[ 異文化体験 ]
このミャンマー旅行は、私や妻にとって、とても濃い6日間でした。こんなに充実した6日、これから先もめったに経験することはないでしょう。
軍事政権のイメージが強く、民族問題等、治安に不安を抱えな がらヤンゴン国際空港に離着しました。どこまで広がる満天の星空を見たとたん、そんな心配も吹き飛びました。
12月だというのに半袖半ズボンで過ごせる気温。これから始まる未知の旅に思わず「異国の地ミャンマー!新たな出会い!」とつぶやきました。
ミャンマーと私たちが住む日本には色々な面において沢山の違いがありました。風景やネオンの様な華やかさは勿論ですが、やはり印象に残っているのは食文化ででしょうか。
1日目の夕食に出てきたスープの中に入っていたのは苦手なパクチーでした。他にも食したことのないスパイスが入っており見た目、味、、食感からは想像もつかないもので非常に驚かされました。妻は美味しいと口にしましたが、私は匂いと味に箸が進まず、滞在期間ほとんど食べることができませんでした。
私がこの様な状態なので添乗員の方が気遣い、衛生的に安心できる現地の食堂に連れて行ってくれ、現地民がよく食べるそばをいただきま した。最初は恐る恐る箸を伸ばしましたが口に運ぶととても美味しく、あっという聞に完食。今でもその美味しさは忘れず、添乗員さんや現地民の方に感謝しています。
驚きは一般道路で も続きます。交通量の多い道路を横断する歩行者や急な割込みをする車輛等、目を疑う光景が広がり私も妻もこのミャンマーでは運転できないなと首を傾げながら目を丸くし見ていました。
観光では、あちらこちらに寺院が多く、国民の85%が仏教徒。寺院内でお祈りやお供えをする人が多く見られた。金色の仏像が電飾によって輝き、建物もライトアップされ日本のお寺や寺院にはない光景でした。
車での移動が多く、マンダレーやインレー湖からの夕陽も素晴らしく日本で見る夕日と違い大きな太陽が空を朱色にゆっくりと染めていく景色は、時聞が経過した今でも目に焼き付いて忘れることのできない風景となりました。
今回は6日の旅でしたが、あっという間の6日間でした。天候にも恵まれ遠くの遺跡や山並み等、とても締麗に見られることができました。
危険な目にあうことは一度もなく、何と言ってもミャンマーは人が素晴らしい。ホテルやレストランでのサービスは完壁でした。街行く人も笑顔で迎えてくれました。添乗員さんも丁寧で受け答えをしてくれ、ミャンマー国の素晴らしさや人柄等を多く伝えてくれ、大変感謝しております。
ただ、食文化の違いにより慣れない味に箸が進まず、せっかくの料理を多く残してしまったことにはお詫びします。
そして、この様な心に残る素婿らしい旅を企画してくれた妻に感謝します。妻との海外旅行は初めてで、あまり馴染みのない国への旅だったので戸惑うことが多くありましたが喧嘩することなく、笑顔で過ごせる日々でした。何事もなく無事に帰国できました。またいつか他の国へ旅をし、新たな発見や体験等、妻と心に残る思い出つくりをしたいです。
先進国、慣れ親しんだ日本。食や文化、考えも街並みもミャンマーとは違いますが、人への想いや愛情は変わらないと恩います。
他の人にもミャンマーの素晴らしさを伝え、旅行を探す人にお勧めしたいと考えます。