W杯が無ければ、一生行く事は無く、行こうとも思わなかった国、カタール。
隣国のサウジアラビアやUAE等の国と国交を断絶し、大会施設建設中の労働者が、数千人亡くなった噂のある、危険で治安の悪い国のイメージだった、カタール。
2022Qatar Wold cupに、行ってきた。
11月20日に羽田を出発して12月4日に帰国する15日間の冒険だった。
試合会場までは、大会の為に建設したという、Metroを利用する。近代的な施設だ。
揺れも少なく、無人運転で3分間隔でやってくる。
少し本論と離れるが、私は、カタールに行くために3か月前から髭を伸ばしていた。
中東では、髭が是非ものだと勝手に思っていた。
現地の人たちは、黒々とした顎髭が見事で、さすがだった。
しかし私の髭は、伸びはしたものの、白髪が7割ほどで、いたってみすぼらしい。爺むさいのだ。
マスクを取っていたので、爺むささはこの上なかったのだろう。
なんと、地下鉄に乗るたびにカタールの人たちは、席を譲ってくれるのだ。
最初は、学生風の年恰好の人だった。次は、若い女性だった。
次の人は、空いている席まで私を誘導してくれた。
なんというホスピタリティーか。日本では、中々お目にかかれない。
カタールの方たちの穏やかさが、私のイメージを180°変えた。
素晴らしい国だった。