様子はなく、共存している感じ。無造作に町なかに猫と遺跡が点在していました。
モナストラキ広場を突っ切って石畳の細道をふらふらと歩いているうちに、アクロポリスの丘のふもとにある遺跡「ローマンアゴラ」に面したレストランにぶつかったので、この日はそこで夕食。横眼で遺跡を眺めながら食事なんて、とびきり贅沢なひとときです。
・世界遺跡の村「メテオラ」で天空の修道院を見学
翌朝8:20の列車で「アテネ・ラリッサ」駅からメテオラへ向けて出発。アテネ・ラリッサ駅は、日本でいえば東京駅のような存在なのでしょうが、これまた質素です。
駅には、見るからに、あなたたちはスリでしょ、というような人たちが2~3人で固まって座っていました。夫が売店で買い物をするとその財布の中を覗きに来るんだから、あけっぴろげだねー。
駅まで運んでくれたタクシーの運転手が、カバンの中を見せるな、財布の中を見られないように気をつけろ、と下りる時にアドバイスしてくれた理由がわかりました。でも、こっちが油断しなければ大丈夫な感じ。
約5時間列車に揺られて、下車する駅の直前まで来ると車窓から巨大な岩山が見えました。それがトリカラの町はずれにある「テオペトラ洞窟」のある岩山だそうです。ほどなくして列車はメテオラの玄関口「カランバカ」駅に到着。ギリシャの列車は恒常的に遅れるらしいですが、この日の遅れは30分。駅に着くと、タクシードライバー兼ガイドさんが迎えてくれました。
メテオラの風景をテレビ番組で見たことはありましたが、本物を目の前にすると、その迫力に圧倒されます。うまく言葉にできませんが、なんだか地球ではないような…これは、行ってみないと味わえない感覚かもしれません。
メテオラには6つの修道院がありますが、そのうち急な階段の上り下り無しで見学できるのは「アギオス・ステファノス修道院」1つだけです。
この日、私たちはガイドさんの案内でこの日はメテオラで一番大きな「メガロ・メテオロン修道院」と現在は尼僧院となっている「ルサヌ修道院」を巡りました。ホテルへ送り届けてもらう頃には、足腰がガクガクでした。
宿泊はカストラキの町にある「ホテル・カストラキ」。
メテオラを訪れる観光客の多くは、レストランがたくさんあり、駅へのアクセスがいいカランバカに泊まるようですが、私たちは、より牧歌的な雰囲気のある小さな村「カストラキ」を選びました。
この日の夕食は、ホテルから5分ほど歩いたところにあるタベルナで。ホテル・カストラキが経営している店だそうです。店員さんに英語があまり通じないところを見ると、お客さんは国内の観光客や地元の人の比率が高いのかもしれません。
ギリシャ語が話せない私たちにはホテルからスタッフが来て対応してくれました。メニューは英語も併記されているので大丈夫。田舎だからでしょうか、野菜がシャキシャキしていてとても新鮮!地元のワインもあり、これがことのほか上品な味で美味しかったです。
翌朝ホテルをチェックアウトした後は、カストラキ村を散歩しました。歩いて一周できる小さな村です。
中央には教会があり、その近辺にはレストランや薬局、ジュースやお菓子を売っているコンビニみたいな店が1軒。お土産物屋さんもありました。大きなホテルはほとんどなく、ゲストハウス(日本でいう民宿のような小規模のもの)が多かったです。お土産物屋さんは、平日は夜しか営業していない様子。土日は昼間も開いているみたいですが。ということは、やはり国内からの観光客が多いのかもしれませんね。
午後からは前日と同じように、タクシーで観光。
この日のガイドさんは、ロッククライマーでもあるとのことで、観光客だけではとても行けないような場所へ案内してくれました。メテオラは世界中のロッククライマーの聖地でもあるそうです。下の写真はガイドさんが岩を上っているところ。
まず案内されたのは、隠遁者の住んでいた岩穴。「これ見た日本人はあなた方が初かもよ」などと言っていました。「ここにはヘルメットが住んでたんだ」と聞こえたのですが、ヒアリングが苦手な私たちは、ヘルメット!?それは誰?それがセント・ニコラスだって言ってる????よくわからない…残念。
ガイドさんが案内してくれた、暗い岩穴の中には、粉々になった柔らかな藁が敷き詰められていました。それが布団がわりだったんでしょうね。ヘルメットさんはここで神に祈りを捧げて暮らし、村人たちが食料を運んでいたんだそうです。
岩穴から出た後は、岩山の斜面へ。春はすばらしい場所なんだそうです。
私たちが訪れた秋は、野生のミントや高山植物らしきものが生えていて、ガイドさんの真似をしてミントを手で揺するとミントのいい香りが立ち込めました。
その後は、前日行かなかった「アギオス・ニコラオス修道院」「ヴァルラーム修道院」「アギオス・ステファノス」修道院を巡りました。修道院はどこも、内部の撮影が禁止されているので写真は撮りませんでしたが、荘厳な礼拝堂や年代物の宗教画は脳に焼き付いています。
そうそう、階段を上らずに行けるアギオス・ステファノス修道院だけは、日本人のご年配の団体ツアーとおぼしき観光客が大勢いらっしゃいました。
この日は、前日以上に体中ガクガクになりましたが、絶景ポイントでの素晴らしい写真を何枚も残すことができました。ロッククライマーのガイドさんのおかげです。感謝!
帰りは17:20発の列車でアテネへ。一日の疲れを癒すべく、早々とビュッフェで陣取ってビールとサンドイッチ。アテネに着いたのは、23時頃で、アテネ・ラリッサ駅からタクシーと価格交渉をしてホテルへ向かいました。
・アテネの遺跡群でギリシャ時代へタイムトリップ
翌日は、アテネで遺跡を観光。
まずは、「アクロポリスの丘」から。ここもかなりの勾配の坂を上ります。チケット売り場は上野動物園のパンダ見物並みの混みようでしたが、中に入ると広いので思ったほど混んではいません。パルテノン神殿を見上げて、よく紀元前にこんな立派な建築物を作れたものだと感心しました。
午後からは、「古代アゴラ」遺跡へ。
市場や神殿、浴場、音楽堂跡があり、古代アテネの中心街だったようです。ここで、ソクラテスは通りがかりの人に声をかけて助産法の問答をしていたんですね。今思えばヘンなおじさんです。でも哲学が好きな私は、感慨ひとしお(涙)。
ディナーを済ませてホテルへ帰る道すがらにハドリアヌスの門とゼウス神殿も見ました。
・サントリーニ島の「イア」で過ごした天国のような時間
翌朝は、アテネ空港へ移動して国内便でサントリーニ島へ。
旅行のプランを立てる時、大きくて買い物が楽しめる町と言われている「フィラ」に泊まるか、小さな美しい町「イア」に泊まるか悩んでいたのですが、パーパスジャパンさんは、新婚旅行なら町並みと夕陽が美しいイアをと、勧めてくださり、イアに2連泊することに。この選択は大正解で、イアの町は、景観も雰囲気も天国のように美しく、今回の旅行にはぴったりでした。
イアの町は、歩いて1時間かからずに端まで行けるくらい小じんまりとしていて、細い道の両脇に土産物屋や飲食店が軒を連ねていました。アートショップが多いのも印象的です。
1日目の夕食は名物の夕陽を見ながらホテルのテラスで食べましたが、2日目は断崖の下にある「アモウディ湾」まで足を伸ばしました。石段を300段ほど下りると、映画「グランブルー」に出てくるような港町があります。海を覗くと透明度は抜群。この感じだと水面下40mくらいは軽く見えるんじゃないかなーと思いました。
どこでもシュノーケラーでもある私は飛び込みたい衝動に駆られましたが、かなり波が早そうなので、飛び込むと本物の天国行きかもしれません。1件ダイビングショップがありましたので、海に入りたければそちらで申し込むのがいいですね。港には岸壁に面していてシーフードが食べられるレストランが4軒くらいありました。
酔っ払ったので、帰りの上り300段は死んでしまうのでロバに乗って上がろうと思ったらすでに営業終了!ダイビングショップの人に、どうやってタクシー呼んだらいい?そもそもここタクシー来れる?と泣きを入れたら、その人が、隣のレストランのウェイターさんに、「タクシー呼びたいって言ってるんだけど」と声をかけてくれ、ウェイターさんが、食事をしていたお客さんに、「この人たちタクシーに乗りたいって」と声をかけてくれました。そのお客さんは、タクシー会社の人で、おかげさまで無事タクシーをgetすることができました。声をかけてくれたウェイターさんに感謝のチップを渡そうとするも、「いいよそんなの」と受けとらず。なんていい国なんだ!
イアの町にも他のギリシャの町と同じようにストリートアニマルがいました。
ただイアは、猫より犬が目立ちました。日本だと野良猫、野良犬に餌をあげると怒られることもありますが、ギリシャは事情がちょっと違う。写真はイアのストリートアニマルの給餌所です。
翌日は、美しい景色に後ろ髪を引かれながらも帰国の途に。
夕方サントリーニ空港を発ち、アテネ空港からドバイトランジットで羽田に戻ってきました。
あっという間の9日間でした。往復に時間がかかりますので、ラクに行ける場所ではありませんが、見る価値はありますね。きっとまた行くと思います。Greek is great.
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