オランダ政府観光局主催のオランダ研修へ行って参りました。
オランダは、住んでいた事もある大好きな国なので、その魅力を皆さんに知っていただけるよう張り切ってレポートさせていただきます!
期間:2019年10月6日~2019年10月11日
パーパスジャパン:横田
GON-001635
オランダ政府観光局主催のオランダ研修へ行って参りました。
オランダは、住んでいた事もある大好きな国なので、その魅力を皆さんに知っていただけるよう張り切ってレポートさせていただきます!
KLMオランダ航空直行便にてアムステルダムへ。
KLMは今年で100周年!
設立当時から同じ名称で存続している航空会社として世界で最も長い歴史を誇るそうです。
ちょうどラグビーワールドカップで賑わっている最中だったので、ラグビーウェアの大柄な外国人の方がたくさん!
直行便といえど12時間の長いフライトになりますので通常のエコノミークラスは少し窮屈だなぁ…と思う方も多いと思います。そんな方には、エコノミークラスよりも足元が10㎝も広いエコノミーコンフォートや、事前座席指定でウェブから指定が出来る非常口の前やお手洗い・ギャレー等の前の、足が延ばせる席がお勧めです。
いずれも指定料は片道10,000円~15,000円前後なので僅かな差額で快適度がぐっと増します!
エコノミークラスでは、2回の機内食と1回のおやつ(オランダ名物のストローペンワッフル)が配られました。
アムステルダム・スキポール空港到着。
▼スキポール空港マップ(PDF)
今回、特別に空港の見学をさせていただきました。
スキポール空港はターミナルがひとつしか無いので乗り継ぎがしやすい事でも有名ですが、そのターミナルが広いので、とにかく沢山歩きます。
迷わないように、頭上にある行先を示した黄色いサインボードを常に見て進んでください。
また、スキポール空港は近頃無人化が進んでおり、空港のインフォメーションやトランスファー(乗り継ぎ案内)カウンターもすべてコンピューター化しています。お乗り継ぎが出来なかった場合の振り替え便の手配等も、空港に置いてある端末ひとつで処理が出来るようになりました。
ただし、日本語には対応していないので、言葉に不安がある方は近くの職員にお声がけいただく事をお勧め致します。
その他、スキポール空港にはKLM他スカイチームの航空会社を利用する方が使える大きなラウンジや、アムステルダム国立博物館の分館があるので、お乗り継ぎ時間が空いてしまった方も楽しめる要素がたくさんございます。
4か月に1度入れ替えの行われる国立博物館の分館では、レンブラント等著名な画家の作品も展示されておりますので絵画がお好きな方は是非訪れてみてください。
国立博物館分館
さて、スキポール空港の判りやすさは到着ホールも同様です。
荷物を受け取って外に出ると、そこはスキポールプラザを呼ばれるショッピングモールとスキポール空港駅が一緒になった広々とした空間が広がります。
送迎のドライバーさんとのミーティングポイントもこのスキポールプラザ内にありますので、お間違いのないようにお気をつけください。(出口を出たところには待っていません!)
またスキポール空港駅は、到着ホールから地下に降りるともう駅のホームになるほど簡単な設計です。
スキポール空港駅からアムステルダム中央駅までは列車で約20分。
あっという間に市内中心部です!
列車の切符は、自動販売機(クレジットカード可)か、駅の窓口で購入できます。
オランダ国鉄の改札は、写真のような機械にチケットをかざすと改札のドアが開きます。
なかには改札がない駅もありますが、かざす端末は必ずありますので、見逃さないようにお気を付けください。
さて、本日のお宿はアムステルダム…ではなく、オランダの政治の中心地・ハーグです。
ハーグのマリオットホテルに3連泊させていただきました。
デンハーグ中央駅からタクシーで約15分程。
部屋数が多く、ヨーロッパには珍しく部屋も広めでバスタブもついているので、日本の方でも安心してお泊りいただけます。
自転車の無料貸し出しがありますので、アクセスの多少の不便さはこれでカバーですね〇
旅行のお楽しみの1つ、ホテルの朝食ですが、ホットミールやフルーツ、たくさんのパンなど種類豊富で楽しい朝になりました。
この日は終日ハーグ市内の視察です。
ヴィッテンブルク城
https://www.wittenburg.nl/
ハーグ中央駅から10~15分ほどのところにある古城で、現在は4つ星ホテル、レストラン、パーティーなどのイベント会場として使われています。
中庭では結婚式も出来るそうで、素敵なガーデンパーティの会場として人気です。お食事も美味しく、1年前にオープンしたレストランはフレンチをベースにオリジナル要素もたっぷりの創作料理を手ごろな価格で食べられる事から、地元の方にも人気だそうです。
1800年代の貴族の邸宅を改装しており、オランダには珍しいお屋敷風のホテルとしても人気です。お部屋は全部で10部屋とこじんまりしているのでアットホームな雰囲気もお勧めポイントのひとつです。
ただし、エレベーターがなく階段のみなので足の不自由な方は要注意です。(ポーターはおりますので、お荷物をご自身で部屋まで運ぶ必要はございません)
ロウマン博物館
https://www.louwmanmuseum.nl
250台ものアンティークカーやクラシックカーのプライベートコレクションが展示されている博物館。世界で最も美しいコレクションともいわれています。
ロウマン家はトヨタの公式ディーラーとして21か所でトヨタブランドを扱っており、この博物館内でパーティー会場として使える部屋の中には、豊田章一郎(トヨタの名誉会長)の名を冠した部屋もあります。
博物館内で昼食をいただきましたが、立派なお部屋と美味しいお食事で大満足でした。
ウィレム5世ギャラリー
ヴィレム5世が所有する美術品を展示するため1774年にオランダ初で美術館として開館しましたが、現在はマウリッツハウス美術館の別館となっています。マウリッツハウスから徒歩5分。
壁を埋め尽くす絵画の数は圧巻です。
ギャラリーを出た後は、オランダ名物のチーズ店やハーグのメインストリート、ビネンホフ等徒歩で散策。
例年この時期ハーグの街は黄葉で彩られるそうですが、今年は、夏が異常気象のような暑さだったためかまだ緑の残る街路樹の街並みでした。
エッシャー美術館
だまし絵で知られるM.C.エッシャーの作品を集めた美術館です。
美術館の建物は100年ほど前のオランダ王室・エマ王太后の冬の宮殿だったところを改装しているため、建物そのものも見ごたえがあります。
マウリッツハウス美術館
https://www.mauritshuis.nl/
ハーグ観光のハイライトです。
貴族の邸宅を改装した雰囲気のある美術館で広すぎず狭すぎない空間に、17世紀オランダ黄金時代の名画が集まっています。
日本では(来日しても人気過ぎて)人の頭の隙間からでないと見ることの出来ないフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」をはじめ、「デルフトの眺望」、レンブラントの「テュルプ博士の解剖学講義」など、静かに落ち着いて鑑賞出来るので是非訪れていただきたい美術館です。
この日は、終日オランダ全土から来ている観光局、ホテル等との商談会です。
会場は、ハーグ郊外のスケフェニンゲンに位置する老舗「クールハウス」ホテル。北海に面しており、古くは森鴎外も愛した事で知られるアイコンのようなホテルです。
皆様にもっとオランダの良さを知っていただけるように、この商談会での話をもとに新しい商品など展開して参りますのでパーパスジャパンのHPを是非ご覧下さいませ。
夜は、デルフトのプリンセンホフ美術館で、フェアウェルディナーです。
着席型のコースディナーで、長い夜をたっぷりと楽しみました。
午前中はデルフトの視察です。
画家フェルメールが生まれ育ち多くの作品を生み出した土地。そして、陶器デルフト焼きの産地としても有名なこじんまりとしたとっても可愛らしい街です。
フェルメールが洗礼を受けた新教会、そして、フェルメールが埋葬されている旧教会。この2つの大きな教会を軸に、フェルメールが作品の中で描いた小路やフェルメールの全作品のレプリカが置いてある「フェルメール・センター」等、フェルメールが好きな方には見所しかありません。
ランチとして選ばれたのも、かつてフェルメールの両親が住んでいたいう「飛ぶ狐亭」です。
ここはお宿にもなっています。
午後は、デルフト焼きの老舗ブランド・ロイヤルデルフトの工場へ向かいます。
デルフト市内からロイヤルデルフトへは、色んな行き方がありますが、今日はせっかくなのでロイヤルデルフトの水上バスに乗って向かいます。
水上バス
ロイヤルデルフト着。
たくさんのデルフト焼きとともに、製造工程の細かいところまで見せてくれて、そして最後は絵付け体験までさせていただきました!デルフト焼きの筆使い、とっても繊細で難しかったです…
案内は英語のみですが、オーディオガイドはフランス、イギリス、スペイン、イタリア、そして日本・中国と様々な国のものがありました。
ロイヤルデルフトを後にして、一路オランダ第二の都市・ロッテルダムへ。
ロッテルダムは近代アートや建築で知られたオランダ随一のデザイン都市!
モダンアートの展示を行っていたクンストハル・ロッテルダムでは時期にあわせて様々な企画展を行っています。訪問時は、女性アーティストが身近なお鍋やアイロンを使って別のものを作り出す前衛的な作品を見せてもらいました。
そして、ロッテルダムで今話題の水上タクシー!
市内のあちこちにある乗り場から、好きなところまで連れて行ってくれるタクシーですが、デッキに出ることも出来て、水しぶきを浴びる程の爽快な乗り物です!
水上タクシーに乗ってやってきたのは、今話題の
NHOW ロッテルダムホテル
https://www.nhow-hotels.com/en/nhow-rotterdam/
世界的に知られる建築家レム・コールハース(OMA建築設計事務所)によってデザインされたモダンなデザインホテル。マース川沿いのウィルヘルミナ桟橋にあります。
シンプルだけど目を引くデザインと、大きな窓、そしてそこから見える大きなエラスムス橋に目を引かれるとってもオシャレなホテルです。
レストランも緑を使ったユーモア溢れるセンスで、プライベートで泊まりに行きたくなりました!
この日の宿泊は
MainportHotel
https://www.mainporthotel.com/en/
マース川のほとりに位置する5つ星ホテル。美術館地区やエラスムス橋までは徒歩10分ほど。
インテルホテル系列で、近未来のようなオシャレなデザインと、各階ごとに世界中の様々な国がテーマとなったインテリアが特徴でした。ベッドが広く、お風呂もジェットバス(しかもバスソルト付き)!
朝食会場も、ミントの葉やシナモンスティックがある等こだわりを感じる素敵なホテルでした
お勧めです!
さて、この日はとうとう最終日!
ですが、KLMのフライトは夕方17:00アムステルダム発なので、午前中少しだけ時間があります。というわけで、ロッテルダムをもう少し散策です。
こういう時は、本当はレンタサイクルなどを利用して回るが一番ですが、前日夜に雨が降って足元も危ないので、今日は徒歩での散策です。
ロッテルダムは本当にコンパクト、街の見所が徒歩15分~30分圏内にぎゅっとしてるので、お天気が良ければ本当に気持ちよく歩くことが出来ます。
有名なキューブハウスは、今ユースホステルとしても有名ですし、その目の前に5年前に出来たマルクトハルと呼ばれる巨大屋内市場は世界中の食べ物が食べ歩き出来てとっても楽しいです!
オシャレなカフェやショップも多く、アムステルダムのように混雑していないですし、ホテルの価格もアムステルダムよりずっとリーズナブルです。
「今」のオランダを感じるには最適な場所だと感じました。
最後に、私が一番オランダらしいと思う景色を。
どこまでも続く平坦な道と、広い空。
遠くに見える風車や牛・羊達。
やっぱりこの風景が一番オランダらしく、
フェルメールが描いた時代となんら変わらない景色なんだろうなと思います。
オランダの新しい顔、昔のままの顔、今回の旅でたくさん見てきましたが
どれも本当のオランダで立方体のように様々な顔を持つ楽しい国だと改めて実感しました!
チューリップと風車もいいですが、
一年中いつでもお勧めです!
是非オランダへ足を運んでみてください(*´▽`*)