「Honeymoon to Italy」
~ジョジョの奇妙な冒険 第5部の舞台をめぐって~

期間:2019年10月13日~2019年10月22日
ペンネーム:NISHIMURANO ITALIANO 様

GON-001611

この度、私たち夫婦はパーパスジャパンさんのサービスでイタリアへ新婚旅行に行ってきました。

旅程は10日間でヴェネツィア、フィレンツェ、ローマの主要3都市を巡るフリープラン。手配担当者さんのアドバイスとガイドブックの情報をもとに、自由気ままな手作りの旅を満喫してきました。

旅立ちは関西国際空港から、そして経由地であるドバイへ。

このドバイに降り立つのも2人にとっては初めてだったので既にテンション高め。イタリアへの出発時間までの間、広大な空港の中を歩き倒しました。

大阪から乗り継ぎを含め約20時間、ついにイタリアはヴェネツィア空港へ到着。右も左もわからず苦難の末、バスと水上バスを乗り継ぎ市街地へ。

ご存知ヴェネツィアは水の都と謳われる水上都市。その街並みを謳歌するのが長年の夢でした。文字通り水に浮かぶ街、水上を走る大小さまざまな舟、そして路地が迷路のように入り組んだ古風で趣のある風景などなど、待っていたのは想像していた以上に美しい景色でした。

写真

初日にまず観光したのは最も人が集まるサン・マルコ広場。鐘楼からはヴェネツィアの街を一望することができました。

次いで向かったのは対岸に見えるサン・ジョルジョ・マッジョーレ島。この地は私が感銘を受けた作品、「ジョジョの奇妙な冒険 第5部」でも際立っていた場所なので、特に思い入れがありました。この島の教会にも鐘楼があるのですが、その頂上に達する頃には日が沈み、運河をはさんで対岸からヴェネツィア市街の夜景を楽しむことができました。

2日目の朝に訪れたのは

市街地から水上バスで約70分のところにあるブラーノ島。レース細工とカラフルな家々が特徴の離島です。小さな島ではありましたが、思わずカメラを向けたくなるようなフォトジェニックなスポットが多く、記念になる写真をたくさん納めることができました。

昼からはヴェネツィア本島に戻って市街地を散策。大運河に架かるリアルト橋を始め、歴史ある教会や美術館、活気ある広場など街中を隅々まで練り歩きました。夜にはナイトクルーズと称し水上バスで夜の運河を遊覧。輝く街並みが水面に反射し、その様はなんとも幻想的でした。

その後は、ヨーロッパ最古とされるカフェで音楽隊の生演奏を聴きながらのスイーツタイム、まったり優雅な一時を過ごしました。

写真

写真

写真

写真

ヴェネツィア3日目

この日は天気にも恵まれ絶好のゴンドラ日和となりました。波の立つ運河から穏やかで静かな水路へと、船頭に導かれゴンドラで最後のヴェネツィア観光をしました。

さて、その後はフィレンツェまで鉄道で移動。水上都市を離れ、車窓からはトスカーナの平原が広がっていました。そして約2時間後にフィレンツェに到着。鉄道駅を出ると一気に都会めいた景色と雑踏を行き交う人々に迎えられ、先程まで居たヴェネツィアとは異質の雰囲気に、同じ国とは思えない印象を受けました。

ホテルでチェックインを済ませてまず向かったのは、フィレンツェを代表する建造物であるドゥオモ。繊細であり、且つ荘厳で華やかな造りにはたいへん胸を打たれました。その後、フィレンツェ最古の橋、ポンテ・ヴェッキオを渡り、向かうはミケランジェロ広場。ここは花の都フィレンツェが一望できる小高い丘で、夕暮れの景色から夜景に移りゆく様を堪能することができました。

写真

写真

写真

2日目の朝は

ウッフィッツィ美術館でイタリアの偉大な芸術の数々を鑑賞。昼からは市内の名所を回り、夕方にはメインイベントであるドゥオモの内部を観光。クーポラと鐘楼の両方に登り、地上80mを超える2つの高層スポットから、これまた壮大な市内の夕景・夜景を目に焼き付けてきました。

その後も観光を続け、向かったのはメルカート・チェントラーレ。中央市場とフードコートなどが一つになったこの施設では、レストランとは一味違う、多くの人々で賑わう活気ある雰囲気の中で食事が楽しめました。

写真

写真

写真

翌日は朝からローマに向けて出発

約2時間の鉄道旅行を経て、イタリアの首都へ到着。ローマはヴェネツィアやフィレンツェに比べてはるかに広く、観光名所もたくさんあるので効率よく回っていかなければなりません。

初日に訪れたのはかの有名なコロッセオ、その隣に広がるフォロ・ロマーノという遺跡群、それからローマ7丘の1つ、パラティーノの丘。コロッセオにも感銘を受けましたが、それ以上に感動したのが他の2つでした。

近代都市として発展しつつも、中世の歴史がそこかしこに色濃く残るローマの街並み。かつてそれを築き上げた故人の営みには敬意を表さざるを得ない、そんな気持ちになりました。

写真

写真

ローマ2日目の朝、まず向かったのは

映画「ローマの休日」でもお馴染みの真実の口。お決まりのように口に手を突っ込んだ写真を撮り、次にカトリックの総本山、ヴァチカン市国へ。芸術の宝庫とも言うべき美術館、そして荘厳を極めた大聖堂、いずれも圧巻の見応えで、広場も含め国全体が芸術そのものでした。

その後は、程近い場所に位置するサンタンジェロ城へ。円筒形の要塞のようなお城で、テラスからはヴァチカンのサン・ピエトロ大聖堂や城下を流れるテヴェレ川が眺望でき、城へ続く橋にはなんと赤い絨毯が敷かれていました。このお城、観光の計画中や当日は気付かなかったのですが、実はジョジョ第5部のフィナーレの舞台であると後に知り、大いに気分が高揚しました。実際に物語の最後に相応しい、豪華で絵になるロケーションだと感じました。

すっかり日が落ちてからは、多くの人が集まり名のあるレストランが集結するナヴォーナ広場に赴いてディナーに。

写真

写真

ローマ3日目は朝から特急列車に乗り

南イタリアのナポリへ小旅行。ガイドブックに載っていた、お城の上から望む青い海が一面に広がる景色に触発されて訪れることに。さらに、ナポリはジョジョ第5部の幕開けの舞台でもあるのです。地元の人の案内と看板を頼りにお目当てのサン・テルモ城の頂上へ。眼前には青い海と青い空、そして赤屋根の街並みが広がっており、写真以上の美しい景色を拝むことができました。

ナポリの名物といえばもっちもちのピッツァ。注文するとお皿を上回る巨大なマルゲリータが運ばれてきました。ボリューム満点で味もしっかりおいしいナポリのピッツァ。癖になってしまって日本のピザでは少し物足りなく感じるからだになってしまいました。

写真

もっとナポリで長居したかったのですが、まだローマで観光すべきところもあったので弾丸でローマに帰還。

残る観光スポット、まずはスペイン階段です。この周辺は多くのショップが立ち並ぶエリアでもあり、さらに当日は日曜日ということもあって多くの大道芸人が道行く人を楽しませており、歩いているだけですごく新鮮で楽しかったです。
続いて向かったのはトレヴィの泉、実に多くの人でごった返していました。泉を背にコインを投げ入れると願いが叶うとかなんとかで、私たちは日本円の10円玉をスローインしてきました。

トレヴィの泉とスペイン階段には日が落ちてからも戻ってきましたが、いずれも夜はライトアップされて昼間とは違う表情を見せ、夜遅くまで多くの人で賑わっていました。

写真

写真

写真

写真

ローマ4日目、この日が旅行の最終日でしたが、空港に行くまで時間があったのでスペイン広場でお土産の物色。妻はブランド街でPRADAの限定財布を割安で購入できたとご満悦でした。

そしてついにイタリアにさよならを告げる時間に。帰りもドバイ経由でしたが、この時には2人とも疲弊しきっていて、日本行きへの飛行機の離陸間際までお互い空港で爆睡していました。

何はともあれ無事日本に帰国。

イタリアは治安が悪くてスリに注意とよく言われるので常に警戒はしていましたが、そういった災難に遭遇することもなくて良かったです。食べ物もはずれがなく、ラザニア、フィットチーネ、アマトリチャーナなど実に種類豊富なパスタ、ピッツァ、リゾット、アバッキオ、などなど食卓に並ぶものすべてがおしゃれでおいしかったです。あっという間ではありましたが実に濃厚な10日間で、その中にも一生の思い出がたくさんできました。

今回の旅を提案してくださったパーパスジャパンの山内さんには本当に感謝しています。実に素敵なハネムーンとなりました、本当にありがとうございました!

ツアープランナーからのコメント

今回の旅のテーマ、「ハネムーン」と「ジョジョの奇妙な冒険の聖地巡り」。
アニメさながらドラマチックに仕上がっている旅行記を拝読し、イタリア旅行をお楽しみ頂けたようで大変嬉しく思います。
この度は皆様の貴重なハネムーン旅行をご用命賜り誠にありがとうございます。末永くお幸せに!

ページのトップへ