＜ 旅行行程 ＞

成田発 → 1・2日目　セビージャ泊 → 3日目　アルコス・デ・ラ・フロンテーラ泊 →
4日目　セビージャ泊 → 5・6日目　メノルカ島カランポルテル泊 →
7・8日目　メノルカ島カランボッシュ泊 → 9日目　マヨルカ島パルマ泊 →
10・11日目　マヨルカ島フォルナルッス泊 → 12日目　マヨルカ島パルマ泊 → 羽田着

昨年訪れたメノルカ島の美しさが忘れられず

しかも、そこで再びカヤックだけでなくSUPがどうしてもやりたくて、今年はメノルカ島中心の旅行にしたいと思いました。その希望を稲毛さんにお伝えしたところ、マヨルカ島も是非にと勧めていただき、このようなプランになりました。

セビージャは大好きな町で、今回で4回目になりますが、まだ一度もアルカサルにもカテドラルにも行ったことがなく、今年はその両方を訪ねました。プチアルハンブラのようなアルカサルや荘厳なカテドラルに感動。また、この日の夜にはセビジャーナのアナ（私のスペイン語の先生）に会えて、バルで6時間も時を忘れて語らいました。彼女お勧めのMECHERAでのランチも凄く美味しかった！

3日目に訪れたアルコスは白い村で、宿泊したパラドールからの景色が最高。その夜のモロッコ料理レストランもとても美味でした。翌日はヘレスのボデガでシェリーを楽しみ、夜は趣味のフラメンコを堪能しました。

さて、いよいよ今回の旅のメイン、憧れのメノルカ島です。

メノルカ島でSUPをするために、逗子や葉山で5回ほど練習してきました。期待いっぱいのメノルカ島でしたが、メノルカ島はこの時期風が強いらしく、2日目夕方のSUPは中止、というメールを受け、出鼻をくじかれ、かなりがっかり。しかし、気を取り直し、朝1番でコバデンショロイという洞窟カフェ（夜はディスコ）に行き、ゆっくりと美しい海を眺めました。開店と同時に行ったので、混雑を避けて洞窟からの絶景を楽しめました。

午後は綺麗なビーチで泳ぎました。ビーチへはホテルから2分くらい、シュノーケリング用のマスクも購入し、透明な海を楽しみました。しかし、夕方、翌日のカヤック遠足も中止のメールが！！私たちの落胆ぶりを想像して下さい。しかし、翌日は違うビーチでSUPのサンセットを予約しており、メールで問い合わせたところ、「サンタンデールの海は非常にトランキージョ（静か）、大丈夫。」との返事をもらい、気を取り直して次のビーチへ移動しました。

この日は移動日でもあり、かなり慌ただしかったので結果オーライでした。自分で見つけたホテルでしたが、移動のバスがわからず、あちこちで聞きまくり、発車間際のバスを止めて飛び乗るという冒険でした。

さてメノルカ島3日目、ようやく念願のSUPサンセットが実現できました。インストラクターはもちろんスペイン語オンリー、拙いスペイン語でフランと話し、日本語でフランの指示を夫に伝えるという楽しい時間でした。海は限りなく綺麗でしたが、水温の影響でメドゥーサ（くらげ）がいっぱい！絶対落ちない、と自分に言い聞かせました。この日は曇っていてサンセットは見られませんでしたが、念願のSUPができ満足でした。

翌朝もSUP遠足の準備をして迎えを待ちましたが、またもや、「がーん！！」強風のため遠足中止のメールが。落胆しても仕方がないので、いざ、ビーチへ。ここもビーチフロントなのでまるでプライベートビーチです。去年見て気になっていた足こぎ・滑り台付きボートを予約し、強風の海へいざ出発。還暦夫婦がまるで子どものように足こぎで沖へ出、何回も滑り台で滑っては潜り、地中海を遊びまくりました。

しかし、やはり諦めきれず、再度サンセットSUPができないかメールしたところ、フランがOKを出して迎えに来てくれました。相変わらず風とうねりはありましたが、私の願いにフランが折り合いをつけてくれたようです、ありがとうね、フラン。

逗子でも葉山でも経験したことがないようなうねりでした。フランは、うねりより何より風が一番怖いと言っていました。昨日と違うコースを案内してくれて、途中洞窟に立ち寄ったり、湾で遊んだりしながらサンセットを待ちました。風もあり、波もうねりもある中、美しい地中海のサンセットをSUPで見ることができ、感動でした。SUPも上達したと思います。ほんとに、無理を聞いてくれてありがとう、フラン。

9日目、マヨルカ島へ移動しました。

マヨルカ島のパルマは巨大都市で大型観光バスと人の多さにびっくり。翌日は稲毛さんお勧めのフォルナルッス村へ向かいました。途中寄ったバルデモサ村の可愛いこと。ショパンが逃避行した修道院にはグランドピアノがあって、今夜コンサートでもあるのか、普段着姿の青年がリハをやっており、ただで、美しいピアノに酔いしれました。

そして、この日のホテルが最高でした。今までのスペイン旅行で1番といってもいいくらい、ホテルカリファに迫るくらいのホテルでした。フロントのフランス人女性が実に親切で、いろいろなプランを提案してくれました。

そこで、急遽、翌日の船を予約し、ビーチ巡りをすることにしました。11日目、彼女お勧めの「スーペルエクセレンテ」なビーチに船は向かいます。途中の崖は絶景。素晴らしい景色でした。ビーチへのアクセスも洞窟巡りをしながらとても楽しい。そしてそのビーチの素晴らしさ。前は美しい海、後ろは絶壁の山々、こんな景色は見たことがありません。

12日目はデイアという村を訪ねた後、降りるバス停を間違え、ソイエル鉄道に乗ろうとしましたが歩き疲れて挫折。すごい人でチケットが変えず、断念。バスでパルマに戻りました。

翌日は帰国の日でしたが、午前中時間があったので、バルデモサを再度訪れ買い物三昧。バルデモサには素敵なお店がたくさんあってとても楽しいです。戻ったパルマでは昼間だけ開く市場があって、マヨルカ島の郷土料理でもあるフリートマジョルキンとカバで乾杯。フリートマジョルキンはバルデモサのレストランで初めて食べてすっかり好きになりました。

今回の旅もいろんなハプニングはありましたが、全て結果オーライ、いろいろな人と出会え、親切にしてもらい、SUPをはじめ、食もワインも景色も堪能でき、非常に満足しています。達成感に満ちた旅行をプロデュースして下さった稲毛さんにはとても感謝しています。ありがとうございました。