旅行の話が持ち上がったのは2年ほど前。
妻の友達ご夫妻が還暦のお祝いにイタリア旅行するって話を聞いた時からでした。妻も友人と同い年。「じゃあ私たちも一緒に」って冗談のような会話がきっかけでした。
ただ、私は1歳の頃ポリオに罹り車いす生活の66歳(当時64歳)。普通のツアーに参加するのは困難で「一緒にイタリア」は諦めていました。でもイタリア旅行は諦めきれずパーパスジャパンさんに相談をしたのが平成31年3月でした。
メールをしたその日に返信があり、色々な不安や疑問にも的確に回答いただきました。専用車にガイド、バリアフリールームのあるホテル、狭いながら車椅子用トイレのあるルフトハンザ機、一人旅のイタリアンのシェフ(友人)との現地合流など心配な点や要望事項を全てクリア。
車いすでもイタリア旅行を楽しめることがわかり令和元年11月3日セントレアからルフトハンザ機で旅立ちとなりました。
ローマは歴史遺産とキリスト教美術をテーマに、トレビの泉、スペイン広場、バチカン美術館とシスティーナ礼拝堂、サン・ピエトロ大聖堂とピエタ、ホロロマーノ、コロッセオ。専用車と日本人ガイドさんとで回りました。
フィレンツェは教会建築物とルネサンス美術、ワインをテーマに、フレッチャロッサでフィレンツェへ行き、専用車でピサへ行き斜塔見学。フリーの日をはさんで、ウフィツィ美術館、サンタマリアデルフィオーレ大聖堂、ミケランジェロ広場、アンティノリのワイナリー。
イタリアの食もテーマにして、カルボナーラ、トリッパ、ランプレドット、キアナ牛のTボーンのビステッカにヒレステーキ、トリュフのリゾット。イタリアを堪能しました。
ガイドさんの造詣の深さが感じられる丁寧な説明、突然の要望に即応してもらえる親切なアシスタントさん、驚くべき巧さのドライバーさん。個人ツアーならではと思いつつ旅を楽しんでいた4日目の朝、ホテルの部屋電話が。イタリア語は勿論、英語もダメな私が恐る恐る出ると日本語。パーパスジャパンの担当者さんからの国際電話でした。
帰りのルフトハンザ機がストの予定で欠航の可能性が高い。飛行機を次の日の便に変更し、1日延泊することが最善と思いますとのこと。飛行機もホテルも都合よく空きがあれば良いがと思いながら手配をお願いしました。
次の日の10時頃、全て手配できましたとのメールを頂き一安心して旅を続けられました。パーパスジャパンの担当者さんの親切で素早い対応に感謝しながら無事セントレアに帰国できました。