フィンランド ~ キルピスヤルヴィでのウィンターハイキング手配旅行

期間:2020年12月25日~2021年1月2日
福島 良一 様

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2020年1月、ノルウェーにある絶景の岩場トロルトゥンガで

ウィンターハイキングの思い出が忘れられず、また行きたくなった。
日本から遠いところ、日本人観光客がいないところ、そして雪山登山やクロスカントリースキーなどが出来るところへ。

そこで前回同様、(株)パーパスジャパンの岩越氏に相談したところ、 フィンランド北部ラップランドの中でも最果ての地、北極圏のキルピスヤルヴィにあるサーナ山への登山を手配してくれた。
新型コロナウイルス感染を心配する家族の反対を押し切り、何が何でも行く覚悟を決めた。

まず、東京成田国際空港へ行って驚いたのが人の少なさ。
年末なのに出発ロビーは閑散とし、レストランや売店など殆どが休業。

フィンランドの首都ヘルシンキへの飛行機も乗客わずか6、7人。
これまで国際線の大型機を数百回も利用して来たが、こんなのは初めての経験。
まるでチャーター便のような快適さと居心地の良さだった。

ヘルシンキのヴァンター国際空港に予定より1時間近くも早く到着。

やはりターミナルは無人状態で、手荷物検査や入国審査で順番待ちもなく、わずか20分足らずで国内線キッティラ行きの搭乗ゲートへ。
乗り継ぎ時間の短さなど取り越し苦労に終わった。

フィンランド北部ラップランドのキッティラ空港からバスで約15分。
北極圏の広大な大自然の中にある国内最大のスキーリゾート地レヴィ。
毎年アルペンスキーのワールドカップも開催され、実に43ものスロープがある。
また、世界保健機関(WHO)の調査によると最も空気が澄んだ地域らしい。
なるほど、空気も水も新鮮で美味しく感じる。

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レヴィではバス停前と交通に至便なHotel Hullu Poroに宿泊。
深い雪に凍った大地が広がる地方らしい暖かい雰囲気を持つホテル。
館内には廊下や部屋の中など壁の至るところに芸術的な絵画が描かれている。
各部屋のバルコニーからはゲレンデも目の前に見えて、思わずスキーに行きたくなってしまう。

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でも、先ずはホテルから徒歩5分ぐらいの「Pub HOLMOLV」へ。

当店自慢の巨大なホットドッグを食べるためだがメニューに載っていない。
女性従業員に聞くと、残念ながら「数年前から店で提供していない」らしい。
それでも、折角来たのだから彼女お勧めのチキンウイングスを注文。
地元の人気銘柄KARHUとの相性も抜群で美味かった。

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2日目はレヴィから長距離バスで5時間以上。

同国西側の最北端、最大の目的地であるキルピスヤルヴィに到着。
ノルウェー、スウェーデンとの国境に近い人口わずか140人の小さな村。
一日中太陽が昇らず、ときには気温マイナス30度以上になると言う極夜の地。
さすが、真冬にこんな最果ての地に来る観光客は1人もいなかった。

キルピスヤルヴィではTundrea Holiday Resort & Restaurantに宿泊。
木の香り漂う部屋は広々とした居間に台所とテーブルがあり、階段を上がると寝室。
さらにバスルームにはサウナも完備し、想像を遥かに超える素晴らしさ。

また、レストランは高級感たっぷりでトナカイ料理なども最高に美味しかった。
まさか、こんな辺境で最高に贅沢な気分が味わえるとは思わなかった。

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3日目はルームサービスの朝食を取ったあと

最大の目的であるサーナ山へ登山に行く予定だったが、生憎の悪天候により順延。
代わって北欧3国の国境地点へ向かおうとしたが、これまた天候不良でツアー中止。

どれぐらいの天気なのかホテルから外に出ると、全く出歩く人の気配なし。
手袋を外しただけで指先が凍傷になってしまうほど寒かった。

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翌日に一日遅れで待望のサーナ山へ登山。

同国で2番目の標高1029メートルあり、とりわけ形状の美しさと存在感から知れ渡る山。
夏は大勢の登山客で賑わうが、冬は厳寒に深い雪と氷、極夜のため皆無に等しい。

そこで現地の山岳ガイドに同行して貰い、ホテルから車で約5キロ離れた登山口へ。
そこから厳しい気象条件に耐えながら北極圏では自身初の雪山登頂に成功。
全く視界は利かなかったが、登頂出来ただけで大満足だった。

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それから5日目に北欧3国の国境地点へ。

ホテル近くから凍った湖の上をスノーモービルで約16キロ疾走。
世界的に珍しいノルウェー、スウェーデンとの国境地点に辿り着く。

その湖上にはユニークな形の記念碑が立ち、3国をわずか10秒足らずで一周。
これまた人生初体験で、最果ての地まで来た甲斐があった。

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その日の午後キルピスヤルヴィからレヴィに戻って1泊。
翌朝6時45分にレヴィを出発し、長距離バスでロヴァニエミへ。

そのサンタクロースで有名な町で乗り継ぎ時間を利用しマクドナルドへ。
かつて世界最北の地にあり、現在は欧州最北端という大手ハンバーガーチェーン店で食事。
当店限定のRuis Fresh、いわゆるライ麦バーガーを堪能。
この町に立ち寄る価値もあった。

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レヴィから長距離バスで2時間20分。
さらにロヴァニエミで他のバスに乗り換え5時間25分。
乗り継ぎ時間を入れると合計10時間25分も掛けて、漸く最後の目的地イナリに到着。
ラップランド西側の最北端から南、さらに北東部へと未知の世界を行く。
これぞ、外国旅行ならではの旅の醍醐味だ。

ラップランド最大のイナリ湖畔にある人口約700人の町イナリ。
その主要道路沿いにあり、バス停も目の前と便利なHotel Inariに宿泊。
先住民族サーミが多く住み、冬はオーロラ観測の穴場として有名。

キルピスヤルヴィ同様、観光客の姿は全くと言っていいぐらい見掛けない。
自然のなすがままの環境にいて、本当に爽やかな気分になれる。

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7日目はイナリでハスキーサファリを初体験。

出発前にソリの操縦法を習い、ソリ使いの合図と共にハスキー犬が全力疾走。
雪原へと一目散に駆け抜け、思いの外スピードが速くスリル満点。
途中、操縦を誤って転倒し数百㍍も引っ張られたが約10キロを完走。
人と犬との良好な関係に大いに感動した。

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そのあとはクロスカントリースキー教室に参加。
フィンランドの国民的スポーツであり、文化の一つ。
また、明るい時間なら美しい雪景色を背景に心と体にもいいスポーツ。

過去1度しか経験がない初心者なので、まずはクラシカル走法を徹底的に練習。
早くスケーティング走法も出来るようになりたい。

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大晦日の夜はホテルのレストランでニューイヤーズイブ・ディナー。

地ビールで「サーナ」という名前が付いたSaana Lapland Pale Aleを飲みながら
スモークサーモン、クレイフィッシュ、イナリ湖で捕れたホワイトフィッシュなどを堪能。

新型コロナウイルス感染症で多くの人々が亡くなる中、生きる幸せを感じながら
2020年の思い出をありがとう。

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2021年元旦。最終日は朝からスノーシューに参加。

北極圏の森の中で大自然の安らぎと静寂、息を呑むほどの雪景色、
トナカイなど野生動物の生息を感じながら、誰も歩いていない深い雪の上を5キロほど散策。

レヴィからキルピスヤルヴィ、ロヴァニエミ、そしてイナリへと旅し、
極北地方ラップランドの美しさに心が洗われる。

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昼過ぎにホテルをチェックアウトし、車で約48キロ南のイヴァロ空港へ。
世界的に見本とされたり、称賛されたりするデザイナーや建築家を多く輩出する国だけに、
空港を見るだけでも外観やロビー、土産物店などの芸術性に感心するばかり。
これもフィンランドに魅せられる理由の一つだ。

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イヴァロ空港からヘルシンキ・ヴァンター空港で国際線に乗り次いで日本へ。

フィンエアーの窓から見える青空を久し振りに眺め、
3年連続で幸福度ランキング世界1位に輝くフィンランドの人たちのように
「ハッピーに生きることの大切さ」を感じながら無事帰国。

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今回も(株)パーパスジャパン岩越氏の迅速な対応や手配などのお陰で、
前回のノルウェーに優るとも劣らない最高の旅が出来た。

ツアープランナーからのコメント

昨年のノルウェー旅行に続き、再びご旅行の手配依頼を頂きまして誠にありがとうございました。
コロナ渦で気軽に海外旅行をする事が困難な時勢ですが、キルピスヤルヴィでのサーナ山ハイキングを達成し、また冬のラップランドをご満喫頂けたようで大変嬉しく思います。5時間移動の長距離バスの乗客が、福島さん1名だったというエピソードが面白かったです。今後とも宜しくお願いします。

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