■ 8/31(土)〜9/1(日)
羽田 → シャルル・ド・ゴール → ビアリッツ → アイノア
深夜に羽田を出発し、シャルル・ド・ゴールに到着したのは早朝4時。
クロワッサンの香りのする空港内のカフェで待つこと4時間。国内線を乗り継いでビアリッツ空港に到着。迎えの車に乗って約30分。アイノアのホテル・イチュリアに到着したのでした。
スイスのコテージのような白い壁と赤い可愛い窓枠の山小屋風ホテルは、お部屋もとても品のよい可愛さです。
小さな街のショップで、バスク豚のパテ、チーズ、エスぺレッドと呼ばれる名産の唐辛子を購入。ディナーに備えて軽めのランチ用にサンドウィッチを買って部屋でいただきました。
そしてディナー。ホテル・イチュリアには星付きレストランがあるのです。
私はワンピース、夫はジャケット着用で臨んだのですが、他のお客さんはとてもリラックスしたカジュアルな服装だったので、気合いを入れすぎなくてもよかったです(笑)。
それにしても噂に違わぬ美味しさ!ホテルスタッフも皆さん感じが良かったです。
■ 9/2(月)
アイノア → エスぺレッド → サール → サンセバスチャン
午前中に日本人のドライバーさんが迎えにきてくださり出発。
エスペレッドで一面に唐辛子を干している風景やサールの街並みを眺め、海辺の街サン・ジャン・ドア・リュズへ。この街は太陽王ルイ14世とスペイン王女マリー・テレーズの結婚式が執り行われたサンタマリア教会が有名で、マカロン発祥の地でもあります。
市場に隣接するオープンスペースのレストランに並んでランチ。
イワシ、海老、アンチョビサラダ、牡蠣といずれも新鮮でとても美味しく大満足でした。
その後はお買い物。バスク織のバックを買い、専門の可愛いショップで色とりどりのエスパドリーユに囲まれてテンションMAX。日本に帰国しても履けそうなシックな色合いのものを1足ずつ購入しました。
夕刻にサンセバスチャンのホテルに到着。
この日はピンチョス巡りツアーに参加。ガイドさんが裏メニューを紹介してくださり、それぞれのお店の名物のピンチョスを堪能。1店で一人3品、ワンドリンク。
3軒巡り、スペインのワイン「チャコリ」をいただいて、下戸の私はすっかりいい気分に。少しずついろんなものをいただけるのは、あまり沢山食べられない日本人に向いているシステムです。
■ 9/3(火)
サンセバスチャン → オンダビリア
この日は1泊だけの荷物を持って、スーツケースはホテルに預け、バスに乗ってオンダビリアへ。
その前に旧市街まで歩き、オープン直後の「ラ・ヴィーニャ」へ。目当てはかの有名なチーズケーキ。流行りすぎていて興ざめではあるものの、クリーミーでとても美味しかったです。甘党ではない夫には、朝からなぜチーズケーキを食べに行かねばならないのかと不評でしたが(笑)。
予定の急行バスの前に来た各駅停車バスの運転手さんが、「オンダビリアに行くならこれに乗れ!」としきりと手招き。どうやら待っているバスの運行予定が変更になったようです。
そのバスに飛び乗って一路オンダビリアへ。
40分ほどして運転手さんが「ここだよ」と教えてくれた停留所で下車。城門らしきものをくぐり、石畳の路地を登っていった広場に。
本日の宿は、憧れのパラドール・オンダビリア。古城をリノベーションした国営のホテルです。古い石造りの建物は歴史を感じさせ、中庭やテラスには日射しが美しく差し込み、客室内はシンプルシックな内装で、窓を開けると海を一望する素晴らしい絶景です。それはそれは麗しいホテルでした。
海外旅行ではあまり宿を転々とするのを好まない私ですが、サンセバスチャンからオンダビリアに足を伸ばして本当に良かったです。
この日のディナーはオンダビリアの名店「アラメダ」で。
テイスティングメニューといういろんな種類を楽しめるお得なメニューをチョイス。
テラス席に座ると、ベレー帽をかぶった鼓笛隊の行列が、何組も同じリズムの音楽を演奏しながら城壁の方へ行進していくのが見えました。お祭りなのか聞いてみたのですが、どうやら違うらしい。ウエイターさんの解説が理解できなかったのが残念。
■ 9/4(水)
オンダビリア → サンセバスチャン
ホテルで朝食後、海辺を散策したり、ホテルのテラスで読書して過ごし、昼前にバスに乗ってサンセバスチャンに戻りました。
一昨日と同じホテルに再チェックイン。今回は海を一望するとても眺望の良い部屋でした。
旧市街に繰り出し、ピンチョスランチ。
この日はディナーのレストランの予約をいただいており、ランチは軽めに。
その後ホテルに戻り、夫は海辺をランニングしに出かけ、私はホテルでのんびり過ごしました。
ディナーは旧市街の「ボデゴン・アレジャンドロ」へ。
ここでもテイスティングメニューをオーダー。創作的なお料理はとても美味しかったです。
■ 9/5(木)
サンセバスチャン → ビルバオ
ホテルをチェックアウトし、迎えの車でビルバオへ。
1時間ちょっとでこの日のホテルに到着。この日も早速街中に繰り出し、ヌエバ広場の「グレ・トキ」などでピンチョスランチ。名物のチーズのスープが美味しい!
一旦ホテルに戻り、夕方、ベルギーに住む妹と合流。
忙しい中、私たちのバスク旅行に一泊だけジョインしてくれたのです。一緒にグッゲンハイム美術館へ。
NYのグッゲンハイムも面白い建物ですが、ビルバオのグッゲンハイムもかなりユニークです。展示物のみならず建造物も堪能できる美術館、とてもオススメです。
その後、ピンチョスディナーでバル巡り。
有名な「ラ・ヴィーニャ・デル」でフォアグラや生ハムを堪能し、もう一軒はしごしましたがお腹いっぱいに。
ホテルに戻ってから私たちの部屋に集合。サンセバスチャンの「ラ・ヴィーニャ」でチーズケーキ好きの妹のためにテイクアウトしたチーズケーキをデザートに、コーヒーを飲みながら夜更けまでお喋り。旅の醍醐味です。
■ 9/6(金)〜9/7(土)
ビルバオ → シャルル・ド・ゴール → 羽田
いよいよ最終日。
楽しい旅はあっという間です。
朝食後、散策中に入ったデパートで今更帽子を買う夫。往路で「帽子を忘れた〜!」と騒いでいたのですが、帰路でやっと。。。
ランチは侮れないと評判のグッゲンハイム美術館のレストラン「カフェ・グッゲンハイム」へ。デザートのフレンチトーストで満腹に。
ホテルに戻る道中でスペインブランドのマッシモドゥッティでセールのニットなどを買い、ホテルに戻ってパッキング。妹と一緒にタクシーでビルバオ空港に。
妹は一足早い17時台の便でマドリード経由でブリュッセルに帰国。
私たちは18時5分ビルバオ発、深夜のシャルル・ド・ゴール発で帰路に。
翌土曜日の夕刻、無事羽田に到着したのでした。
大満喫!!
余談ですが、機内でみる映画も実は楽しみで、今回は往路で「翔んで埼玉」「マスカレードホテル」、復路で「アラジン」「メリー・ポピンズ」「マダム・フローレンス」を視聴。
「翔んで埼玉」サイコー(笑)。
■ さいごに
パーパスジャパンの三世様には本当にお世話になりました。
プランニングの際にも的確なアドバイスいただき、フランスバスクから周遊することを決め、オンダビリアのパラドールまで足をのばすこととなり、素敵な想い出ができました。
出発前にはバウチャーとともに、たくさんのガイドや雑誌の紹介記事のコピーを同封いただいて感激しました。現地でしっかり読みこんで活用させていただきました。出発の前日には「行ってらっしゃい」メールをいただき、旅のしおりにも、問題があった場合の緊急連絡先をしっかり明記いただいていましたので、英語が堪能でない私たちも安心して旅を続けることができました。感謝です。