3年前に計画したイタリア旅行、コロナで伸びに伸びて、漸く行くことができました。
期間:2023年05月20日~2023年05月29日
K.I. 様
GON-001696
3年前に計画したイタリア旅行、コロナで伸びに伸びて、漸く行くことができました。
関西国際空港からルフトハンザ航空で出発。
ミュンヘンからフィレンツェへ。ゲートにたどり着くのに30分以上、乗り継ぎがちょっと心配だったけれど(前、ミュンヘンで手荷物検査にすごく時間がかかったことがあった)、無事に搭乗。フィレンツェの空港から、サンタマリアノヴェッラ駅までは、トラムで15分ほど。駅行きしかないのでとてもわかりやすい。ホテルも駅近。荷物を預けて街歩きへ出発。
ドゥオーモは、日曜で拝観はお休み。洗礼堂、ジォットの鐘楼も、外観だけ見る。観光客はとっても多い。ヴェッキオ宮殿の廻廊から、フィレンツェ一望。全方向見わたせるベストポイントです。上がるのも楽チン。サンタクローチェ教会では、ダンテ、ガリレオ、マキャベリ、ロッシーニのお墓、他多数。ミケランジェロを見逃したのは、残念。
サンロレンツオ教会、地味な正面外観と違って、内部はとてもシックで美しい。サンロレンツオ教会からドゥオーモへ行くと、入場者の長蛇の列。今日は、断念して、ポンテヴェキオを通ってピッティ宮へ。パラティーナ美術館は、月曜で休館。ボーボリ庭園は、暑かったので、宮殿前だけ見て早々リタイア。
二度目のヴェッキオ宮は、宮殿内部を見学。500人ホールに、レオナルドがアンギアリの戦いの絵描いていたら、良かったのに。ホテルのすぐ前のサンタマリアノッベッラ教会。前の広場もきれい。
待望のウフィツィ美術館、3番窓口で予約したチケット受け取り。8:20ですでに列。入場したのは8:45。
レオナルドの描いた天使、ミケランジェロの、聖家族など。三階から二階へ降りるが分かりにくくて、三階二往復して漸く二階へ。二人のメディチ、コジモとロレンツオの顔が見られたのがうれしい。ティツァーノのビーナスとフローラ。カラヴァジヨのメデューサとバッカス。メデューサは一度見たら忘れられない。お目当てのボッティチェリの部屋を見逃して、また三階へ戻る。ビーナスとプリマヴェーラ。マニフィカトの聖母、淡い色で、どこか虚ろな感じ。
サン・マルコ美術館は午前中だけ開館なので、教会だけ見学。アカデミア美術館は、長蛇の列で、断念。メディチ家礼拝堂は、ドームの下が丸々お墓。これも外観からは想像できないほど豪華。
電車でシエナへ。なだらかな丘、小麦畑にオリーブ畑、まさに絵のような車窓の景色。
11:40 シエナ着、駅から長いエレベーター。城門をくぐり、古い、細い道をぷらぷら歩いて、カンポ広場まで30分。中世そのままの街の雰囲気を味わう。
市庁舎とマンジャの塔、傾斜のついたカンポ広場。マンジャの塔に登れず、広場全体が見られなかったのは残念。シエナのドゥオーモのファサードは、白とピンク、内部も華やか。
5日目にしてようやくドゥオーモへ入場。9時から、1時間ほど並んだ。双眼鏡を持参したので、ステンドグラスやタペストリーがはっきり見えて、とてもキレイだった。
サン・マルコ美術館は、修道院らしい落ち着いた静かな雰囲気。階段を上がった所にある、フラアンジェリコの受胎告知は、優しい雰囲気で癒された。
午後からピッティ宮殿内のパラティーナ美術館へ。◯◯の部屋と、画家ごとではないので、宝探し気分で見て廻る。ラファエロもあっちこっちにあって、さりげない名札は、あるけど、皆さん、結構素通りしていた。
フィレンツェとお別れ。フレッチャロッサでローマへ。駅の電光掲示板に、ホーム番線が出たのは、7分前。皆さん、荷物が多いので、乗るのに、時間がかかって、結構あせった。
ホテルはテルミニ駅から、極近。移動もご飯食べるのもとっても便利だった。
地下鉄でヴァチカン美術館へ。スリが多いということで、ちょっとドキドキしながら乗車。
8:30過ぎにヴァチカン美術館の前に着いたら、人の列、列。今回は、みゅうのシスティーナ礼拝堂日本語ガイドツアーを予約していたので、スムーズに入場。礼拝堂に着くまでに、彫刻、タペストリー、モザイクの床等々見所たくさん。システィーナ礼拝堂の中は、撮影、ガイド禁止なので、ガイドさんから事前に説明を受けた。
ラファエロのアテナの学堂。レオナルド、ボッティチェリ、ミケランジェロをモデルにした三人と、ラファエロ自身は小さく控えめ。システィーナ礼拝堂、静寂にはほど遠く、入場者で、ごったがえす。双眼鏡大が活躍で、最後の審判、天井画のアダムとイブも良く見えた。私的ベストは絵に疲れはてて、ヘロヘロになってミケランジェロ自身。
サン・ピエトロ大聖堂。大きく、重厚、豪華で写真に納まりきらない。ミケランジェロのピエタ。ベルニーニの天蓋、聖ぺテロの像、結婚式のカップルに衣装がキュートなスイスガード。
地下鉄でスペイン広場まで戻り、ぶらぶら歩きながらホテルまで戻る。ローマは坂の街を実感した。テルミニ駅で明日のレオナルドエクスプレスのチケットを購入。
イタリア旅行最終日。さすがローマ。ヴァチカンの日曜ミサをテレビで中継。昨日見たサンピエトロ大聖堂でのミサの様子、教皇を拝見できて感激。
カブール通りを下って、コロッセオ、フォロ・ロマーノへ。コロッセオは外観だけ。今年のジロデイタリアの最終日のゴールが、ここでコースと観覧席が設けてあった。もう1日あったら見られたのに。
空港行きのレオナルドエクスプレス、早々と23番が出たのはいいけれど、23番に止まっている列車の前に、空港から来た列車が止まって、それが折り返すので、23番で待っていた人たち、慌てて前へ移動。イタリアの列車には、最後まで振り回された。
ミュンヘンでの乗り継ぎ、手荷物検査無しで、すんなり通過。無事に関空行きに搭乗して、帰国しました。
晩ごはんは、もっぱらフードコートを利用。フィレンツェは中央市場の上、ローマはテルミニ駅。手軽に色々食べられるし、生ビールも味わえた。おやつは、毎日ジェラート。イタリアのジェラート最高に美味しかった。
反省点:教会や美術館の開館日や開館時間をよく確かめず、行ったら閉館が何度かあった。ウフィツィ美術館も地図なしで、無駄に長く歩いいてしまった。
フィレンツェの五日目の午後少し雨が降った以外、天気にも恵まれ、いい旅ができました。
担当の沢田さんには、フライト、ホテル、美術館の予約等、リクエストに細かく対応して頂きありがとうございました。旅行前も滞在中もメールで細かい情報を伝えていただき安心して旅行することができました。帰国したら、すぐ次に行きたくなりました。その時はまた、よろしくお願いします。
コロナ渦から待ちに待ってのイタリア旅行で、ようやく実現できましたね。非常に観光客が多い中で、事前予約もしながら、目的の多くの芸術作品をご覧いただけて良かったです。ローマでのご旅行最終日が、ジーロ・ディ・イタリアの最終ゴール日と重なり、交通機関の影響があることをご連絡したところ、逆にそれを見に行きたいと仰っていただき、海外旅行で起こりがちな予想外の状況でも楽しんでいただけたことがとても嬉しく思いました。今回見れなかった場所や作品があるようですので、次回の目的にしていただければと思います。