【研修レポート】スイス
「秋色に染まるスイスを車窓から愛でる列車の旅10日間」

期間:2018年10月11日~2018年10月20日
パーパスジャパン:西澤

GON-001434

レイルヨーロッパ×スイス政府観光局主催のスイス研修旅行に参加してきました。都市部を中心に、列車で巡る旅でした。お天気にも恵まれたおかげで、柔らかい日差しの中、紅葉・黄葉が美しい秋のスイスを堪能することができました。

【 1日目 10月11日(木)】

成田 → チューリヒ → バーゼル

スイスインターナショナルエアラインズにてチューリヒ空港到着後、列車にてバーゼルへ移動。
鉄道駅は、空港に隣接しています。表示も大変分かりやすく見やすいので、迷う心配はありません。

駅

この列車は、列車の乗降口とホームはフラットになるため、大きなスーツケースを持っていても安心です。
この列車は、列車の乗降口とホームはフラットになるため、大きなスーツケースを持っていても安心です。

駅

着後、レストラン NOOHN BASEL でディナー。
https://noohn.ch/en.html

オリエンタルテイストのオシャレなレストランです。ヨーロッパで大人気のお寿司もチョイスできます。

食事

食事

食事

食事

宿泊は、鉄道駅からすぐ近くの HOTEL SCHWEIZERHOF です。
https://www.schweizerhof-basel.ch/

目の前がトラムのターミナルになっていて、どこへ行くにも大変便利な立地です。お部屋にコーヒー・ティーセットがありますが、各フロアに無料のドリンクルームがあり、セルフサービスでミニバー(ソフトドリンクのみ)を利用できます。

ホテル

ホテル

長距離フライト後の列車移動でしたが、空港から鉄道駅への移動も簡単ですし、チューリヒ空港~バーゼル間は、1時間半程度ですので、スイスインターナショナルエアラインズ利用であれば、1日目の滞在地としてアクセス圏内です。秋色に染まりつつある車窓の景色が、これから始まるスイス旅行への期待を大いに盛り上げてくれました。

【 2日目 10月12日(金)】

バーゼル

午前中はバーゼル市内観光。
バーゼル市内の移動には、トラムの利用がとても便利。スイストラベルパスで乗車できます。車内には、行先や停留所を表示するモニターもちゃんとついているので、迷子になることもありません。

トラム

トラム

トラム

ライン河を横断するフェリーに乗車。
水の流れだけを利用して対岸に進みます。エンジンは付いていません。

フェリー

フェリー

フェリー

チャーターボート「RHYNO号」でランチクルーズ。
https://flussbus.ch/das-schiff

水上からバーゼルの街並みを眺められます。スイス・ドイツ・フランスの国境地点にも行きます。

ランチクルーズ

ランチクルーズ

ランチクルーズ

ディナーは、バーゼル市内の WALLISERKANNE にて。
http://www.walliserkanne-basel.ch/

ドライビーフの盛り合わせ、ゲシュネッツェルテス(仔牛肉のクリーム煮)とレシュテイ(ジャガイモの細切り)、チーズフォンデュなどをいただきました。

食事

食事

食事

食事

見本市が多く開催される町バーゼル。スイス・ドイツ・フランスの国境の町ですので、賃金の高いスイスに近隣国から通勤してきている人も多いそう。町のいたるところにモダンな建築物が点在しているので、それらを巡ってみるのも面白そうです。

【 3日目 10月13日(土)】

バーゼル → トルプシャッヘン → ルツェルン → シュタンザーホルン

列車に乗ってトルプシャッヘンへ。駅の掲示板には、ホームのどのあたりに、どの車両(1等・2等)が停まるのか表示されます。また列車によっては、1等座席のすぐ近くに荷物置き場がある場合もあります。

駅

駅

駅

トルプシャッヘンにあるチョコレート工場 KAMBLY にて、お菓子作り体験。チョコレートが流れ出てくる蛇口なんて、夢のよう。

チョコレート工場でお菓子作り体験

チョコレート工場でお菓子作り体験

チョコレート工場でお菓子作り体験

チョコレート工場でお菓子作り体験

レトロなケーブルカーと2階建てのオープンデッキロープウェイ「カブリオ」に乗って、標高1898メートルのシュタンザーホルンへ。今年は、スイストラベルパスの提示で無料で利用できます!

お天気にも恵まれ、アイガー・メンヒ・ユングフラウなど、ベルナーオーバーランドの山々も遠くに見渡せました。山頂には、ロマンチックなキャンドルディナーを楽しめる絶景展望レストラン「ロンドラマ」があります(早めの予約が必須)

シュタンザーホルンへ

オープンデッキロープウェイ

展望台

ケーブルカー

展望台

展望レストラン

宿泊は、WALDSTAETTERHOF
http://www.hotel-waldstaetterhof.ch/en/

ルツェルン駅の目と鼻の先。スーツケースがあっても楽々アクセスできます。窓も大きくて明るい客室です。お部屋の位置によっては、外の騒音が気になるのがネック(お部屋に耳栓が用意されています・笑)。

ホテル

ホテル

ベルン~トルプシャッヘンは、一般的な旅程ではなかなか通らないルートで、美しい車窓の風景を楽しめました。そして今日は、スイスアルプスに近づいてきました。シュタンザーホルンからは、少し遠いですが、ベルナーオーバーランド3山もちゃんと確認できます。ここはルツェルンから気軽にアクセスでき、夕方からのお出かけや、ディナー目的で訪れるにも最適。身近にこんな絶景が用意されているなんて、ルツェルンっ子が羨ましい!

【 4日目 10月14日(日)】

ルツェルン → ピラトゥス

午前中はガイドさんの案内で、旧市街観光。カペル橋が有名なルツェルンですが、旧市街にも見どころが満載です。そして日曜日だったせいか、こじんまりとした旧市街には人もまばらで、落ち着いて散策できます。

ルツェルン旧市街観光

ルツェルン旧市街観光

ルツェルン旧市街観光

午後はピラトス観光。行きは路線バスでロープウェイ乗り場まで移動し、ロープウェイを2本乗り継いで展望台まで上がります。帰りは登山列車で下山。そして最後はフィーアヴァルトシュテッテ湖のクルーズです。

ピラトス観光

ピラトス観光

ピラトス観光

ピラトス観光

ピラトス観光

ピラトス観光

交通博物館は、列車だけではなく、飛行機や宇宙船などの展示もあります。シミュレーターもあり、子供から大人まで楽しめるアトラクションです。お弁当でも持って、1日がかりで訪れたい場所です。

交通博物館

交通博物館

交通博物館

ディナーは、HOTEL ZUM REBSTOCK にて。
https://www.rebstock-luzern.ch/de/Restaurant-Bar

ホテルから徒歩圏内にあり、雰囲気のいいステキなレストランです。ミートローフが実に美味しかった!

食事

食事

食事

昨日のシュタンザーホルンに続き、ベルナーオーバーランドの山々にさらに近づきました。ピラトゥスをロープウェイ・登山列車・クルーズで周遊するこのコース、ピラトゥス観光の「ゴールデンサークル」とか「ゴールデントライアングル」と名付けてもいいのではないでしょうか。

【 5日目 10月15日(月)】

ルツェルン → シルトホルン → ミューレン

ルツェルン~インターラーケンエクスプレスに乗車です。絶景ルート、寝ていてはもったいない!

通常は、その名のとおり、ルツェルンからインターラーケンを直通で結んでいますが(途中停車駅はあり)、この日は鉄道工事のため、ブリエンツからポストバスにより代行輸送が行われていました。ちゃんと案内がありましたが、慣れていないとちょっとびっくりしちゃうかも・・・。ちなみに代行輸送のバスは超満員で、スーツケースを持っての乗車は大変でした。

絶景ルートを

絶景ルートを

「3000メートルから3メートル低い」シルトホルン。ここの絶景は言うまでも無し!
断崖から突き出したガラスの廊下や網のトンネルなど、まさしくスリルを味わえる「スリルウォーク」は、高所恐怖症の人以外には、とってもお勧め。楽しいです♡

シルトホルンの絶景

スリルウォーク

スリルウォーク

シルトホルンの絶景

スリルウォーク

ミューレンといったらやはりハイキングなのでしょうか。そうですね、秋色に染まり、カウベルが響き渡る絶景を愛でながらのハイキングは、スイスに来ていることをさらに実感させてくれます。ここはどうしても写真が多くなってしまいますが、どうかご容赦を!

ミューレン

ミューレン

ミューレン

ミューレン

ミューレン

ミューレン

ディナーはホテルレストランにて。アットホームな雰囲気で、気楽に食事を楽しめます。
ビールはもちろん、インターラーケンのルーゲンブロイ。

食事

食事

食事

食事

食事

宿泊は、HOTEL ALPENRUH にて。
https://alpenruh-muerren.ch/de/Angebot/Willkommen

シルトホルン行きのロープウェイ乗り場のすぐ近くにありますので、スーツケースを持って移動する場合は、シュテヘルベルク経由でミューレンに入るのがお勧めです。テラスからは、名峰アイガーが拝めます。

ホテル

ホテル

とうとうやって来ました、ベルナーオーバーランド!
山脈に覆いかぶさる滝雲の珍しい光景に大興奮。やっぱりスイスはアルプス!と思ってしまいたくなるような、そんな絶景を楽しませてもらいました。

【 6日目 10月16日(火)】

ミューレン → ゴールデンパスライン → モントルー

ミューレンから列車 → ロープウェイ → 列車と乗り継いでインターラーケンへ向かいます。朝日を迎えるアイガー・メンヒ・ユングフラウの3山が見送ってくれます。

インターラーケンへ

朝日を迎えるアイガー・メンヒ・ユングフラウ

インターラーケンからゴールデンパスラインに乗車してモントルーへ。車窓は、トゥーン湖畔の景色から始まり、放牧地帯の牧歌的な風景を経て、レマン湖畔の華やかな風景に移り変わります。

ゴールデンパスライン

ゴールデンパスライン

ゴールデンパスライン

ランチは LE 45 にて。
http://hotel-majestic-montreux.com/en/45-i-ghsm-en.html

GRAND HOTEL SUISSE MAJESTIC 内のエレガントなレストラン。大きな窓からレマン湖を臨みます。

食事

食事

食事

食事

午後は、ラヴォー地区公認ガイド田口さんの案内で、路線バスで高台まで上がり、徒歩で湖畔まで下ってきました。カジノには「クイーン・スタジオ・エクスペリエンス」があり、クイーンのステージ衣装などが展示されています。湖畔にはフレディー・マーキュリーの像があり、人気のフォトスポットになっています。

レマン湖

クイーン・スタジオ・エクスペリエンス」

フレディー・マーキュリー像

世界遺産ラヴォー地区のヴィノラマでは、ワイン生産のドキュメンタリーを日本語で鑑賞できます。ここには300種類以上のワインが集まっているのだとか。テイスティングも楽しめます。

ヴィノラマ

ヴィノラマ

ヴィノラマ

ディナーは、LA ROUVENAZ にて。
http://www.rouvenaz.ch/en/

モントルー中心部の人気レストラン。カジュアルな雰囲気です。

食事

食事

食事

食事

宿泊は、GRAND HOTEL SUISSE MAJESTIC にて。
http://hotel-majestic-montreux.com/en/startseite-ghsm-en.html

駅を出てすぐの立地。レイクビューのお部屋には小さなバルコニーがついていて、美しいレマン湖を眺めながら幾度カメラのシャッターを切ったことか・・・。移り行く空の色に魅せられつつ、旅の思い出に浸るには最適な立地です。

ホテル

ホテル

ホテル

ホテル

ホテル

ホテル

秋のスイスを五感で堪能しました。アルプスから湖、そしてワインまで、スイスの魅力が凝縮された1日でした。

【 7日目 10月17日(水)】

チョコレートトレイン

今日はチョコレートトレイン乗車です。チョコレートトレインは、全席指定です。ホームで受付を済ませてから乗車します。出発するとまずパン・オ・ショコラとドリンクが配られました。コーヒーかホットチョコレートを選べますが、せっかくなのでホットチョコレートをチョイス。

グリュイエールではチーズ工場を見学した後、グリュイエールの村でランチタイム兼フリータイム。グリュイエール城を見学しました。スイスパスを持っていれば、無料で入場できます。

ランチ後はカイエのチョコレート工場見学。チョコレート型のオーディオガイドをセンサーにかざすと、日本語で案内を聞けます。チョコレートの試食もたっぷりあります。

チョコレートトレイン

チョコレートトレイン

チーズ工場

グリュイエール城

グリュイエール城

チョコレート工場

チョコレートトレイン

チーズ工場

チーズ工場

グリュイエール城

チョコレート工場

チョコレート型のオーディオガイド

ディナーは MONTREUX JAZZ CAFÉ にて。
https://www.montreuxjazzcafe.com/en

HOTEL MONTREUX PALACE 内の高級レストラン。ジャズの生演奏を楽しむこともできます。

食事

食事

食事

食事

【 8日目 10月18日(木)】

モントルー → ローザンヌ

午前中は、オリンピック博物館見学。オリンピック博物館には、オリンピックの起源の説明はもちろん、歴代の聖火やメダルのほか、メダリストから寄贈されたユニフォームや衣装なども展示されています。とても充実した内容で、見ごたえ十分です。

オリンピック博物館

オリンピック博物館

オリンピック博物館

オリンピック博物館

オリンピック博物館

オリンピック博物館

ランチは、TOM CAFÉ にて。
https://www.olympic.org/museum/visit/tom-cafe

オリンピック博物館内のレストランです。

食事

食事

食事

午後はローザンヌ市内観光。まず大聖堂を訪れました。ゴシック様式の建物で、鐘楼に登ればローザンヌの街並みとレマン湖を見下ろせます。旧市街には大聖堂へと続く屋根付き階段や、噴水などがあり、ヨーロッパらしい町並みが続いています。

ローザンヌ市内観光

ローザンヌ市内観光

ローザンヌ市内観光

ローザンヌ市内観光

ローザンヌ市内には、湖畔のウッシー地区、中心部、旧市街を結ぶメトロが走っています。無人運行ですので、駆け込み乗車は厳禁です。

メトロ

メトロ

ディナーは、LE NOMADE にて。
http://restaurantnomade.ch/

市内中心部にあるオシャレなレストランです。フランス語メニューしかないのには苦労しますが、店員さんに聞けば一生懸命教えてくれます。

食事

食事

食事

オリンピック博物館は想像以上に見ごたえがありました。ローザンヌは坂の町ですが、メトロを使えば、移動はラクチンです。大きな町ですので、ショッピングも楽しめます。

【 9日目 10月19日(金)】

ローザンヌ → チューリヒ → 帰国の途へ

ローザンヌからチューリヒ空港駅まで、乗り換えなしで2時間20分の旅。1等車両はやはり静かで快適でした。

1等車両

あっとゆう間に9日目になりました。霧がかかり、幻想的な風景の中、列車はチューリヒ空港に向けて走っていきました。車窓の風景がノスタルジックな気分にさせる、そんな最後の鉄道旅でした。

ページのトップへ