3月14日〜3月18日までフランス開発機構、ノルマンディー地方観光局主催の「ノルマンディー地方プレツアー」に参加させて頂きました。
今回研修で訪れたノルマンディー地方はフランス北西部の地方でパリから日帰りもしくは2、3日のショートトリップとしても楽しめます。
日本人観光客に人気なノルマンディー地方の有名観光地と言えば世界遺産にも登録されているモン・サン・ミッシェルですが、他にも多くのフランスらしい魅力がありました。
期間:2019年3月13日~2019年3月21日
パーパスジャパン:三上
GON-001532
3月14日〜3月18日までフランス開発機構、ノルマンディー地方観光局主催の「ノルマンディー地方プレツアー」に参加させて頂きました。
今回研修で訪れたノルマンディー地方はフランス北西部の地方でパリから日帰りもしくは2、3日のショートトリップとしても楽しめます。
日本人観光客に人気なノルマンディー地方の有名観光地と言えば世界遺産にも登録されているモン・サン・ミッシェルですが、他にも多くのフランスらしい魅力がありました。
羽田空港発、エールフランス航空でパリに向かいました。
夜便ですと、飛行機で眠るのが苦手な方でも比較的眠りやすいと思います。通常飛行機で一切眠れない私でもぐっすり眠る事ができ、快適な空の旅でした。
今回の機内食はこちらです。
「夕食」
・プロヴァンス風小麦のサラダ
・鶏胸肉のタラゴン入り白ワインクリームソース
・焼き野菜/ジャガイモ/ブロッコリー
または
・サケの黄金焼き(卵だれ漬け)
・米飯と海苔/タマネギ/ニンジン/金時豆
・チーズ
・イチゴとユズのムース
・コーヒーとお茶
「朝食」
・オレンジジュース
・コーヒー、紅茶、ホットチョコレート
・乳製品
・ パン、バター、ジャム
・スクランブルエッグ/ハム/豆のトマトソース煮/潰して焼いたジャガイモ/ホウレンソウ
パリ到着が現地時間の5時過ぎと早朝でしたので、空港の敷地内にあるホテルで5時間程休憩を取りました。
《ホテル詳細》 Mercure Paris CDG Airport&Convention
https://www.accorhotels.com/gb/hotel-0577-mercure-paris-cdg-airport-convention-hotel/index.shtml
こちらのホテルは本当に空港の敷地内にあり、アクセスが良いです。
空港ホテル間に、無料のシャトルバスで10分程です。
バスタブ付きの部屋あり、スタンダードのダブルルーム利用でしたが、広々していて快適に過ごせました。
その後バスにてモン・サン・ミッシェルへ。
道中のレストランにて昼食をとりました。
18世紀の建物がそのまま使われていてとてもかわいらしく、フランスの田舎らしい雰囲気。木の天井、木で縁取られた壁、赤いテーブルクロスなどカントリーチックなインテリアが魅力的です。
Menu de terroir というこの地域でとれた食材を豊富に使用したコースを頂きました。
飲み物として2種類のシードル(リンゴのお酒)を味わいました。
ノルマンディー地方は寒冷な気候で葡萄の栽培が難しいため、昔からリンゴを使ったシードルが親しまれてきました。クリームを多く使用する地方料理にさっぱりとしたシードルが良く合います。
今回はシードルと洋梨のシードルを飲みましたが、洋梨のシードルがよりさっぱりとしていて、お料理にあっていて私はとても気に入りました。
また、お料理もなかなかボリューム満点で昔ながらのフランス料理でした。
前菜のPont-L’Eveque というこの地方のチーズを春巻きの皮で巻いて揚げたものが濃厚なのに癖が無く、美味しかったです。
《レストラン詳細》Auberge de la Touque in Point-L’Eveque
https://www.aubergedelatouques.com
更にバスで西に進むとモン・サン・ミッシェルに到着です。
パリからモン・サン・ミッシェルへの移動は5時間弱かかるのでこの時点で既に夕方でした。
一度ホテルに荷物を置いて、ホテル近くのレストランで夕食を取りました。
店内はクラシカルでエレガントな雰囲気。天井が高くて開放感があるデザインです。
デザートのフランボワーズのムースケーキが軽い口当たりで美味しかったです。
オレンジのソースとも良く合っていました。
《レストラン詳細》Le Relais du Roy
https://hotels.le-mont-saint-michel.com/le-relais-du-roy/
この後、腹ごなしに対岸のレストランから長い橋を渡り、夜のモン・サン・ミッシェルの姿を見に行きました。
夜は島にぽつぽつと明かりがともっており、実に幻想的な姿でした。
モン・サン・ミッシェルは早朝、昼、夕方、夜とそれぞれの時間によって景色ががらりと変わります。是非日帰りでは無く、宿泊をしてそれぞれの時間帯の景色をご覧になって下さい。
※モン・サン・ミッシェルと対岸を結ぶバスは対岸ストリートのバス停にて
朝7:30から夜中12:00まで10分から15分おきに出発します。(季節によって変動あり)
本日の宿泊ホテルは以下です。
こちらのホテルはモン・サン・ミッシェルの対岸ある3星ホテルです。
スタンダードのダブルルーム利用でした。お洒落なブルーを基調としたデザイン性のあるお部屋でしたが、エレベーターが無いので荷物を部屋に持っていくのが少し難しいつくりでした。
《ホテル詳細》Hotel Restaurant Gabriel
https://hotels.le-mont-saint-michel.com/hotel-gabriel/
ホテルにて朝食後、対岸シャトルバスにてモン・サン・ミッシェルへ。
あいにくの曇り空でしたが、朝の姿も美しいものでした。
到着後、専門ガイドと共にモン・サン・ミッシェル内を散策しました。
【モン・サン・ミッシェル】
言わずと知れた世界遺産の修道院。その壮大さ、美しさから「西洋の脅威」とも言われています。日本人観光客からの人気も絶大です。
今回の様に歴史ガイドとのツアーで回るのもより深くモン・サン・ミッシェルを知りたい方におすすめです。
その後島内でランチを頂きました。
こちらは有名なフワフワオムレツのレストランです。
店内を入るとすぐにオープンキッチンが見え、リズミカルに卵を大きなボウルで泡立てる若いシェフが。その横でマダムが大きなオーブンに長い柄のフライパンで1つ1つ丁寧にオムレツを焼き上げています。
前菜はシーフードサラダ、デザートはメレンゲ。
オムレツもフワフワでとても美味しかったです。付け合わせがキノコ、ポテト、ソシソン(乾燥ソーセージ)から選べました。私が選んだソシソンは、肉厚で肉のうまみがたっぷりでした。日本だと味わうのが難しい、素材が活きている美味しさでした。
《レストラン詳細》Auberge de la mere Poulard 本店
https://lamerepoulard.com
その後、モン・サン・ミッシェルを後にし、バスに1時間45分程揺られ、La maison de biscuit(ビスケット屋さん)に到着しました。
1930年から5世代に渡って経営されており、店内に入るとふんわりとお菓子の焼ける香りがします。
粉、バター、卵、砂糖など材料は全てオーガニックでノルマンディー産のものを使用。ここではフィナンシェが有名です。
厨房で焼いたお菓子の他にもフランス各地の名産を購入出来ます。ジャム、ドライトマト等の乾燥食品、スパイス、缶詰、お茶、、かなり種類豊富です。また、カフェが併設されているのでお茶や朝食をとる事も出来ます。とてもリラックス出来る店内です。
(朝食)
毎週日曜日 朝 9:00〜10:30 8.50€
ブリオッシュ、手作りパン、ジャム、バター、オレンジジュース、ココア等
《お店詳細》La maison de biscuit
https://www.maisondubiscuit.fr/fr/
その後、映画、「シェルブールの雨傘」で有名なシェルブール(Cherbourg-en Cotentin)へバスにて移動します。
ホテルチェックイン後、ホテルから徒歩10分の港沿いにあるレストランでディナーを頂きました。
シーフード料理店で素材の美味しさを活かす料理が地元の住民にも人気のレストランです。イカのソテー、タラのホワイトソースのムニエルなど、いずれも素材の味が濃く、美味しく頂けました。
《レストラン詳細》Restaurant Le Liberty
http://restaurant-leliberty.fr/le-restaurant/
本日の宿泊ホテルは以下です。
Cherbourg 鉄道駅より徒歩8分の当ホテルは大きな窓があり、港を一望出来ます。
朝食の種類も豊富でパンと共にノルマンディー特産のジャムや色々な種類の蜂蜜が食べられます。
《ホテル詳細》Hôtel Mercure Cherbourg Centre Port
https://www.accorhotels.com/ja/hotel-9622-hotel-mercure-cherbourg-centre-port/index.shtml
朝食後、ホテルから徒歩20分ほどのところにあるLa cite de la mer(海洋博物館)に向かいます。
【La cite de la mer 海洋博物館】
シェルブールにある海洋博物館。
ここシェルブールはタイタニック号が沈没前、最後に通信を取った土地です。
ですので、船内を再現した部屋等、タイタニック号まつわる展示が多くあります。
また、フランス海軍の電子力弾丸ミサイル潜水艦「La Redoutable」があります。
オーディオガイドを借り、船内を見学できます。(日本語なし)
内部をかなり隅々まで見学出来るので戦艦好きの方にはかなり興味深い展示だと思います。
その後、バスで30分ほど行ったところのレストランで昼食を頂きました。
お土産屋さんが併設されている大型なレストランです。
お食事の後にショッピングも出来ます。
ノルマンディー地方のバターや卵を使ったクッキーやマドレーヌ、チョコレート、ジャムなど多くの商品を取り揃えていました。
また、デザートのタルトタタンはノルマンディー産のリンゴをバターと砂糖でじっくりと煮込んだ濃厚な味わいでした。
《レストラン情報》Le biscuit de Saint Mere Eglise
http://biscuit-sainte-mere-eglise.com/fr/
食後、徒歩5分ほど能登頃にあるAirborn Museum(空挺博物館) へ。
ここから終日、第2次世界大戦のヨーロッパ戦線であったノルマンディー上陸作戦の跡地を巡るコースになります。
【Airborn museum 空挺博物館】
この博物館の目の前にあるサント・メール・エグリーズ教会の界隈は第二次世界大戦のヨーロッパ戦線で有名な「ノルマンディー上陸作戦」の最初の戦いがり、街が破壊され、大きな被害がでた場所です。ここの博物館ではノルマンディー上陸作戦関連の展示物や模型、実際の遺品などが展示されています。
1人1つずつタブレットを持って館内を回り、ゲーム感覚で展示を楽しめます。
1944年9月、連合軍による空挺作戦決行の地であり、ポーランド軍のパラシュート作戦、また野戦病院の様子などが生々しく表されていました。
当時使用されたジープや飛行機のモデルなどもあるので、戦艦が好きな方は楽しめそうでした。
《博物館情報》Airborn Museum
https://www.airborne-museum.org
その後バスにて16分程移動し、Utah Beach Museum (ユタビーチ上陸記念博物館)へ。
【Utah Beach Museum ユタビーチ】
一面に殺伐としたビーチが広がっており、ノルマンディー上陸作戦では最も西の上陸ポイントである場所です。砂浜の目の前に2つの記念モニュメントがあります。
ビーチの側には最近改装されたばかりの大きなミュージアムがあり、ユタビーチでかつて行われた上陸戦争の様子を展示物から学ぶ事ができます。中には小さな映画館もあり、当時の様子がモノクロ映像で流れています。
お土産ショップも併設しており、ポストカード等を購入できます。
《博物館詳細》Utah Beach Museum
https://www.utah-beach.com
見学後、バスにて約45分程移動し、Omaha Beach へ。
【Omaha Beach オマハビーチ】
第二次世界大戦の当時、連合軍がナチス・ドイツを相手にヨーロッパ上陸作戦を行いました。史上初であるこの軍事作戦でノルマンディー上陸作戦が勃発し、第二次世界大戦は終焉に向かいました。
今は公園として整備されていますが、かつての銃弾が建物に埋まっていたり、
オック岬の崖の上は、上陸前に行われた爆撃と艦砲射撃で、クレータだらけの荒廃とした地形に変わったままです。
今回は訪れませんでしたが、こちらのオマハビーチにも博物館があります。
ノルマンディー上陸作戦をもっと深く知りたい方は是非訪れてみて下さい。
《博物館詳細》Musee memorial Omaha
http://www.musee-memorial-omaha.com
その後、カルヴァドス圏の主要都市カーン市内へ入ります。
ホテルチェックイン後、カーンのレストラン街として有名なRue du Vaugueux にある地元料理レストランにてディナーを頂きました。
外観、内装ともにとてもお洒落です。
木の枠組みで飾られている所がカントリーチックでとてもかわいらしい雰囲気でした。
メインのお料理はノルマンディー特産品サン・ジャック(ホタテ)のソテーでした。
ノルマンディーに住む人々に会うたびに、サン・ジャックはもう食べた?美味しいでしょう!と言われていました。食べてみて納得。とても肉厚で海の香りも濃厚です。しっかりメインを張れる食材だと感じました。
《レストラン詳細》Le petit B
http://www.leptitb.fr
宿泊ホテルは以下です。
こちらのホテルは、カーン鉄道駅からは歩いて10分弱、さらに観光のアクセスにも非常に良いところにあります。
周りにはレストランやお店も沢山あり、活気のある界隈です。
《ホテル詳細》Hotel Mercure Caen Centre Port de Plaisance
https://www.accorhotels.com/gb/hotel-0869-mercure-caen-centre-port-de-plaisance-hotel/index.shtml
朝食後、カーン中心部をセグウェイで回るツアーに参加しました。
各自にてセグウェイに乗り、歴史や市内に詳しいガイドさんと一緒に観光します。
カーン市庁舎から出発し、男子修道院とサン・ティティエンヌ教会を見学し、
裁判所へ向かい、市内のマルシェ等ををぶらぶら散策し、ノルマンディー美術館へ。その後カーン城、カーン場からのパノラマ鑑賞、女子修道院とトリニティ教会へ。
セグウェイの載り方はガイドさんがしっかりと教えてくれますし、坂道や水たまりの上もスイスイ進めるので、かなりおすすめです。
その後、カーン市街地を離れ、小さな村、Le Breuil en Auge へ向かいます。
村内のレストランにて昼食を頂きました。
お店の外観、内装がとても可愛いレストランです。
オークルを基調とした優しい色味の建物で、内装も明るいイエローでかわいらしくまとまっており、逆に食器類は洗練されたデザインで、アクセントになっていました。
お料理もメインがとてもユニークなものでした。
タラに鱗を見立てたポテトの薄切りを貼付けてオーブンで焼いたお料理です。
サン・ジャックのソースもマッチしており、美味しく頂けました。
《レストラン詳細》Le Dauphin
http://www.ledauphin-restaurant.com
食後、バスで蒸留酒、カルバドスの生産施設Chateau de Breuil(シャトー・ド・ブリュイル)へ。
【Le chateau de Breuil シャトー・ド・ブリュイル】
ここはリンゴの蒸留酒であるカルヴァドスの生産施設です。
シャトードブリュイルは、カルバドス最良の産地といわれるノルマンディー・ペイドージュ地方にあるシャトーで、数百種類のリンゴを使って生産されています。城内にもリンゴの木が見られます。小規模ながらも由緒あるシャトーは重要文化財級の豪奢な建物で、格調高いテイスティングルームには歴史を感じます。また気軽に試飲が出来るコーナーもありました。
そして昔ながらの製法を守り、じっくりと時間をかけて蒸留された原酒を、選び抜いたオーク樽に入れて熟成させるというこだわりを変わらず持っています。
また、最近では樽の倉庫を解放し、プロジェクティングマッピングで樽に映像を映し出すというユニークな試みもしている様です。
《施設詳細》Le chateau de Breuil
https://www.chateau-breuil.com/fr/presentation-2-2/
その後、バスにてTrouville sur mer (トゥルーヴィル)へ向かいます。
ホテルにチェックインした後、近くの魚市でアペリティフを頂きました。
ここTrouville は高級リゾート地のあるDeauville(ドーヴィル)の隣にある都市であり、規模は小さいですが、華やかで活気のある漁師街です。
海岸沿いには画家サヴィニャックの手がけたカラフルな絵が一定間隔で飾られています。彼の絵を鑑賞しながら散歩するのも楽しそうな雰囲気でした。
また、漁師町ですので、魚市場が多く見られます。
夕食前のアペリティフとして、新鮮な魚介類をシャンパンや白ワインとと共にテラスで楽しんでる人も見られます。
今回はエビ、カキ、ムール貝のワイン蒸しを頂きました。白ワインがとっても合い、美味しく頂きました。
その後、レストランへ移動して夕食です。
アペリティフで魚介類を食べましたので、夕食はステーキを。
肉厚でとても美味しかったです。
《レストラン詳細》Le central Trouville
https://www.groupe-hvc.com/fr/le-central-restaurant
本日の宿泊ホテルは以下です。
海岸や魚市からほど近いホテルです。また、部屋の窓からカジノが真っ正面から見えるので、迫力がありました。
ホテルの周りにはスーパー、お土産物屋さん、パン屋さんなどお店が沢山ありました。
《ホテル詳細》Hôtel Mercure Trouville-sur-Mer
https://www.accorhotels.com/ja/hotel-9800-hotel-mercure-trouville-sur-mer/index.shtml
ここでノルマンディー地方の旅は終了です。
日本人旅行者にはノルマンディー地方はモン・サン・ミッシェルというイメージしかないという方も多くいると思います。
今回の研修を通してノルマンディー地方の新たな魅力を発見できました。これからの皆様のご旅行にいいアドバイスが出来ればと思います。
皆様ぜひ、フランス旅行を計画する際にはノルマンディー地方まで足を伸ばして見て下さい。
* * * * *
3月18〜3月20日はマルセイユにて開催された「ランデブー・アン・フランス」ワークショップに参加させて頂きました。
マルセイユの町は危険な街だという印象を持っている人が多くいると思いますが、ここ数年、旧港の周りを中心に整備され、とてもきれいな街に生まれ変わっていました。
朝、港沿いを散歩するととてもいい気持ちです。
しかしまだ、マルセイユ鉄道駅付近は注意が必要です。
2日間のワークショップでは、フランス現地の最新の情報を収集し、皆様により楽しんで頂けるようなご提案が出来る様に頑張って参りました。
皆様是非、魅力たっぷりなノルマンディー地方、フランス旅行をご検討下さい。
お問合せお待ちしております。