感動のベルリンマラソンツアー6日間
~街並みと応援に包まれた挑戦~

期間:2024年09月26日~2024年10月01日
山田 様

GON-001773

当日は快晴無風、気温10℃の絶好のマラソン日和。前半飛ばし過ぎて後半潰れない様に注意すれば、サブ4は達成できると思いつつ慎重に前半を走る。

それにしてもこのマラソンの沿道応援は凄い。声援、音楽、生演奏、鳴り物等の応援が途切れることなく続いて大変勇気付けられる。しかし、さすがに25キロを過ぎる辺りから次第に足に疲労を感じるようにはなったものの、ベルリンの街並みを走ること40キロまで、幸運にも足がつるようなこともなかった。

40キロ地点を過ぎた辺りではさすがにかなり消耗していたが、疲れ切った体から最後のエネルギーを振り絞り市内中心部を右に左に曲がりながらゴールを目指す。41キロを過ぎて左に曲がるとウンターデンリンデンに出て、街路樹の狭間にブランデンブルグ門が見えてくる。ゴールまであと少し、ここでも沿道に居並ぶ多くの市民・観光客が帰ってきたランナーたちに大きな声援を送る。

ブランデンブルグ門をくぐる瞬間はこのマラソンのクライマックス。ここからは残り直線約300メートルだが、同じコースで世界新記録を出したキプチョゲになった気分で走る。

今回は後半つぶれないようにセーブ気味にペース配分したお陰で、無事にゴールラインにたどり着く。満足の42キロメートルだった。

当日朝スタート前にブランデンブルグ門の前にて。
当日朝スタート前にブランデンブルグ門の前にて。

事前に申請したフィニッシュタイムに応じて割り当てられたスターティングブロック内でスタートを待つ。4時間で申請してGブロック、スタートはエリートランナースタートの1時間後
当日朝スタート前にブランデンブルグ門の事前に申請したフィニッシュタイムに応じて割り当てられたスターティングブロック内でスタートを待つ。4時間で申請してGブロック、スタートはエリートランナースタートの1時間後

日頃ランニングを楽しんでいる60歳代の夫婦で参加させて頂きました。

これまで夫(私)は幸運にも2020年の東京マラソンに当選して走ることができましたが(但しコロナ禍のため2020年には一般ランナーは走れず、その後も大会は延期を繰り返し実際に走ることができたのは2022年です)、妻はなかなか当選せず悔しい思いをしていました。

その後2022年4月から2024年3月まで海外赴任(アフリカ)となり、大きな大会への参加チャンスを得ることができない期間が続きましたが、今年3月にようやく赴任を終えて帰国した直後に、たまたまパーパスさんのベルリンマラソンツアー募集の案内を見つけ、「これだ!」と思い申し込みました。そもそも世界6大マラソン大会は自ら出走権を得ること自体容易ではないため、海外6大大会への参加は半ば諦めていたところ、出走権も手配して頂けるということで、正に「渡りに船」という感じでした。

「ベルリンマラソンを走る」というチャンスはそうそうあるものではないため、事前に気合を入れて練習に励みたかったところですが、今夏の猛暑でほとんど屋外での練習ができず、もっぱらジムのトレッドミルが中心となりました。しかしこれも12km程度走ると飽きてくるので、距離不足の不安は否めませんでした。そこで9月になってやや猛暑も峠を越えた頃、2泊3日で川口湖合宿を行い(1周約18km )、また出発1週間前にようやく屋外での30kmが1回だけできたというような状態でした。

こうした状態で現地入りし、スタートラインについた時は本当に完走できるのか不安がない訳ではありませんでしたが、さすがに平坦で高速コースと言われるだけのことはあります。アップダウンで体力を消耗することもほとんどなく、また応援が比較的静かな東京マラソンに比べ、延々と続く応援を受けて42キロメートルを走れることは非常に素晴らしい体験であったと感じます。ちなみにタイムの方はサブ4達成ですが、「高齢者」にしてはよく頑張ったと言うのは自画自賛でしょうか(なお妻は私よりかなり速く、ほぼサブ3.5でした)。

ゴール後提供されたビールを楽しむ(ノンアルコール)
ゴール後提供されたビールを楽しむ(ノンアルコール)

日本からの往復にはトルコ航空によるイスタンブール便を手配頂きましたが、乗り継ぎ時間は短過ぎず・長過ぎず適当だったと思います。

更に宿泊に選んで頂いた「Select Hotel」は観光スポットのチェックポイント・チャーリー間近で、周りにレストランも多く、スーパーマーケットや地下鉄の駅も徒歩圏内で非常に便利でした。更に室内もきれいで朝食も期待していた以上に品数が豊富で、良い意味で予想外でした。またマラソン当日の朝、スタート地点までは徒歩15分程度で、ロケーションも良く適当であったと考えます。

手配頂いた「セレクトホテル」外観
手配頂いた「セレクトホテル」外観

最後にベルリン到着後、空港から専用バスで直接エクスポ会場へ向かい、ビブナンバーや事前注文したTシャツ等を受け取りましたが、会場では多くのメーカーの出店があり、様々なマラソン関連商品が販売されており、これを買い求める客で会計前には長蛇の列ができ、ツアーメンバーに与えられた時間内では到底買い物が不可能と思われるような状況でした。

エクスポ会場の旧空港。沢山のランナーでごったがえしていた。
エクスポ会場の旧空港。沢山のランナーでごったがえしていた。

エクスポ会場でビブナンバーを受け取る
エクスポ会場でビブナンバーを受け取る

但し記念Tシャツや完走Tシャツ等のマラソン記念グッズはアディダス社が提供しているため、ここだけではなく市内の同社フラッグショップで同じものを買い求めることが可能です。我々も翌日お昼前にここでコートなどを購入しました。確かにここも客は多いものの、エクスポ会場のような混み方ではなく、比較的短時間で購入が可能です。

場所は以下に示しますので、宜しかったら参考にして下さい(なお宿舎近くの「Mall of Berlin」内にもアディダス社の店舗がありますが、ここにはベルリンマラソン関連グッズはありません)。

【行き方】
「Mall of Berlin」の「Leipziger Platz」側出口(同モールの西側)の地下鉄「Potsdamer Platz」駅からU2に乗り、4駅目の「Wittenbergplatz」下車。そこから大通り(タウエンチーン通り)を西に進む(カイザーウィルヘルム記念教会近く。このタウエンチーン通りはマラソンコースの一部になっています)。

地図

ツアープランナーからのコメント

素敵なご旅行記、ありがとうございます。大会当日は天候にも恵まれ、応援の声や音楽に支えられながら、見事にサブ4を達成されたこと、大変嬉しく思います。また、ホテルや移動の利便性、観光も楽しんでいただけたとのこと、ツアーをご満足いただけたようで安心しました。今後も思い出に残る大会参加をサポートできるよう努めて参ります。

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