バルセロナでガウディ建築を満喫した後
北欧のデザインと自然に触れた17日間
期間:2019年10月7日~2019年10月23日
ペンネーム:Asky 様
私も夫も4月に同時に退職。一度お疲れ様の旅行をしようと計画。夫の興味はスペインのバルセロナでガウディ建築を観に行くこと。私も一度は必ずみたいと思っていたので、そこを中心にし、あとは後輩のいるスウェーデンのルンドも周りたい。行けるのは10月、飛行機の運賃が連休のため高低差が大きく、安いところを狙って行きと帰りの日を決め、あとの宿や観光地の予約をどうしようと考えていたところに、”パーパスジャパン”のホームページを見つけました。
バルセロナ中心で計画してもらい、毎日の移動に適したホテル、その後も駅近くのホテルを選んでもらい、混雑するガウディ建築や美術館も全て予約までしてもらいました。おかげで沢山の観光地や美術館を毎日くまなく周り、日程も余裕あったので楽しい旅行になりました。
2019年10月7日から23日までの17日間、ガウディと北欧のデザインを観て、スウェーデンの森に行く。バルセロナ、コペンハーゲン、ルンド、ヘルシンキを巡りました。
我々はまず最初に
一番行きたかったサグラダ・ファミリア聖堂(サグラダファミリア)に。ガウディが、『完璧な教会』を目指し、亡くなるまで人生のすべてをささげたところだそう。
まず沢山の人がカメラを向けている外の池付近から一望し、ガウディの生前に唯一完成した「生誕のファサード」から。
壁面一面に、イエスの誕生を表現した彫刻が細かく施されている。石を彫ったというよりむしろ、砂で作った泥を少しずつたらしながら形作ったようにも見える、細かく有機的な感じがする「生誕のファサード」。
ここから聖堂の中に入って、まず目に飛び込んだのは、窓や色のついたステンドグラスを通して入る光の色に彩られた聖堂内。空気まで色がついているみたいに見える。
塔の内側一番高いところには、太陽の光の向きにより形が変わりながら輝くという、神をイメージしたモザイク。側面の大きな長い壁面には、ステンドグラスが張り巡らされ、それが中の壁や柱に色とりどりの光を映しだす。朝の光が入る東の壁にあるステンドグラスは、青を基調とした海をイメージしたデザイン。そこで入った青い光が、東側一帯を青い海の世界にする。午後になると反対の西側の、赤をイメージしたステンドグラスから光が入り、あたり一面を赤く染める。それとは別にも、光は建物の長辺を横切るように入り込む。朝の青い光は、東の聖堂の一番奥の北の一角まで光が当たるようになっている。
長い建物の端から端まで、太陽の動きまで計算し尽くしていることが、この光の入り具合でよくわかる。
サグラダファミリア。生誕のファサード
青く染まる壁
建物の北端に南の日が届く 長い建物の端から端まで計算され尽くしている。
日が射したところの内側はこんな風に青に
南から差す日が伸びて...
午後になると西側はこのように赤の色に染まる
このサグラダファミリア、何本もの塔でできているが、そのうち2本はエレベーターで登れる。人気のある「生誕のファサード」のエレベーターも入場とは別に予約し、登ることにしました。
上まで上がると、塔の中の細い螺旋階段をひたすら下りることになる。張り出し窓や、塔を結ぶ渡り廊下から外を見ることができ、外の風景で自分のいる高さに気づく。現在建築中の、屋根の上の煙突様の果物の飾りも、同じ高さで見ることができ、まさに今建築中であることを間近に感じることができました。
私は、この降りて行く細い階段を覗きたくて、スマホを向けて撮影してみると、美しい巻貝の形!
写されたその形に驚いていると、地下の博物館でもモチーフとして巻き貝があり、自然の力を活かしていることを実感しました。
ガウディは、『自然は私の師匠だ』と言い、自然のものが完成形であるという考え方で、植物や貝など自然のものを参考にして設計したそう。自然に造形された形をモチーフにし、太陽の当たることを計算し、太陽の当たる個所を神のイメージとする。自然の偉大さに宗教的な意味も込められている。これはキリスト教徒だけでなく、無信仰で、ご来光を拝みたくなるような日本人の私にも通じるものがあるような気がしました。
現在、サグラダファミリアは、ガウディ没後百年の二〇二十六年の完成を目指し、3Dプリンターなど最新の技術を駆使しながら、急ピッチで作業が進められている。その光景はとても現代的でした。
螺旋階段を降りていくとこんなところから覗ける
これが私たちの降りていった階段。巻き貝モチーフにしたデザインは撮るまでわからない…)
これはこの塔を建てる時に強度をみる目的で 作られた逆さの模型。 まっすぐに降りる=そこに柱を建てると安定する。というような考え方だそうです。
こうやって建設中のところも見える!
植物的な生誕のファサードと違って、 受難のファサードはこんな風に直線的な石と彫刻でできている
今も続く塔の建設。その設計などをしているところ。右の方は3Dプリンターで模型を作り中
このあと、サグラダファミリアから(街路の碁盤の目を斜めに横切って)一直線に繋がれている「サン・パウ病院」へ。
こちらはガウディ建築ではなく、同時代に活躍したモデルニスモと呼ばれる芸術様式の、モンタネールという建築家の建てたもの。壁面や天井は花模様の彫刻や装飾が施されていて2009年まで病院として使われていたというから少し驚く。大きな敷地に48棟もある建物は地下でつながっているなど、芸術性以外にも機能面も考慮された建造物である。
サン・パウ病院正面入口
2009年まで使われていた病室
入口近くのホールはかなり華美
全体の棟のつながっている地下通路
アールヌーボーに影響を受けた装飾が多い
バルセロナ2日目は、カサ・ミラとカサ・バトリョへ
カサ・ミラはLa Pedrena(石切り場の意味)と呼ばれていると聞きました。
建設当時物議を醸したフォルムで、石切り場のようだと…
わりと大きな高級アパートで、吹き抜けが特徴的。
カサ・ミラを交差点の反対側から見たところ。この街路灯も美しくデザインされたもの!
カサ・ミラ屋上
これは屋根裏部屋。こんな骨組みでできている
階段の手すりはこのような鋳造の凝ったもの。もともとガウディは鋳物を作る家の子供らしい
正面からみたところ
煙突のモザイクは角度や模様に合わせ 大きさなど工夫されている
柱一本一本模様がレリーフで入っていて綺麗。
ドアノブは粘土を握ってデザインしたとか。右手でも左手でも握ってみるとしっくり来る
カサ・バトリョ(バッリョ)はバトリョさんが改築をガウディに依頼した邸宅。
金持ちらしく、煙突なども含めて外側に見せつけるようにした外観と、ガウディ独自の使いやすさなど趣向を凝らしたもの。
外から見てもでこぼこ。下の窓、形が違って見えるのは、窓を上にずらして開けているからなんです。こんなぐねぐねに見える窓枠も風を入れるための構造にしっかりなっている。
有名ブランドなどもある通りに面した邸宅隣の家と装飾の傾向が全く違う。この窓がすべて開閉できるのが驚き!
最上階は濃く青い
天井のこの渦のような構造。これも海みたい
特注されたというエレベーターの窓ガラス。向こうが海のように見える
通りから見える煙突は装飾的
中庭は明かりとりになっている。海をイメージして上は濃いブルー、下は淡い白っぽいタイルでできている
黄金の間と呼ばれていた主人のゴージャスな部屋。キリンのような模様が金を使って壁面一面に施されている
海のイメージの窓の上の明り取り
最上階。右上に見える四角い鎧風の壁は 光と風が入る仕組み
最後に見た小さな階段。かわいい
次の日は朝からグエル公園へ
グエル公園は、高級住宅地として開発計画するも、入居者が集まらず(今も住んでいる人もいますが)現在は公園として親しまれているところ。
ガイドブックなどの写真では、天気の良い日にカラフルなモザイクのベンチに楽しそうに座っている人たちの写真が載っているのですが……あいにく雨の予報で朝は曇り。おまけにベンチの半分は補修中で白い覆いがかかっていました。
小雨で色が映えない感じ
モザイクのぐねぐねベンチ。公園の広場の周りをこんな感じで囲っています。半分以上覆われていたのが残念
ベンチのある公園は、この一番上 その下にまた別の柱で支えられたところがある
ガウディの家博物館。部屋の照明も、天井の装飾も美しい
人気者の鮮やかなモザイクのトカゲ。人がこの周りでポーズを撮って何カットも撮影するので、これを撮るにも一苦労
座ってみてベンチとして、この下のふくらみをお尻の真ん中にあてるとちょうどいい。そして背はこの円柱斜め切りのつるっとしたところにちょうど持たれるように当たってこれもちょうどいい。構造的にも考えられている
タイルづくり以外にこのような石を組み合わせて作られたところも。内側はベンチになっている
あらゆるところにこのような美しいモザイクが施されている
グエル公園は高台にあり、そこから下っていったところにある、ガウディの処女作と言われるカサ・ビセンスへ。
タイルのモザイクが幾何学的。鉄の装飾など植物モチーフはこの頃から多く使われているとのこと。
正面。建築主がタイル業者だったため タイルが多い
紙でできている!という立体的な壁紙
屋上も鋳物の飾りやタイルで。影も美しい
入口横の手すりは鋳物の花
エッチングに花が描かれている 壁の装飾
バルセロナ4日目はピカソ美術館とその界隈
バルセロナの旧市街地ゴシック地区へ。
ピカソ美術館は、ピカソが住んでいた頃からある古い邸宅を改修して作られた街中の路地沿いにある。
子供の頃に住んでいたらしく、若い頃の作品が中心。いわゆるみんなが思ってるピカソっぽい絵はここにはほぼない。
父親が美術学校の先生なので、5歳から絵画の教育を受けて、13歳くらいにはこんな絵を描いていたという。
細い路地に面した美術館。開館前に並ぶ人々
3歳の頃の作品
路地を歩いているとこんなおしゃれな ケーキ屋さんが
旧市街の路地。こんな細い路地をくねくね歩きました
ピカソ美術館
ノートにでも、ベニヤ板の切れ端にでも描かれた絵は素晴らしい!
はちみつの飴など伝統的なお菓子を売っているお店
その後グエル邸に。
音楽会なども開催されるための部屋などが設けられ、贅を尽くしたグエル邸。
音楽会なども催されたホール
道に面した部分の煙突飾り
こういうところまで かなり贅沢
次の日は少し足をのばして、フィゲラスにあるダリ劇場美術館へ
ダリは私が高校生だった頃から憧れていて、日本に展覧会が来れば足を運んでいた画家なので、少し遠くても予定に絶対入れたかった所でした。
行きは新幹線MD(TGV)で2時間弱、帰りは在来線に乗り、鉄道の旅も楽しみました。
乗ったTGV 汚れてますね…
マンションなどの並ぶ街を抜けるといきなり光り輝く建物が見えてきました!
隣の教会の建物ですが…これもダリ作品?好きなので撮りましたが
駅はダリでお出迎え
入り口前はこんなダリらしい作品が
美術館は予約制で定刻まで周りをぶらぶら。
中はいきなりダリの世界です。もともと劇場なので、劇場美術館。
美術品の他、ダリが昼寝をしていたベッドなども展示されています。
美術館に入ると最初に見える作品
こういう絵画も多数展示されている
劇場の舞台だったところの展示。リンカーンの絵も上の絵やフィギュアも建物を利用した作品
ここに来たらこれ!ですね。床に並べられたものを階段に上がって見ると女性の顔が浮かび上がってくるという。30分ほど並んで見ました。
美術館のすぐそばに、ダリがデザインした宝石美術館が併設されています。
宝石のデッサンもあったりするのですが、ダリのデザインされた宝石はゴージャス!!
ガラ夫人の顔を入れたデザインも多く、ダリの愛が感じられます。
このゴージャスな宝石の写真をもっとご紹介したいのですが、枚数制限があるので、好みのものと、特に目立ったものをご紹介。
帰りの在来特急では、オフロードのバイクレースに参加した人が数名、大きな自転車とともに乗車されていました。自転車ごと電車に乗れるヨーロッパはいいですね。
残りのバルセロナでの二日間で、ミロ美術館とその側にある民族博物館など、オリンピックスタジアムのあたりを周り、ガウディ建築のグエル別邸やミラーリュスの石門などを観て回りました。
バルセロナも明日移動という最終日、大学前で学生が集まっていると思っていたら煙が出て、それと同時にデモが始まりました。
後で知ったのですが、カタルーニャ地方の独立を目指す組織の指導者が禁固刑を言い渡され、それに対し抗議する形でデモが始まったとのこと。
その後観光客の集まる旧市街に出たところではパトカーがたくさん出動 (ビルの間にも)。
これは何かただ事ではない?と思っても特に静かなままだったので、気にせずホテルに帰ると、テレビではストの大きさ、メインストリートのデモの人の多さ、空港への道を占拠するデモ隊の大きさと空港内の人々の混雑具合が半端ではない!
慌ててツイッターで確認すると、飛行機は欠航したり、到着した人が外に出られないとか、身動きの取れない人が出ていたり大変なことになっていました。
大使館の情報を見たり、連絡メールの登録をしたり、ドキドキしながらも、デモの人も一旦家に帰るはずだと信じ、翌朝様子を見ようと就寝。
コペンハーゲンへの移動日
朝起きてニュースをつけても、昨夜ほどの騒ぎを報道していません。(していたとしてもスペイン語なので、意味は分からず、映像のイメージで想像)
とりあえず、大使館の連絡などを見て、できるだけ早めに空港に行くように準備し、朝食後フロントで確認すると、「『今は』 空港バスも近くのカタルーニャ広場から出ている。早めに!」とのこと。
13時25分フライト予定、バスで30分のところ、8時頃出発、バスは一台見送り、道も若干混んでいた程度で9時に空港着。
空港には、おそらく前日乗れなかったであろう人々が隅の方で寝たり座っていたり。早めに着いた人もきっと多く、どこもかしこも人の列。その上チェックイン場所を変えられたりし、ウロウロしました。
チェックインに1時間、イミグレーションに1時間かかりやっと乗り継ぎの中に。この中では、ゆったりと時間が流れていて、外の混雑具合が嘘みたいな様子でした。
我々の乗った飛行機は予定通り飛び、無事にコペンハーゲンに到着。
どこも駅近でホテルを予約していただいていたのでひとまずゆっくり。
コペンハーゲンは、夏至の頃にツアーで周ったことがあったので、一日目はぶらぶらとニューハウンの町並みやデザインセンター、王立図書館に行きました。王立図書館の古い建物と新しい建物とが共存しているところが素敵です。
デザインセンターは日用品や家具の北欧デザインの歴史に触れることのできるところで、建物や中庭も美しくゆっくりできるところでした。
朝から霧。このあともずっと小雨で寒い一日
ブラックダイアモンドと呼ばれる建物の中の勉強室のようなところは外観の直線的なイメージと違い曲線的
ニューハウンの町並み。欄干に鍵をつけるといいことがあるのかな
蔦が紅葉して美しい
デンマークデザインセンターのモノトーンな建物
デザインセンターの美しい中庭
王立図書館。この右の黒いブラックダイアモンドと呼ばれる建物と、古い建物が繋がっています。
図書館の旧館
ニューハウン。こんなシックな色も
チボリ公園はカラフルなハロウィンの飾り付けで楽しそう!
デザインセンター 壁面を被う歴代デザインの椅子
コペンハーゲン2日目は、少し離れたルイジアナ美術館へ
スウェーデン在住の友人に勧められた美術館。楽しみです。
この時期は雨が多いらしいのですが、やはりずっと雨でした。
海の見える広い庭と、地下も利用した展示室。入口の建物からは想像もできないくらいの広々とした美術館でした。常設展示もいいのですが、企画展もボリュームあり、遠くても行く価値ありの見ごたえのあるところでした。
ここでは何回かオブジェと自分たちを撮っているアメリカから来られたご夫婦の即席カメラマンになり、日本に観光に来られたときの話などをして盛り上がりました。
ルイジアナ美術館。表の入り口はこじんまり見えますが
広々とした庭に石のオブジェ
柳の下には池のある庭とマッチしている ジャコメッティの彫刻
庭から海を見下ろしたところ
2つ目の大きな目的、スウェーデン在住の友人に会いにルンドへ移動。
コペンハーゲンからルンドへは海の上を長い橋で渡って電車で一時間ほど。
コペンハーゲンに寄ったのもこのルンドに近い都市だったので。
ルンドは990年にデンマークのヴァイキング王教会を建てたことから始まったという古都。
北欧最大のルンド大学を中心とした学園都市で落ち着いた街並みが美しいところです。
街を代表する古い大聖堂では、たまたま合唱隊のコンサートが始まる。大聖堂に広がる混成合唱で、最初女性パートから広がった声からとても美しく、美しい聖歌や北欧の歌がこの建物の反響も手伝って、厳かな感じが味わえたひとときでした。
また、ここには14世紀から動いているという天文時計があり、決まった時間になると聖者が仕掛けで出てくるものです。この仕掛の時間にも出会えてラッキーでした。
ルンドの街並み
大聖堂のなかの仕掛けで動く天文時計
古い大聖堂
コーラスの声は美しく北欧のメロディも楽しい
スウェーデン南部のスコーネ地方の歴史的な建物が集められているクルトゥーレン(民族野外博物館)。17世紀~19世紀の建物や民族衣装などが各地から集められ展示されていて、けっこう楽しめました。
北欧らしい細かな模様。寒くて長い冬にこういう刺繍をして過ごしていたとのこと
家の中もこのように、シンプルで可愛い北欧の暮らしが再現されています
このように屋根に草の生えている家も多い
ルンド大学の植物園は広大な敷地にところどころ畑などあり、通学で通っている小学生もいるような自由な空間
そして、今回の北欧旅行の目的である友人に、コペンハーゲンから海を渡ったところの都市マルメを案内してもらい、夜には家でスウェーデンの伝統料理をごちそうしてもらいました。
マルメヒュース(マルメ城)
実はスウェーデンの作家ヘニング・マンケルの警察小説「クルト・ヴァランダー」シリーズ の舞台になっているのもこのスウェーデンの南部スコーネ地方で、このシリーズ全巻読んでいた私はその舞台のイースタにも訪れたかったのでしたが時間なく、、、
そして最後の楽しみは、日曜に友人家族が計画してくれた森。
日本(特に関西)では、木のたくさんあるところは、公園以外では山になってしまい、子供もシニアも楽しめる”広い森で高低差のないところ”は初めての体験。高低差がないため楽で楽しくて面白かったです。
まず地図を見て、ルート別に書かれた距離とおよそのかかる時間を確認し、自分たちの時間の余裕と体力を考えコースを選びます。
今回は軽装の私達と小学生もいたので、軽く回れる3キロコース。印は赤。赤い印をたどっていくとそのコースが回れるようになっていて、その印は頻繁に見え、小学生でもすぐに分かるようになっています。
森を歩くコース。私達は赤いコースなので左に
人の歩かないところはこのように苔むしている
森で見つけたもの:この赤いベニテングタケは ヨーロッパでは幸福を呼ぶキノコとして人気があるらしい。赤くてツヤツヤ。絵本でしか見たことがなかったものに出会えました!
木にこのように印があるのでそれを探しながら先に進む
枯れ葉でふかふかの道を進んでいきます
森で見つけたもの:キノコはこんな感じで沢山並んで生えていました。
こうして北欧のデザインと自然に出会った旅もおわりに差し掛かり
最後は乗り継ぎのあるフィンランドヘルシンキへ。
ヘルシンキではマリメッコの工場のアウトレットにも行ったのですが、2013年に行ったときと比べると観光客の多さが以上に増えていて、前回端切れを2キロくらい買ったのですが、今回はほとんど無く、レジも日本人と韓国人で長蛇の列。
流行るってこういうことね……と思いつつ後にしたのでした。
また、古いビルに入っていたハカニエミ・マーケットホールも、ビルが工事中で広々としたプレハブ様の建物の中にマーケットが移っていました。ごちゃごちゃっした中で雑貨やお菓子が選べた雰囲気が楽しかったのですが、こちらもちょっと様子が違って……
海辺のマーケット広場は変わらず、素朴なベリーを並べているお店でベリーのジャムを試食して感激!いくつかジャムを買って帰りました。
最終日のヘルシンキの気温は日本の真冬並み。雨もずっと降り続いているので、現代美術館やデザイン博物館を巡ったあとは、早々と飛行場に移動し帰途に。
10月という時期、日本ではまだ半袖、バルセロナはほぼ日本と同じ、コペンハーゲンやルンドは日本でいうと12月頃、ヘルシンキは2月頃という気温。服装選びに苦心し、靴に雨が染み込んだりして少し困りましたが、寒さもなんとか乗り切れ、楽しく長い旅が終わりました。
バルセロナからの移動ができなかったらどうしようかと思っていましたが、無事移動もでき、どの都市でも便利な場所のホテルを見つけていただき、おまけに最後はバスタブ付き!ジャグジーも付いていてリラックスできました。ありがとうございました!
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