平成31年1月13日午後5時30分(現地時間)からアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ・ザィードスポーツシティスタジアムにおいて行われたアジアカップ予選リーグ第2戦「日本代表VSオマーン代表」の試合を観戦してきました。
大まかな日程は、1月11日午後10時00分成田発ドバイ行で現地入りして、試合前日の12日午後に「砂漠ツアー」、そして13日の夕方試合観戦後、空港へ向かい日付が変わった14日の午前2時55分ドバイ発成田行きで帰国しました。
ちょうど日本では1月14日の月曜日が成人の日ということで三連休だったので、金曜日の夜に日本を立ち連休最終日に帰国するという日程でした。
ドバイ空港には、若干早着して現地時間の午前4時45分頃着きました。
飛行機から降りて人の流れに乗って進み、手荷物検査を受けたのですが、入国手続きの場所が見つからず空港から出ることができません。
ドバイ空港は、ターミナルビルがふたつあってビルとビルを移動するのには、地下鉄を利用するのですが、地下鉄に乗って移動しても出口がなく、乗り換え便の搭乗口しかないのでおかしいと思い空港職員に片言の英語で出口を聞いたところトランジットの流れに乗っていたようで、手荷物検査場脇の通路を使って人の流れに逆行させてもらい、再び飛行機を降りたところに戻
って入国するというハプニングがありましたが、無事到着口に至り現地の日本語ガイドさんと合流することができました。
ホテル到着後、午前中は自由時間だったため、日本企業が建設に大きく関わった「世界最長の無人運転鉄道路線」というドバイメトロの体験乗車とドバイモールでのショッピングに出掛けました。
現地の日本語ガイドさんの話しによるとドバイは、近年高層ビルが建てられ発展した街であることと夏は、気温が50度を超えるため外を歩いて外出できないことから道路も歩行者より車優先となっているということでした。実際に道路を横断するには押しボタンを押さなければ歩行者用信号が青にならない場所が多くありました。
ドバイの街の中心部は、砂漠だったなごりで砂が露出しているところもありますが、高架線を走る地下鉄から見える街の様子は、高層ビルが並び鉄腕アトムに出てくる21世紀のような近代的な街でした。
午後は、四輪駆動車がホテルに迎えに来てくれて、「砂漠ツアー」へ行きました。
「砂漠ツアー」は、ドバイに来たら定番のようで、現地に行くと多くの人がツアーに参加するため10数台の四輪駆動車(すべて日本車)が、砂漠の入り口で隊列を組んで待機するかたちとなりました。日本語ガイドの方の説明によると訪れた場所は「砂漠に車を乗り入れて良い」と許可された場所で砂漠のどこでも車で走っていいわけではないようで柵に囲まれた「砂漠ツアー」のための場所のようでした。
砂漠の中を走り抜けた後、日没を待って食事(バイキング)をしながら砂の中に設けられたステージで繰り広げられるベリーダンスやファイアダンスを見てホテルに戻りました。
そして最終日はいよいよ日本代表の試合観戦です。
試合は、ドバイの隣、UAEの首都であるアブタビで行われるため日本語ガイドの方とともに専用車でスタジアムまで送ってもらいました。途中、制限速度が時速140キロの高速道路を通り、約1時間半でザィードスポーツシティスタジアムに到着しました。まだ開門前でしたが、スタジアムでは既に数人の日本人サポーターとオマーンサポーターがおり、国際試合の雰囲気が漂ってきました。
昨年、現地観戦したワールドカップロシア大会の対コロンビア戦よりはるかに人の数は少なく、サポーター達が集まって気勢を上げるといった光景もありませんでしたが、逆に警備に従事している人が目立ち国際試合の緊張感を感じることはできました。
開門とほぼ同時にスタジアム内に入りましたが、デジタルカメラは、リチウム電池が入っているという理由で取り上げられてしまい(預り証を受けて帰りに返還された。)以後、携帯電話での撮影となりました。座席を確認した後に食べ物を買うため売店に
行ったところ、買えたのはドリンクだけでサンドイッチ等の軽食は、午後5から販売(試合開始は午後5時半からなのに)という不可解な理由で購入できませんでした。
スタジアムの正面広場では、ひもで吊るしたボールのヘディングゲームなどが行われていま
したが、収容人員43,000人の割に人は少ない感じです。また、グッズ売り場をのぞくとTシャツとマフラーを売っていたので、記念に大会ロゴの入ったマフラーを買いましたが、あまり種類がなく、大会全体がイメージより小さく感じました。
オマーンサポーターと記念撮影するなどして席に戻り試合開始を待っていると選手が出てきて練習を始めたのですが、その前に大会ロゴの入った選手サイン入りのボールを投げ入れてくれ見事、妻が三浦選手のボールをキャッチし、グッズが少ないなか貴重な観
戦記念品となりました。
試合開始直前になって、散らばっていた日本人サポーターが私たちの周りに集まり(チケットのカテゴリーの関係なく空いている席に移動して良いとセキュリティの人が言ったとのこと。)声を合わせて応援したのです。その結果、試合に勝利し先発で出場した地元清水エスパルスの北川選手を見ることができたので大満足でした。
試合終了後あいさつにやってきた選手に拍手を送りスタジアムを後にして、そのまま空港まで送ってもらって帰国の途につきました。
今回の旅行では、時間がなかったためドバイの街でゆっくり食事ができなかったのが残念だったのですが、そのほかは、気候も良く楽しく過ごすことができました。ドバイは、大変治安もいいということなので2020年に開催される万博の際、再び訪れたいと思いました。
最後になりましたが、準備していただいたパーパスジャパンの皆さんと現地スタッフの方に感謝いたします。