いつかは、訪れてみたいと思っていた北欧を
長い自粛期間明けの旅先に選びました。
車椅子利用の母との旅行のため、どこの旅行会社に依頼しようかと検討するところから始まりました。
ネットで『車椅子』をキーワード検索して、パーパスジャパンさんの旅行記を見つけて、ここの会社ならなんとかなりそうだと思い依頼メールをしました。メールをしたその日に早速連絡があり、仕事の速さに感心したのを覚えています。
期間:2023年7月14日〜2023年7月22日
S様 ご家族
GON-001709
長い自粛期間明けの旅先に選びました。
車椅子利用の母との旅行のため、どこの旅行会社に依頼しようかと検討するところから始まりました。
ネットで『車椅子』をキーワード検索して、パーパスジャパンさんの旅行記を見つけて、ここの会社ならなんとかなりそうだと思い依頼メールをしました。メールをしたその日に早速連絡があり、仕事の速さに感心したのを覚えています。
成田 → パリ → オスロ
往路の航空機は、エアフランスを利用。
先頭に車椅子用のお手洗いがあり、助かりました。長時間フライトでしたが、CAさんも皆さん親切で満足しています。
オスロの空港は、タラップを降りてバスで移動する形で、どうやってタラップを降りようかと悩みましたが、航空機の出口まで上昇できるミニバスと空港の係員が迎えに来てくれていて問題なく入国出来ました。到着が深夜だった為、ホテルに到着後すぐに休みました。
オスロ観光
3時間の日本語ガイドさんによる観光。
日本人ガイドさんの案内で、オスロの街を観光しました。このガイドさんが、数名しかいない国立美術館を案内できるガイドさんと言うことで、案内して頂きました。また、翌日のベルゲン鉄道乗車の為、駅も案内頂きました。ホテルからホームが見えるくらい、すぐのところでした。
観光後にMUNCH美術館まで送ってもらい、チケットの購入方法と帰り道を教えてもらいました。
ベルゲン鉄道(ベルゲン → ミュルダール)、フロム鉄道(ミュルダール → フロム)にてフロムへ
*ノルウェーナットシェル利用
朝一にスーツケースをフロント横の荷物集積所に預けて朝食をとり、ボストンバッグ1つですぐ隣のベルゲン駅へ向かいました。電光掲示板で、ホーム確認して、列車を待っていたら急にホーム変更になって、全員で大移動になって大変でした。
ノルウェーの駅には改札口がないため、ホームで駅員さんを探して、ヘルプしてもらうのですが、駅員さんがうろうろしていなくて、ちょっと焦りました。駅員さんを、なんとか見つけて、お願いしたら快く対応して下さいました。車両に備え付けのリフトで車椅子ごと乗せてくれました。座席も車椅子対応で、座席後ろに車椅子を置いておくことができました。
オスロを出て、暫くすると車掌さんがチケットの確認に来られました。車椅子用の広めのお手洗い、コンパートメント、売店や自転車置き専用の車両もありました。ミュールダール到着時も、乗車時と同様にリフトで降車し、フロム鉄道の係員の誘導で列車に移動しました。フロム鉄道は、スロープで乗車しました。座席指定ではなかったので、座るところがないだろうと予想してましたが、なんと先頭車両の2ケ所を『reserve』の札で確保して下さってました。とても感謝しています。ゆったりと列車の旅ができて、ほんとに良かったです。
途中、ショースの滝で数分停車して滝と妖精の見学をしました。あいにくの雨で寒かったので、妖精もとても寒かったと思います。フロム到着時も、スロープで降車です。
駅から、フレートハイムホテルまでは、数分の距離で、迷うことなく移動できました。バリアフリールームも、リビングとベッドルームの構成でゆったりとできました。夏ですが、オイルヒーターが稼働してて、助かりました。
ホテルのレストランでビュッフェスタイルの夕食を取りました。海鮮物や、チーズ類が豊富でした。
フロム → グドヴァンゲン → ヴォス → ベルゲン
フェリーで、約1時間のフィヨルドを見ながらの旅。フェリー乗車もスロープになっていたので、問題なかったです。乗客の方が『お手伝いしましょうか』と暖かい言葉をかけて下さり、嬉しかったです。デッキに行くには階段しかなかったので、1階の席に座り、車窓からの見学です。あいにくの雨で、寒かったので室内で充分でした。途中の小さな街の家々が可愛らしかったです。船内には車椅子用のお手洗いもあり安心して過ごせました。
ボスに到着したら、各自で次の目的地に移動します。人の流れについて行ったので、バス乗り場はすぐにわかったのですが、バスの表示が【VOSS】になっていなくて、少々不安でしたが、運転手さんに確認して乗車出来ました。車椅子のバスへの積み込みは運転手さんがして下さいました。約1時間、車窓からフィヨルドや街並みを眺めるバス旅です。
ヴォスに到着し人の流れについて駅まで移動して駅でベルゲン行きの列車を待ちました。駅のトイレは有料で、クレジットカード決済でした。ヴォス駅のホームと列車の乗車口はフラットだったので、問題なく乗車できました。この列車も車椅子席を予約して頂いていて、ゆったりと座れました。
ベルゲン駅に到着したら、ホームにお迎えの運転手さんが待っていてくれて、スムーズにホテルに移動できました。
ハーバーホテルから、徒歩5分くらいのところに、フィッシュマーケットがあるので、夕食はそこで食べました。
それにしても、物価が高い。。。
ベルゲン観光
3時間の日本人ガイドさんによる、ベルゲン観光。
ベルゲンの街並みとエドヴァルド・グリーグの家(トロルハウゲン)を案内して頂きました。トロルハウゲンでは夏季にコンサートホールで、ピアニストによる演奏会を定期的に催していると案内して頂き申し込みしていました。
この日は、たまたま日本人のピアニストの方でした。グリーグのコンテストで優勝された方とのこと。躍動感があって、とても良かったです。ガイドさんも、何回も鑑賞しているけど、今日が一番とおっしゃってました。コンサート会場では、一番上の車椅子でも問題ない席に着席。ステージの正面がガラス張りになっていて、フィヨルドの景色も見渡せて素晴らしい会場でした。
3時間はあっという間で、フロイエン山へは母と二人でロープウェイに乗車して行く予定でしたが、日本人ガイドさんのご厚意で、引き続き案内して頂きました。ロープウェイは車椅子、ベビーカー用の乗り場もあり問題なかったです。あいにくの雨で山頂からの眺めはぼんやりしてましたが、楽しめました。山頂のカフェで、コーヒーとパンを頂きました。その後、スーパーマーケットへ案内して頂きチョコレート類のお土産を購入しました。日本人ガイドさんには、予定の案内時間をオーバーしてお付き合い頂き、大変感謝してます。
夕食は、ホテルの中華レストランで頂きました。地元の人で賑わってました。
この日はフリーだったので、のんびりお土産を買ったりしました。港の近くにはたくさんお土産物店があり、見て回って楽しかったです。
夕食は、再びフィッシュマーケットへ。
帰国日に、初めて晴れ間が見えました。
前日に、ホテルフロントで空港までのタクシー手配をしていたので、タクシーで空港まで移動しました。車椅子ごと乗り込めるタクシーが迎えに来てくれました。
空港での免税手続きは、購入したお店でもらった用紙に必要事項を記入して専用ポストに投函するだけで、簡単でした。
復路はKLMオランダ航空利用でした。
車椅子トイレはなかったですが、CAさんの配慮で普通トイレをカーテンで仕切って下さり、広く使えました。
韓国経由で関空に無事到着。
この度は、車椅子利用のお母さまとのノルウェー旅行をご依頼頂きまして誠にありがとうございました。生憎のお天気でしたが、お母さまもご旅行を楽しんでいただけたようで安心しました。フィヨルド観光の乗り換え時の車椅子のご様子も詳しくレポート頂き誠にありがとうございます。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。