イタリアを感じる5泊8日の旅

期間:2019年5月29日~2019年6月5日
P.N. シクラメン 様

GON-001500

まさか本当に行けるとは…!

今回の海外旅行は5年ぶり。夫婦二人旅。

約1年前、高見沢俊彦さんが出られた番組を見たのをきっかけに、フィレンツェ、サンマリノ共和国に行きたくなった…
ものすごく行きたくなった…
放送されたその日の朝に、たまたま新聞のテレビ欄で見つけ録画をセット。
テレビ欄を見なければ、きっと流れてしまった番組。でも偶然か意味があるように見つけた私。
番組制作者の力の入れ具合もあったであろう… 内容に引き込まれてしまった…
BGMも旅情を誘う。一視聴者としてノックアウトされた…。

それからというもの寝る前のひとときに、たびたび録画を繰り返し見る私。
あ~ルネサンス、そうだったのね…、これまでの曲の中に散りばめられた、魔法のような言葉がフィレンツェに繋がっていると思えば、訪れないわけにはいかない。
私の人生の一部が乗っかっているのだから…

苦労人でもある私の人生の師匠、アルフィー。
その師匠のお一人、高見沢さんが出られた「アナザースカイ」

放送後、番組内で案内されたマンリオ・カデロ大使著『だから日本は世界から尊敬される』を私も拝読した。高見沢さんとは少し違った視点で、胸が高鳴った。
出逢って約30年になる伊勢出身の夫。年1~2回帰省してきたお伊勢さん。それまで知らなかったが伊勢神宮に関連していることが載っていた。 サンマリノ神社のことも…
極めて個人的なことと思いつつ、私の中で点と点が繋がり相関図ができあがった。 アルフィーは私の世界と割り切り、現実の生活とは分けて考えてきた。でも心の深いところで夫と私を結びつけたのはアルフィーだったかも…と都合よく考えるようにもなっていた。

2020年に現地でコンサート…? うーん、待てない… そうだ、下見をしよう…
アルフィー サンマリノ共和国 伊勢 夫 私 
もう何かのご縁だ、行くしかない… 行って何かを確かめたい… 夢よ急げ!

つらつら旅程を考え出したのが、2018年秋。
誰と旅をしたらしっくりくるか… 最終的に夫に白羽の矢がささった。
(最終的に… 失礼!最高だったかも…!)
ミラノの『最後の晩餐』は観てみたい、そんな夫の希望もあり旅の計画が始まった。

年が明け、日々の色々なことを処理しつつ、いつだったら行けるか…? 
2020年は東京オリンピックがある… そうこうしているうちに、高見沢さんがサンマリノ共和国の騎士に…!
えーっ⁉ 何それ、でも似合ってる~!

行かなきゃ。

そこで出逢ったのが旅行社のパーパスジャパン。
パーパス=目的。私たちの旅にぴったり。
明日、窓口にいってみよう。

久しぶりの海外旅行で、最新事情も疎く、若い頃とは違って身軽ではない身と知りつつ相談に。話はスムーズに進んだ。

旅の計画と同時進行でサンマリノ共和国にある『高見沢俊彦さんの葡萄畑「Vigna di Takamiy」(ヴィニャ・ディ・タカミー)』のニュースも知り…

えーい、全部盛り込んじゃえ!(盛り込みたい!)

最終的にフィレンツェ3泊、サンマリノ共和国1泊、ベネチア経由のミラノ1泊の行程となった。

そして…

アナザースカイ放送から約1年2か月、導かれるようにロケ地フィレンツェに…(!)
なんだかわからない不思議な引力に身を委ね、旅がはじまった…

日本出発

■5月29日

夜9時 関西国際空港到着。
出発の36時間前からインターネットでのオンラインチェックインが出来るシステムを試してみた。時代は進歩している。

スーツケースを預ける為にチェックインカウンターへ。Exchangeでユーロに替えるなど、あっという間に搭乗時刻となった。

出発日を迎えるまで、目の回る日々だった-。
仕事の合間をぬって美術本やレオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロなどを予習。息子達の使用した『学習漫画 世界の歴史』(ルネサンス期)なども読んでみた。せっかく行くのだからこの機会に学ぼう。

高見沢さんのアナザースカイでもあるフィレンツェまでは、今回、飛行機 → 飛行機 → 列車を乗り継いで到着。

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■5月30日

14時22分 フィレンツェ サンタ・マリア・ノヴェッラ駅到着~!
駅を出ると、サンタ・マリア・ノヴェッラ教会とドゥオーモが目に留まり、これまでフィレンツェにご縁がなかったことを悔やんだ… 駅に着いただけでテンションが上がり、しばし異邦人に…

早速ホテルチェックイン。
その後、散策へ。まずはドゥオーモの螺旋階段を登りクーポラを目指す。
歳を重ね足が悪くなってからでは登れないな、などと考えながら…
途中、クーポラ内の絵画が…! どうやって描いたのか… 足場といっても命がけ…?

パンフレットで何度となく見てきたドゥオーモ。展望台として人が登れるとは最近まで知らなかった。
夕刻だけど快晴。そして心地よい風もある、オレンジの屋根、時折鐘の音が聞こえる…
夢見心地で感動~!

ドゥオーモの後は早速ジェラート。パンナコッタ味、濃厚で美味し~い!
メガネ屋さんの『Ottica Galanti』を見つけた。『TOM FORD』のいいサングラスがあれば買おうと思っていたが(私には)斬新すぎて断念…。
洗礼堂(天国の扉)で写真を撮り、洗礼堂内部へ。

初日の観光はこれくらいにしてB級グルメの中央市場に移動、夕食を。
ピザとカルボナーラとビールで乾杯。

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■5月31日

朝食後は、予約時間8時45分のウッフィツィ美術館へ。
ホテルからアルノ川沿いを歩き到着。朝の心地良い空気が快適。
すでに入館を待つ人の列が出来ていた。

彫刻をはじめ、ボッティチェリ『ヴィーナスの誕生』や『春』、レオナルド・ダ・ヴィンチ『受胎告知』、カラヴァッジョ『バッカス』、『メドゥーサ』…

ルネサンスに触れ、これまでの美意識が崩壊。
そして、気持ちを新たに、ロッソ・フィオレンティーノ『奏楽天使』とのご対面☆
これなのね、タカミー。かわいい… 穏やかな優しい気持ちに…
写真を撮る方も多分にいた人気の作品。

ヴェッキオ宮入口右側の壁面にミケランジェロの落書きを発見☆ いろいろな説があるとか。
シニョリーア広場のテラスで軽く食事のあとはヴェッキオ橋へ。

これが有名なポンテヴェッキオかぁ…

想像していた感じと少し違った。宝飾店が並び面白い。ヴェッキオ橋とドゥオーモの屋根が一直線になる設計も興味深い。

初日行けなかった『ジョットの鐘楼』へ。
ドゥオ∸モと同じく螺旋階段を登り上部テラスへ。ドゥオーモの迫力をもう一度。

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夕刻となり、駅からのタクシーで高見沢さんがロケで行かれたという、
レストラン『Trattoria da BURDE』へ。 Tボーンステーキとトスカーナワインで乾杯。 ステーキの塩加減が絶妙にいい!岩塩?本当に美味しい! ミシュランガイドに掲載されるのもわかる気がする。お店の方もとても親切でまたいつか訪れたい…

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■6月1日

午前中『サン・マルコ美術館』まで散歩。
フラ・アンジェリコ『受胎告知』とのご対面。35歳の高見沢さんに衝撃を与えた絵…
コンサートで演奏される頻度が多いと思っていた『悲劇受胎』。そんなエピソードが隠れていたなんて。

かつて修道院だった美術館。ルネサンスの立役者、メディチ家のコジモ・イル・ヴェッキオの「瞑想室」も印象深い。
何を想い瞑想していたのか… 遥か古に想いを馳せる…
あなたの功績はのちに、また一人ジパングから来た人間に伝わっています…

サン・マルコ美術館前のバス停からミケランジェロ広場へ向かうことにした。
大きなダビデ像が迎えてくれる。ミケランジェロ広場から眺めるフィレンツェの街並みもいい。
なんとも幸せな気持ちに…
暑いくらいの日差しの中、広場から歩いてピッティ宮殿(パラティーナ美術館)へ。

到着。

え、これ? ド迫力のピッティ宮殿が…! しばしピッティ広場に腰を下ろし休憩。
そしてパラティーナ美術館に入った。
閉館時間まで約1時間。ラファエロファン必見、お約束の11点の作品に出会えるだろうか。
いきなり現れた、天井も床も四方の壁も全て絵で施された大きな広間が印象的。
館内は壁という壁に絵画が所狭しと飾られ…凄い。
ラファエロの作品11点のうち8点を見つけることが出来た。ラファエロの自画像も!

フィレンツェ滞在時間もあと少し。
ヴェッキオ宮のレオナルド・ダ・ヴィンチとミケランジェロが対決した「五百人広間」を観たかったが時間の都合で断念…。想像で楽しむとしよう。

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■6月2日

早朝、フィレンツェから列車でリミニ駅へ。
到着後、専用車のドライバーさんと合流。 タブレットを使用したウェルカムボードを掲げてくれていた。

Nice to meet you!

握手と最高の笑顔で迎えてくれた! パーパスさんの丁寧なフォローのおかげだ。

10時45分 いざ『Vigna di Takamiy(ヴィニャ・ディ・タカミー)』へ…!
現地ドライバーさんも高見沢さんの葡萄畑への依頼は今回が初めてのようだった。
天気もIt’s Fine!  車窓からはのどかな景色が広がり、人生にこんなワクワクする時間が訪れるとは…!
そんなことを考えながらティターノ山を高く望む葡萄畑に着いた…

例のサインボードをすぐに見つけた! うわー本当に来ちゃったー!!
この旅の計画途中に『ヴィニャ・ディ・タカミー』の情報をキャッチ。ものすごくタイムリーだった。
訪ねることは出来るのか? 急遽確認してもらいOKが出た…(!)

現地ドライバーさんに、高見沢さんの「サンマリノ共和国 騎士の称号授与式」の画像を見てもらった。 そして(葡萄畑に来れたことが)「嬉しくてドキドキしています」というイタリア語を画面で伝えた。(非常に便利だ…)気持ちは伝わったようだ!“高見沢さんはギタリストでとても紳士的な方です“というようなことも伝えた。

最高の気候、最高の地形、最高の土壌に育まれ、タカミーの葡萄は造り手(カーサ)の方々により健やかに収穫の時を迎えることでしょう… 美味しい甘い葡萄となりますように…と願いを込めて…

その後は、『サンマリノ神社』に到着。
東北大震災の犠牲者を追悼して建立されたサンマリノ神社。
2014年世界一平和な国にヨーロッパ初の神道式神社が出来た。きれいに整備された公園のようなところにあった。

“犠牲になられた皆様のご冥福を心からお祈り致します”

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12時25分 サンマリノ共和国に到着。
ドライバーさんとのお別れ。

“グラツィエ ミッレ!“(どうもありがとう!)
覚えたてのイタリア語で気持ちを伝えた。

最高の時間を創ってくださった素敵なドライバーさん、パーパスジャパンさま、そしてオッジフルッタさまに心より感謝致します。

チェックインタイムまで、宿泊のホテルにスーツケースを預け散策へ。
天候に恵まれ絶景が目の前に広がった… タメイキが出るほど美しい…
アドリア海も見える… 学生の頃、地図が好きだった私。
地中海やアドリア海は遠いところで、なんとなく特別だった。
なんて素敵な時間…

世界一平和な国で世界遺産の絶景を見ながらのランチ。

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そして、第一の塔 グアイタへ。
葡萄畑などの余韻、そして絶景を前に心ここにあらずの私がいるのも致し方がない。

第二の塔、聖マリノ教会、リベルタ広場、ケーブルカー乗り場、お店などをゆっくり散策した。

リベルタ広場… ここでコンサート? 天空の夜空に光る美しい照明を思わず想像してしまった…
平和を願い実現したら嬉しい。

第一の塔 グアイタより「ヴィニャ・ディ・タカミー」を望む
第一の塔 グアイタより「ヴィニャ・ディ・タカミー」を望む

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サンマリノの夕日を見ながらいただくディナー。ボリューミーで満足。
第一の塔 グアイタのサンセットを写真に収める為に足早にお店を出る。

ギリギリ間に合った…!

誰もが憧れるロマンティックな光景… 見れて良かった…!
そして最後に、楽しみにしていた「サンマリノワイン」を購入。
梱包用のプチプチはバッチリ用意してきた。

あともう1泊したい、そんなことを思いながら眠りについた。
そして番組中の高見沢さんが経験した雪のサンマリノは、かえって貴重かもしれないということを思った…
今度来るときはコンサートかな…

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■6月3日

時間がなく、朝食は日本から持参したカップ麺を。
7時45分 タクシーでリミニ駅へ。リミニからベネチアへ列車で移動。

12時20分 サンタルチア駅到着。

駅前に運河が-! サン・マルコ広場まで歩く。水の都と言われる意味がわかった。
細い路地で何度か迷子になりかけた…
難易度が高いなぁなどと考えながら、ピザと今ベネチアで人気だという『ジェラテリア・スーゾ』のジェラートで軽く食事。

フェニーチェ劇場へも行ってみた。
観光客で賑わっていたサン・マルコ広場に戻り、ヴァボレットに乗ってサンタルチア駅へ。
20時前、ミラノに向けて出発。イタリアの列車もだいぶ乗り慣れてきた。

22時15分 ミラノ中央駅到着。
駅前のモニュメント、ホワイトアップルが印象的。2015年に出来たとか。
ホテルチェックイン。

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■6月4日

朝食後、地下鉄に乗って、レオナルド・ダ・ヴィンチ『最後の晩餐』見学へ。

予約時間11時15分。
遠足中と思われるイタリアの子供たちがサンタマリアグラツィエ教会のレクチャーを受けていた。
15分の鑑賞時間のうち数分は『最後の晩餐』を二人占めすることも出来た。ものすごく贅沢。
大満足し、ミラノ大聖堂へ向かう。
大聖堂は圧巻。ガッレリア周辺を散策したのちマルペンサ空港へ。

メインディッシュの連続のような旅もそろそろ終わりに近づき、
19時 ミラノ マルペンサ空港を出発し、帰国の途へ。

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機内ではこの旅の締めくくりに、映画『ボヘミアンラプソディー』を観た。
ライブエイドのシーンはやはりアルフィーと重ねてしまった…

観た者を幸せにする伝説のバンド… そんなアルフィーに出逢えたことを幸運に思う。

今回ルネサンスの発祥の地、フィレンツェについて深く知る機会をくれたのは、まさしく高見沢さん。本当にありがとうございました。
そして天空のサンマリノでアルフィーのコンサートに参加したい… また新たな私の夢が出来ました。

あきらめない夢は終わらないー。

                  * * * * *

パーパスジャパンご担当の山内様、私たちの想いに寄り添い、細かなご配慮等本当にありがとうございました。おかげさまで良い旅の思い出が出来ました。今後も皆様のご発展を心よりお祈りしております。

ツアープランナーからのコメント

まさにアナザースカイのようなドラマチックな旅行記を頂戴し、誠にありがとうございます。番組で放送されていた場所を巡礼するように1つ1つお客様が感激しながらいらっしゃった様子が目に浮かびました。今回のご旅行をサポートさせて頂けて感無量です。また次回ご用命の際はお気軽にご相談ください。この度は弊社をご利用頂きありがとうございました。

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