スイスアルプスと氷河特急とハイキング三昧の旅15日間
期間:2019年7月10日〜2019年7月24日
Y.K. 様
7月11日(木)
午前1時25分発フィンランド航空でスイスへ向かいました。途中ヘルシンキで乗り継ぎ、チューリッヒには同日の午前9時45分に到着。時差は7時間です。電車を乗り継ぎ、昼過ぎにはサンモリッツに到着です。
サンモリッツのホテルのある地区は斜面の上の街でした。サンモリッツ湖や駅は一番低い所にあり、ホテルが建ち並ぶ地区は斜行エレベーターで上がっても、そこからが大変でした。
ホテルに着いてから、サンモリッツ湖周辺を散策。風が強くとても寒かったです。みなさん長袖の服を着用です。街中でもきれいな花がたくさん咲いていました。
サンモリッツ湖
7月12日(金)
今日は展望台巡りです。
ホテルの近くのケーブルカー乗り場から、ピッツ・ネイル展望台へ。
一度頂上まであがり、コルヴィリア駅まで戻り、そこから2時間半かけてチャンタレッラまでハイキング。景色も良く、花がたくさん咲いていました。
次にバスに乗りコルヴァッチ展望台へ。3303mと標高が高く、雪も降り出し、とても寒かったので、トレーナーの上からダウンジャケットを着用しました。
ピッツネイル経向かうロープウエイ
コルヴィリアからチャンタレッラへ
コルヴィリア駅
バスでサンモリッツ駅まで戻り、ティラーノ往きの電車に乗り、ディアボレッツアへ。展望台では、下からは見えなかったベルニナアルプスやその周辺の山々まで見ることができました。下界も見晴らすことができ、赤い列車が走っているのも見えました。
最後にホテルの人がお勧めのポントレジーナへ行こうとしたのですが、5時で終わりというのであきらめて、近くにあるムオタス・ムラグルへ行きました。インフォメーションで11時までやっていると聞いたので行ってみることにしました。頂上からは山並みや湖が眺められ、牛が放牧され、花々が咲き乱れ、とても素敵なところでした。
コルヴァッチ展望台より①
コルヴァッチ展望台へ向かうロープウエイ
ディアボレッツア展望台よりベルニナアルプス
ムオタスムラグル・ケーブルカー乗り場
ムオタスムラグルからの眺め
コルヴァッチ展望台より②
ディアボレッツア展望台へ向かうロープウエイ
ディアボレッツア駅周辺
ムオタスムラグル・ケーブルカー
これだけたくさんバス、電車、ロープウエイ、ケーブルカーに乗っても、ベルクバーネンインクルーシブという制度のおかげで、全て無料でした。サンモリッツのホテルに2泊以上すると、適用される制度で、大変助かりました。
7月13日(土)
今日はサンモリッツからツェルマットへ氷河特急で8時間の電車旅の日です。
日本人の団体旅行の方々と一緒になり、色々お話をしていたのですが、みなさんは途中駅クールで下車し、レストランで食事をしてバスでツェルマットへ向かうそうです。
クールからは中国人の団体が乗り込んできました。向かい合わせに台湾から来たという女性2名と座ることになりました。彼女たちがお菓子を食べている前で、私たちは予約していた食事をすることになりました。
氷河特急①
氷河特急の食事
氷河特急②
ツェルマットに着いて、ホテルにチェックインしてからマーモットの泉、ネズミ返しの小屋、予め教えていただいていたマッターホルンがよく見える絶景ポイント等へ行きました。特に、マッターホルンの絶景ポイントとなる橋は、早朝日本人がたくさん集まるので「日本人橋」と呼ばれているそうです。
マーモットの泉
ネズミ返しの小屋
7月14日(日)
朝5時起床。朝日のマッターホルンを見に「日本人橋」へ。雲ひとつ無い快晴で息が白くなるほどの寒さでした。
日本人橋
朝のマッターホルン
今日は天気が良いので、ゴルナーグラート展望台へ行くことにしました。手袋を忘れてきたので、駅近くのモンベルで買いました。モンベルのメンバーカードが使えたのでびっくり。
ゴルナーグラート展望台でモンテローザやマッターホルンをはじめとする4000m級の山々を眺めてから、電車でローテンボーデンまでひと駅戻り、リッフェルアルプまでハイキングです。途中にあるリッフェル湖ではマッターホルンがきれいに逆さまに映って見えました。
天気も良く、マッターホルンが青空に映え、花々を楽しみながら、途中で羊の群れにも巡り会え、素敵なハイキングとなりました。
ゴルナーグラート鉄道
ゴルナーグラート駅より
リッフェル湖
途中に羊の群れが
ツェルマットの街が見えます
喧嘩中のマーモット
ゴルナーグラート展望台より
逆さモンテローザ&逆さリスカム
途中にエーデルワイス
12時頃リュッフェルアルプから電車でツェルマットまでもどり、午後はヨーロッパ一高いマッターホルン・グレイシャー・パラダイス展望台3883mまでロープウエイで一気に登りました。とたんにマイナス1度の寒さ。
エレベーターで流氷の中へ入ることができ、そこでは氷の彫刻、氷の滑り台・・・など趣向が凝らしてありました。レストランや店もありましたが、トイレはここだけ2フラン必要でした。雲行きが怪しくなって、頂上では真っ白で何も見えませんでした。
マッターホルン・グレーシャーパラダイスへ
マッターホルン・グレーシャーパラダイス内・氷河の中を歩く
フーリまでロープウエイで降り、ツェルマットまで再びハイキング。途中で少し雨がぱらついてきました。さらに大回りの道を歩いてしまい、ツェルマットの教会近くへ降りてくると午後6時になっていました。お天気が何とかもってくれたので何よりでした。
フーリからツェルマットへ戻る
7月15日(月)
朝から強い雨が降っていて、山の上の方は雪が降ったらしく見上げると真っ白でした。
ゆっくり朝食を食べ、9時にあるという山羊の行進を見に行きましたが、いくら待っても来ないので、その間に土産物店巡りをしました。腕時計屋さんが多いなと感じました。
山羊の行進はないのかと思い部屋に戻ってゆっくりしていると、ベルの音が。雨だったせいか、行進は11時になっていました。山羊の番人たちは赤い民族衣装のような服を着ていました。
昼間山羊たちは鉄道の向こうの斜面で牧草を食べていたので、見に行きました。カランカランとベルの音が牧歌的でした
山羊の行進
山羊の放牧
午後はカトリック教会の内部を見学しました。自由に見学できるようです。天井にはノアの箱舟の絵が描かれていました。教会の周囲にはお墓がありました。マッターホルン登頂時に亡くなった方々が祀られているのでしょう。きれいに花で飾られ、暗くなると灯りがともされて幻想的でした。
夕食はお勧めのレストランへ行き、ミートストロガノフの少量サイズとサラダとチーズフォンデュを注文。チーズフォンデュのパンの量が多すぎて、食べきれませんでした。
ツェルマットの教会の内部
7月16日(火)
早朝より快晴だったので、午前4時起きで星空と朝日に染まるマッターホルンを撮影するため、カメラと三脚を持って出かけました。
マッターホルンと星空
朝食後、スネガ行きのケーブルカーに乗り、ロープウエイに乗り換え、ブラウヘルドへ。スネガまでハイキングで下ります。とんでもなく高い所に山羊の群れがいたり、マーモットがウロウロしていたり・・・。楽しいハイキングとなりました。
スネガでは斜行エレベーターが運行していて、ライ湖まで降りることが出来ます。エレベーターだけに無料でした。遊具やベンチが整えられていました。
スネガ行きのケーブルカー
ライ湖
スネガ駅より
スネガからさらにフィンデルンを通ってツェルマットまで歩いて帰りました。途中のカフェで休憩し、フィンデルバッハの瀧が見える場所へ。時刻表を見て、ゴルナーグラート鉄道が通過するのを10分ほど待って、写真を撮りました。
ツェルマットに戻り、バーンホフ通り沿いのカフェでオードブルとビールを注文し、休憩していたら、山羊の行進がやって来ました。
フィンデルンの村
フィンデルバッハの滝とゴルナーグラート鉄道
7月17日(水)
今朝も早起きして、朝日に輝くマッターホルンを見に行きました。昨日ほど早くなかったので、すでに明るくなっていて、辺りは日本人でいっぱいでした。添乗員さんが連れて来ているようで、大きな声で説明をされていました。
いよいよツェルマットに別れを告げ、乗り継ぎ乗り継ぎを重ねミューレンへ。ラウターブルンネンからロープウエイでグリュッチュアルプ、さらに登山電車でミューレンに着きます。
ラウターブルンネンではミューレン宿泊者の大きな荷物をロープウエイの荷台に係の人が入れてくれて、グリュッチェアルプでは機械で登山電車の外付けの荷台に自動で運んでくれます。そこで行き違いがあったらしく、私たちのカバンがありませんでした。係の男性に問い合わせてもらっても駅には置いていないと言います。10分ほど待って、次の便の荷台で見つけることが出来ました。大切な物も入っていたので、胸をなで下ろしました。
グリュッチェアルプ駅からミューレン駅へ
ミューレンはラウターブルンネンの崖の上にある小さな村で、アイガー、メンヒ、ユングフラウがグリンデルヴァルトとは違った角度で見える場所でした。崖の上の村なので、対岸の大きな岩と木々を飛び交う鳥のさえずりが印象的です。鳥のさえずり以外にも、ラウターブルンネンの滝の音が遠くに聞こえて来る素敵な場所です。
さっそくアルメントフーベル行きのケーブルカーに乗り、フラワートレイルを散策し、ミューレンまでハイキングをしながら戻ってきました。高山植物、牛や羊、カウベルの響き・・・とても牧歌的です。ホテルのベランダからも山々が見渡せ、鳥も鳴いています。
アルメントフーベル行きのケーブルカー乗り場
牛、笑ってる
7月18日(木)
ホテルの部屋から、滝の水の音、小鳥のさえずりを聞きながら、ベルナーオーバラント三山(アイガー、メンヒ、ユングフラウ)を眺めることが出来ました。
しかしながら、三山が揃って姿を現すことはなかなか無く、今日はシルトホルンまでお金をかけて行く気にはなれず、ラウターブルンネンの滝巡りをしました。天気が悪くなっても、滝ならば見ることができるだろうと思ったのでした。
部屋から谷の方を見る
ラウターブルンネンの街。間もなく列車が
鉄道とロープウエイでラウターブルンネンまで片道切符で行き、まずはシュタウプバッハの滝へ。
街の至る所から見ることのできる大きな滝です。滝の横の坂道を上り、滝のすぐそばまで行くことが出来ました。上りがしんどくて、さらに岩をくりぬいたトンネルを歩いて行くのですが、時々雨が降ったようになっている場所がありました。
シュタウプバッハの滝
滝のそばまで行けます
次にトリュンメルバッハの滝へ向かうハイキング。道路はバスや車が走る道と並行して、上り下りのない平坦な舗装道路が続いていました。
トリュンメルバッハの滝は世界でも例のない「山の中を流れる滝」です。大人CHF11。スイスパス等は使えません。入るとすぐに斜行エレベーターがあり10ある滝の6つめまで行けます。そこから階段を上がっていくのですが、急にものすごく寒くなる上に、水しぶきがすごくて息ができないほど。一眼レフカメラが傷むので、撮影はスマホにしました。
滝巡りの道
滝のそばまで行けます
トリュンメルバッハの滝
一番上まで行ったところで腹痛になり、斜行エレベーターで降りることにしました。本来なら、斜行エレベーターを使わずに、階段を降りていくのですが、もったいないことをしてしまいました。出入り口を出て、カフェの横にある公衆トイレを使うことに。
次にミューレンバッハの滝を目指しました。途中、いろんな野鳥を見かけ、ハングライダーで降りてくる人たちも何人か見かけました。ムササビみたいなマントを着た人も数人見かけました。
ミューレンバッハの滝のそばにあるロープウエイからミューレンまで上り、ホテルに戻りました。たくさんの滝を見ることができた一日でした。
ミューレンバッハの滝
7月19日(金)
朝早くから快晴です。
朝食後、シルトホルン展望台へ。初めて三山がそろってきれいに見えました。映画「女王陛下の007」のハイライトシーンのロケ地として有名になった所だそうですが、ロープウエイの中では「この映画見た?」「ノー。」という人を何人か見かけました。実は私も見たことありません。
展望台へ行くと、007の映画にちなんだ展示スペースがあったり、撮影スポットまで行けたり、等身大のボンドがいたり・・・など、色々と趣向を凝らしてありました。民族音楽の演奏をしていて、アルペンホルンを体験させていました。
ホテルのレストランの窓から
シルトホルン展望台と三山
ヨーデル
シルトホルン展望台007
アルペンホルン
ミューレンまで戻り、今度は一昨日行ったアルメントフーベル展望台からグリュッチェアルプ駅まで下る2時間のハイキングコースへ行きました。ずっと三山を見ながらのハイキングで、花々や山の風景を十分に楽しむことが出来ました。
グリュッチェアルプ駅からは登山電車でミューレンまで戻り、ホテルへ帰りました。着くとレストランに日本人の団体が来ていました。
ビルク駅からみたアルメントフーベルとミューレン
アルメントフーベルからグリュッチェアルプ駅へ
ミューレンの中心街
グリュッチェアルプ駅
日没の9時13分を過ぎると、真っ赤に焼けた三山が暗くなり、星が出てきました。快晴です。今までで一番の星空になりそう。
部屋からの夕焼け
ミューレンの星空②
ミューレンの星空①
7月20日(土)
ミューレンを8時28分発の電車に乗ると、グリンデルヴァルトに9時38分着で着いてしまい、駅前のホテルにさすがにチェックインは無理かな?と思っていたのですが、すんなり「15分ほどで掃除を終えるように言ってくるから、テラスで珈琲(無料)を飲んで待ってて〜。」と言われ、待っていたらすんなりチェックインできました。なんと親切。
グリンデルヴァルト駅
ホテルから見たアイガー
グリンデルヴァルトもサンモリッツに似ていて、ホテルの宿泊客はグリンデルヴァルトバスに乗り放題の特典がありました。これもありがたいです。観光客は「ただ乗り状態」でした。パラグライダーの入った大きなリュックを背負った若者たちが、真ん中の大きな扉から乗って、そのまま降りていました。
今日と明日の午前にグリンデルヴァルト「アイガー・ウルトラ・トレイル」という催しがあり、グリンデルヴァルトの駅前はレースのゴールです。バスターミナルは駅横の線路沿いに移動されていました。走者の妨げにならぬよう、スタッフがコースを確保するため、応援の人も、バスや一般車の通行も渋滞で大変でした。暗くなってもアナウンスとバンド演奏の音は消えませんでした。特にゴールをした人の紹介は夜通し続きました。
ホテルから歩いてフィルスト展望台乗り場へ向かいました。展望台からはバッハアルプゼーへ。お花畑がすごくきれいで、バッハアルプゼーに映る山々もきれいでした。
帰りに道を外れてしまい、展望台まで戻るのに、クリフウォークの真下から急登することになってしまいました。直下から30分かけて、駅まで戻ることができました。大変だったけど、マーモットやいろんな鳥に出会えて、良かったなぁと思いました。クリフウォークもガラスの上だけではなく、綱渡りや網の筒を通るような工夫がされていておもしろいと思いました。
フィルスト行きのロープウエイ駅
フィルスト展望台とクリフウォーク
バッハアルプゼーまでもう少し
バッハアルプゼー②
バッハアルプゼーからフィルスト展望台へ②
バッハアルプゼーからフィルスト展望台へ④
フィルスト展望台③
フィルスト行きのロープウエイ
アイガーとユングフラウ
バッハアルプゼー①
バッハアルプゼーからフィルスト展望台へ①
バッハアルプゼーからフィルスト展望台へ③
フィルスト展望台①
7月21日(日)
昨夜から、グリンデルヴァルト・アイガーウルトラトレイルが夜を徹して行われ、深夜にもかかわらず、ゴールした人の名を呼んでたたえていました。ずっと雨が降っていましたが、10時頃には青空が見え始めてきてひと安心。
アイガーウルトラトレイル
グリンデルヴァルト駅からバスに乗り、古めかしい外観のロープウエイに乗り、フィンシュテック展望台へ行きました。そしてベーレックまでハイキングです。
小高い山を歩くので、グリンデルヴァルトの街が小さく、そしてきれいに見えました。ハイキングマップではすぐなのに、上りがきつく、なかなかたどり着けませんでした。ベーレックにはカフェがあり、たまらずビールを注文してしまいました。
フィンシュテック展望台行きのロープウエイ
ベーレックめざして②
ベーレックめざして①
ベーレックからの眺望
帰りは元の駅には戻らずに、グレッチャーシルヒトまで降りてきて、グレーシャーキャニオンに行きました。スパイダーウェブという渓谷の上に網をかけて、トランポリンのように遊ぶアトラクションがあり、スリル満点でした。氷河の溶けた水で辺りが涼しかったです。
ベーレックからグレーシャーシルヒトへ
グレーシャーキャニオン
前述の通り、グリンデルヴァルトの宿泊者にはゲストカードというものが配布され、グリンデルヴァルトバスが無料になったり、いろんな施設が割引になったりしました。
おかげで今日のバス代、グリンデルヴァルト〜フィンシュテック展望台駅、グレーシャーキャニオン〜グリンデルヴァルトのバス代が無料になった上に、グレーシャーキャニオンの入場料が割引になりました。
暗くなって、アイガーを始め、周囲の山々も雲がなくなり、すっきりと晴れてきました。
7月22日(月)
今朝は晴れていたので、最後となるハイキングを敢行です。グルントからメンリッヒェンまでのロープウエイが今冬オープンに向けて工事中ということで、代行バスに乗ってメンリッヒェンまで。代行バスなので、ゲストカードの割引や無料特典はありませんでした。
途中、牛が道を塞いだり、マーモットが走り回ったりと楽しいバス旅になりました。しかも、天気が良くて三山がきれいに見え、他の乗客も興奮気味でした。でも逆光線なので、午後の方が良いかもしれません。バスは狭い農道いっぱいに走るので、対向車が出てきたら大変。谷間に鳴り響くポストバスと同じようなクラクションを聞くことが出来ました。
グリンデルヴァルトバス
メンリッヒェン行き代行バス
バスを降りて、メンリッヒェンからクライネシャイデックまでハイキングです。三山やヴェッターホルンやシュレックホルンは目の前。花々もたくさん咲き誇り、多くの家族連れを見かけました。途中、「二人の写真を撮ってあげようか?」と言われたのですが、花を撮影する100mmのマクロレンズを装着していたのでお断りしたら、「本当にいいのか?おかしな奴らだな。」という顔をされました。
クライネシャイデックでユングフラウ鉄道の切符を購入しました。ここまではメンリッヒェンから歩いて来たこと、これからユングフラウヨッホに行き、帰りはアイガーグレッチャーからクライネシャイデックまでハイキングをして、あとはグリンデルヴァルトまで帰る旨を伝えると、その通りの切符を手配してくれました。往きは指定席、帰りは途中下車なので自由席という取り方のようです。帰りも指定席となると午後6時まで空席がない状態だったので助かりました。
メンリッヒェンからクライネシャイデックまで①
クライネシャイデック駅
メンリッヒェンからクライネシャイデックまで⑤
クライネシャイデックより
アイスメーア駅より
ユングフラウヨッホ駅にはいろんな施設が増えていて、自分が今どこにいるのか、途中にある図で確認しないと、訳が分からなくなっていました。最初は積もった雪の上に降り立ちました。雪を見たことも触ったことも無い人が多いみたいで、特にインド系の人たちはすごく興奮気味。中国系の人もはしゃぎまくっていました。
もちろん昔からあるスフィンクス展望台からはメンヒとユングフラウ、氷河をすぐ目の前に見て取ることが出来ました。また、氷の宮殿なる物があり、氷河の中を通る施設でした。クラインマッターホルンの施設と似ていると思いました。子供たちの中には氷の壁を触って興奮気味の子もたくさんいました。
ユングフラウヨッホからのユングフラウ
スフィンクス展望台
その後アイガーグレッチャー駅で降りてハイキングをしましたが、急な下りに足を取られ、やっとの思いでクライネシャイデックまで辿り着来ました。クライネシャイデックからグリンデルヴァルトへ行く電車は、グルント駅でスイッチバックになるので、一番前だと思っていたら、グリンデルヴァルトに着いたら一番後ろになってしまいました。
スイス最後の夜は、おすすめのレストランで、ハム・ソーセージ、チーズの盛り合わせと、スイス家庭料理のマカロニ、そしてビール。薄暗い中でもアイガーが見えて、とても良い雰囲気でした。
7月23日(火)
スイス最後の日は雲ひとつ無い快晴。何かもったいない気がして、もう一度三山を見ておこうと、クライネシャイデックまでの往復切符を買いました。荷物はまとめて、バゲージルームで預かってもらいました。11時までには戻るからと言うと、いつでも良いよと言ってくれました。
約30分かけて、クライネシャイデックに着き、晴れ渡った三山を見ることができました。駅のメンリッヒェン側にあるスイスの国旗が立った展望台に登り、山々を見渡しました。駅へ戻って、再度、団体の集合場所らしいところに行くと、「新田次郎ここに眠る」というプレートが岩にはめてありました。
三山を堪能し、グリンデルヴァルトに戻り、ホテルの隣のチョコーレートショップでチョコレートを買い。さらにCOOPへ買い物に出かけました。
ホテルへ戻ると、バゲッジルームの鍵を渡してくれました。いつでもいいからゆっくりカバンに詰めるように言ってくれました。親切なホテルでした。
早朝のアイガー
アイガーグレッチャーからハイキング②
アイガーグレッチャーからハイキング④
アイガーグレッチャーからハイキング①
アイガーグレッチャーからハイキング③
このあと予定通りに空港まで電車を乗り継ぎ、7月24日午後5時頃大阪へ戻ることが出来ました。綿密な旅行計画とおすすめプランやおすすめのお店まで、色々と教えていただきありがとうございました。
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