エジプトに行ってみたい!
でもこれまでヨーロッパやアメリカを自由気ままに旅行してきた初老夫婦にとって、パックツアーは何かと不都合。行きたい場所や泊まりたいホテルがドンピシャになることはまず無いし、かといってエジプト旅行を自分たちで手配するとなると安全・安心の観点から大きな不安が残る。
ということで知人に紹介されたパーパスジャパン様に相談して、ああでもないこうでもないと我儘を調整していただくこと4か月。限りある予算の中で夢のオールド・カタラクト宿泊を含む12日間のエジプト旅行が実現しました。
かの地に降り立ったその日から、次々と目の前に現れる神殿、壁画、彫刻の数々、そしてナイルの自然の多彩と豊饒に私たちは圧倒され、大変濃密で夢のような時間を過ごすことができたのですが、それもこれもカイロ → アスワン → アブシンベル → アスワン → ナイル川クルーズ → ルクソール → カイロの全旅程に帯同して、見学ポイントを的確かつスムーズに案内してくれただけでなく、私たちの体調や希望に合わせて柔軟に対応してくれた日本語ガイドさんのおかげです。レストランのチョイスも完璧でした。本当に感謝しています。
そして今、帰国した私たちの胸にひしひしと湧き上がるのは「またエジプトに行きたい!」という思いです。
抜けるような青空の下にゴロリと転がるラムセス二世の巨大な石像の頭部を目の前にした時に、異端の王イクナートンの妖艶な立ち姿と対峙した時に、悠久の時の流れに思いを馳せ、いつまでもじっと見つめていたいという思いにかられたのですが・・・でも、限られた時間の中であれも見たいこれも見たいとなると、そんな余裕はなかったのです。
またきっと戻ってくるから。それにネフェルタリの墓は修復中で見ることができなかったし、アレキサンドリアにも行ってみたいし、何ならそこからギリシャに渡るか?などと妄想しながら旅の余韻に浸っています。