ベトナムは、ホイアンとハロン湾1泊クルーズののんびり旅とハノイのバイクであふれたエキサイトな時間を過ごしました。
ハノイでは、横断歩道に立っていても誰も止まってくれない。お互いに動きながら間を縫って渡る極意を身につけました。事故が起きないのが不思議です。
私達の行きたかったホアロー収容所と旧革命博物館は、ガイドのリンさん曰く「ここへ行きたいというお客さんは初めて」なので、リンさん、予習してきてくれました。ホアロー収容所は、ベトナム戦争の米軍捕虜収容所となった所。ベトナム反戦の各国の取り組みの紹介もありました。
20代のリンさんには、ベトナム戦争は教科書の中の話、ばあちゃんに聞いた話でしかない。沖縄から米軍の飛行機が飛んだ話をしました。博物館は、ベトナム語での説明で、リンさんが読んで解説してくれたので、革命指導者のホーチミンのことなどよく理解できました。
ホアンキエム湖の玉山祠に行った後、リンさんが湖の近くのカフェに誘ってくれました。ベトナムの古民家カフェという感じで、ちょっと変わったコーヒーが飲めるお店です。それは、卵コーヒー。コーヒーに卵の黄身が入っているのです。クリーミーで結構いけました。「ハノイに来たら、卵コーヒーでしょ。」とお薦めでした。楽しい散策をしました。
ハノイの後の、ラオス ルアンパバーンでは、またホッとのんびり旅に戻りました。
にわとりの「コケコッコー」で朝を迎える街。4年前、はじめて行って気に入ったので2度目のルアンパバーンです。今回は、メコン川クルーズと郊外の紙漉きと織物の村、ラオ酒作りの村、モン族の村に行きました。
ルアンパバーンは、のんびりゆったり時間が流れています。60代の私が子どもだった頃の日本のように、ラオスの子ども達は外で泥まみれになって群れて遊んでいました。子どものうちにお坊さんの修行をする子もいます。大人に混じって民芸品を売る子達もいます。日本語で「イチマンキープ」と私に刺繍のミサンガをさし出す子。こんな小さい子が商売をしないといけないのと、ちょっと悲しい気持ちもするが、その逞しさに脱帽です。
日本の常識はここでは通用しない。貧しいけどキラキラしているラオスの子、豊かだけど塾とゲーム漬けの日本の子、どっちがしあわせなのかなとふと考える。
私の旅は、いろいろな人と出会うこと、自分の当たり前を疑ってみること。
そうすると、私は私、で、自由になれる。
そんな旅の魅力にハマっていろんな所へ出かけたくなるのです。