7月の中旬、アルザスからブルゴーニュにかけて、夫はワイン、妻は中世の旅をセッティングしていただきました。
期間:2019年7月11日~2019年7月19日
MT&NT ご夫妻
GON-001528
7月の中旬、アルザスからブルゴーニュにかけて、夫はワイン、妻は中世の旅をセッティングしていただきました。
シャルルドゴール空港に早朝に着き、TGVでストラスブールに到着。
ストラスブールでは旧市街のノートルダム大聖堂の近くに泊まりました。築500年のアルザスの伝統的な木組みのホテルは、一見崩れ落ちそうですが、中は改装されてとても快適でした。大聖堂の鐘の音が間近に聞こえ、観光にも便利なベストロケーションでした。
2日目の朝、ストラスブール在住の日本人ガイドさんに迎えに来ていただき、コルマール、リボーヴィレなど「フランスで最も美しい村」を車で回り、現地のお話などいろいろ伺いながらアルザスワインと郷土料理を楽しみました。
この地方はコウノトリがシンボルなのだそうで、屋根の上で子育てをしている様子をたくさん見ることができました。黒と赤のコントラストがとてもきれいです。
3日目はストラスブールからTGVでディジョンへ移動。ブルゴーニュ公国の繁栄がしのばれる街を散策し、4日目は最高のお天気に恵まれ、先週は猛暑だったというのが嘘のように風が心地よい7月のブルゴーニュ。ワインに精通した現地の日本人のガイドさんの運転で黄金の丘を快適にドライブし、ワインを試飲をして回りました。
5日目はボーヌから車でヴェズレーまでのロングドライブ。ロマネスクの至宝がてんこ盛りの1日でした。
今回いろいろとフランスの美しい村を回りましたが、中世の村、スミュール・アン・オーソワの昼下がりは人っ子ひとりおらず、こんなに美しい所がもし日本にあったら、観光バスや車で大変なことになっているだろうと驚きつつ、静けさの中でフランスの村を堪能しました。
楽しみにしていた900年の歴史を持つロマネスク建築の最高峰、フォントネー修道院。
マロニエや菩提樹の巨木の森に囲まれたシトー派の最古の修道院は、絢爛豪華なゴシック建築をたくさん見てきた目にはことさら新鮮で、心が洗われるようでした。
<フォントネー修道院>
そしてヴェズレーの丘に建つサント・マドーヌ大聖堂。あいにく改修中とかで、正面部分にはネットがかかっていて残念だったのですが、中に入ると2色の石が使われたアーチと彫刻が美しい大聖堂に光が降り注いでいました。
私たちの到着5分後に思いがけずコンサートが始まりました。素晴らしい中世アンサンブルの奏でるマリア賛歌を、スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路の出発地であるこの大聖堂で聞くことができるという幸運!この旅の最大のハイライトとなりました。これもガイドさんが気付いてくださったおかげで、自分たちでは素通りしていたかもしれません。
日本からはるばる尋ねてきた観光客が、数百年の時を経て同じ曲を聴いているのかもしれないというこの時を、まるで奇跡のように感じました。
最後の2日間はパリを観光。どうしても逢いたかったクリニュー中世美術館の「貴婦人と一角獣」のタペストリーも無事に見ることができ、ワインと中世の旅は大満足で終わりました。
お世話になった皆さま、誠にありがとうございました。
ご夫妻でフランスブルゴーニュ&アルザス地方のワイナリーとフランスらしい中世の村巡りをされたいとの事で来店されました。今まではレンタカー等で旅行をされていたようですが、ワインという事もあり弊社に相談に見えました。ご出発前に教会コンサートの鑑賞を希望されていましたが、日程が合わず諦めていらしたのですが、偶然にも現地で訪れた大聖堂でコンサートを鑑賞でき、感動されてました。旅先での偶然のプレゼントでしたね。