年末年始を高雄と墾丁で過ごす台湾への旅
期間:2019年12月27日~2020年1月4日
N.M 様
現地集合・現地解散!大家族で過ごした年末年始・台湾南部の旅!
「孫が生まれたらみんなでハワイにでも行きたいね」
そんな会話が私達夫婦の母親同士の間で交わされてから早15年近く。ようやく子供が生まれ、その機会はやってきました。しかし我々夫婦は未だハワイに行ったことがなく、双方の両親は高齢に…。代替案として「食事が美味しく国内旅行の気軽さで行ける台湾へ行こう!」ということになりました。
「両家は北海道と関東だから台湾で現地集合しよう!こんな機会は滅多にないので兄嫁さん・姪っ子ちゃんたちも一緒に行こう!年末年始で長く滞在できるから高雄だけでなく台湾最南端の街・墾丁(こんてい)にも行ってみたい!」
と、計画を立て始めたのですが…。老若男女総勢10人、2つの出発地から台湾へ3通りのルートでの飛行機手配、年末年始に2箇所のホテル手配…。この時点で出発まで3ヶ月。素人には無謀な作業でした。
「そうだ!以前、お世話になったパーパスジャパンさんに助けを求めよう!」
問い合わせフォームに連絡を入れると、すぐに前回(と言っても5年も前なのに)の担当者・真々田さんが連絡をくださり、本当にあっという間に手配が完了しました。
待ちに待った年末、まずは北海道発の第1陣が高雄に到着!台湾はクリスマスが終わってもディスプレイがあちこちにそのまま残っていました。小さな子供と高齢者が多いグループだったので、こちらがお願いする前に、空港とホテル間の送迎車の手配を提案して下さり、とてもありがたかったです。
年齢構成に合わせたホテル(高雄國賓大飯店)を選んで頂いたので、観光に出かけずホテルに滞在…という場合でもゆったりと快適に過ごせました。ホテルのすぐ前には愛河が流れていて景観も素敵でした。
次の日に関東発の第2陣と無事に合流、初めての晩餐はホテルから歩いていける有名な牛肉麺のお店でした。古き良き日本の雰囲気と近代的な空気がミックスした高雄の夜の街。帰り道も尽きることのないおしゃべりをしながら、ホテルまでの散歩を楽しみました。
再会の次の日からは高雄の街歩きです。まずは駁二芸術特区(ばくにげいじゅつとっく)という旧倉庫街をリノベーションしたアートスポットへ。街並みのあちこちにかわいい作品があり、小さな子供達でも気軽に楽しめる場所でした。
街歩きの合間の食事が旅の一番の目的なのは私だけではなかったはず。「素朴な街の食堂にこんなに美味しいものが!?」という驚きは既に経験済みだったので、今回も積極的に利用しました。
子供達は麺類が大好き!そして台湾は麺類が美味しい!本当に助かりました。見てください、このおいしい顔!
麺類が美味しい!
おいしい顔!
そして子供達は麺類に限らず粉物全般が好きでした!ビルの外壁(!)で営業している小籠包屋さんでは、生まれて初めて食べる小籠包のおいしさに大喜びして、何度もおかわりをしていました。
大家族の墾丁への移動の際には、なんとバス1台を用意してくださいました!
息子、現地のガイドさんと記念撮影♪
記念撮影♪
リゾート地・墾丁のホテルは大都市と異なり部屋数が限られています。年末年始の宿泊先(しかも3部屋)を3ヶ月前に探していること自体が無謀で、自力では空室を見つけられませんでしたが、パーパスジャパンさんは第1希望だったホテル(墾丁凱撒大飯店)を確保して下さいました♪現地旅行者さんとの繋がりの強さを感じた瞬間でした。
海で遊ぶには少し寒い季節でしたが、子供達はプライベートビーチで足を濡らして遊び、一部温水のプールも楽しみました。
墾丁滞在中に唯一ホテルから出かけた先は、台湾最南端の岬・鵝鑾鼻(がらんび)でした。灯台まで緩やかに続く遊歩道の先には広い海が広がっており、南国の日差しを浴びながら開放感に浸りました。
ホテルの食事も概ね好評で、種類が豊富なビュッフェや本格中華などが楽しめました。そんな中、年配者に特に好評だったのが海鮮鍋でした。(これはおススメです!)
また、子供の遊び場がとにかく広く、アスレチックやボルダリングまで楽しめる充実ぶりにはただただ驚きました。日本を出発する前から、墾丁ではホテルでのんびり過ごすつもりでいましたが、その計画は大正解でした。写真に収められませんでしたが、カウントダウンイベントでは盛大な花火大会も行われていました。
高雄に戻った夜、夕飯からの帰り道に偶然遭遇した野外イベントです。暗い公園内をさまざまな光のオブジェが照らしだし、たくさんの人が楽しんでいました。ここでも子供達は喜んで遊んでいました。今思うと「高雄=子供がアートで楽しめる街」ですね。
高雄で楽しんだ食事の数々。安価で美味しいものばかりで、毎食楽しみで仕方ありませんでした。
食と温暖な天候をセールスポイントに両親を旅に誘いましたが、とても喜んでくれました。オーダーを紙に書いて注文するスタイルのお店が多く、その点も便利だったようです。
ホテルのそばには愛河の遊覧船乗り場と高雄市内の観光循環バス乗り場があり、大家族みんなで過ごす最後の1日はバスを利用して楽しみました。かわいい真っ赤な2階建てのバス、子供達はやっぱり眺めの良い2階に座りたがりました。
観光初日で出かけた駁二芸術特区近くの港でバスを降り、フェリーで10分ほどの旗津半島(チージンバンダオ・きしんはんとう)へ渡ってみることにしました。屋台が軒を連ねるエリアや海辺の遊歩道を散歩しました。食べ物の話ばかりで恐縮ですが、この辺りはやはり海産物が豊富ですね。この日は特にお天気が良く、北海道の初夏のような陽気でした。
またバスに乗り出発地点に戻った私達。バスガイドさんに記念写真を撮影してもらったところで「このバスはこれから別コースへと出発しますが、短時間ですし、車窓から高雄の街並みを楽しむには最高ですよ」とお誘いを受け、もう少しバスに揺られることにしました。
暮れていく高雄の街並み眺めながら今回の旅を振り返ります。
やっぱりおしゃべりは尽きません。子供達も名残惜しそうです。
関東組は翌日早朝の便で帰国なので、夜、寝る前にお別れの挨拶をしました。息子はまだ幼くキョトンとしていましたが、従姉妹のお姉ちゃんたちは息子と離れ難かったようで大号泣していました。
ちなみに早朝発でも送迎車がガイドさんとともに迎えに来てくださり、出国の手続きも全て行ってくださいました。
北海道組は昼過ぎの便での帰国でした。夕方には新千歳空港に到着していたので、本当に国内旅行のような感覚で、疲れもなく快適な空の旅でした。
そしてこの直後に新型コロナウィルスの騒動が勃発するわけです。旅の最中には、長きにわたり国内移動でさえもままならない状況に陥ることなど夢にも思わず、「またGWや夏休みにでも遊びに行くね」と話して高雄で解散しましたが、10ヶ月経った今も関東と北海道の家族の再会は未定の状態です。そういったエピソードも含めて、この台湾の旅は両家にとって(特に高齢の双方の両親にとって)とても大きな意味のある思い出深い旅になりました。
台湾、楽しかったね!」誰かがそう言ってくれる度に、本当に行って良かったと思っています。
パーパスジャパンさん、真々田さん、どうもありがとうございました!
そして、次の旅もまたよろしくお願いいたします!
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