昔、パリのレストランで「蠣にはサンセールの白ワイン」と勧められたのがサンセールワインとの出会い、どんなところか行ってみたい、そんなワイン好きの4人の気持ちが結集した旅でした。
日本からのパッケージ旅行などではサンセールの名前を見つけることができず、いくつかの旅行会社に個人旅行を依頼しましたが、思うような回答を得られず、あきらめかけていた時、ネットでパーパスジャパンを見つけ、電話でこちらの要望を告げると、担当の米澤さんは神対応、短時間のうちに行程を提示してくださいました。
また、出発に際して送られてきた日程表は、私たち旅行者にとって今までのどの旅行社のものよりも、細やかな配慮がみられ、これに沿って旅を楽しむことができました。感謝です。
待望のロワール川渓谷へ
ロワール川は全長約1000km、フランスで一番長い川です。今回訪れたのはロワール渓谷と呼ばれる約60kmに及ぶ中流域で、私たちが思い浮かべる渓谷とは異なり、ゆっくりと流れるロワール川とその支流の流域に黄葉したブドウ畑と緑の畑が続き、北海道をおもわせるような広大な平野が広がっていました。まさに食料100%自給国フランスを実感しました。ここは又、フランスの庭園と呼ばれ、300にも及ぶ古城が点在し、ロワールワインの産地としても有名です。
私たちはサンセール、アンボワーズ、トウ―ルに宿泊。4つのワイナリーと3つの古城とレオナルドダヴィンチの館を見学しました。
最初の訪問地はサンセール、ここはアップダウンの激しい地形で一番てっぺんに立つ古城ホテルに宿泊、ロワール川を囲む雄大な眺めに心が広がるようでした。地平線のすぐ上にオリオン座が、今まで見たことないクリアーな星空、そして、朝日でピンクに光るロワール川、やっぱり、サンセールは素敵でした。
最初の2日間は英語の通訳さんの運転で4つのワイナリーで5種類のワインを試飲、サンセール、ヴィイ・フュメ、ヴーヴレ、シノンの味を堪能しました。
サンセールの丘陵の上部に広がるブドウ畑を持つCh a teau de Sancerreでは上等なワインを、低地に位置するDomaine Pastouではオーナー夫婦の素朴なおもてなし、名産のチーズ、クロタン・ド シャヴィニョルの美味しさに大満足でした。
アンジェのDomaine du Clos Rousselyは丘陵の上のブドウ畑の下の崖を堀った洞窟でワインを醸造、貯蔵と全て自給生産。
シャンパーニュに匹敵するスパークリングワインの名産地ヴーヴレの年代物のボトルが並ぶ洞窟のセラーは圧巻でした。
ロワール川の丘陵地には築城に石灰岩を切り出した跡の洞窟が点在しており、年中一定温度に保たれる洞窟はワインの貯蔵に好都合なのです。住居やレストランとしても使用されています。
3日目はアンボワーズでフリータイム。ミラノからダヴィンチを連れ帰った若き王フランシス1世のアンボワーズ城と隣接するダヴィンチの居城クロリュツセ館(600mの地下道が通じており、毎日王が晩年のダヴィンチを訪ねてきたとのこと)にはダヴィンチの寝室、書斎、発明品が、庭園には発明品の模型が造られ、子供が喜びながら学習できる絶好の場所となっています。眞に稀有の天才ダヴィンチの凄さに囲まれた一時でした。可愛い街並み散策も楽しいアンボワーズです。
4日目はフランス人の親切で写真の上手な日本語ガイドさんと王の絶大な力の象徴の広大なシャンボール城、8人の女城主によって守られてきた優雅な姿のシノンソー城をめぐりました。両方共、有名な古城なので、多くの観光客が集まっていました。
5日目はトウ―ルの町。ここは古城めぐりの拠点で、旧市街には木組みの家々が残るロワール河畔の治安の良い街を散策しました。ここからTGVに乗り1時間半でパリ、モンパルナス駅に到着。火災から復興したノートダム寺院へ、しかし、広場は観光客で埋め尽くされ、入場の列はどこまでも、入場断念。セーヌ河畔も人の波、まさにオーバーツーリズムそのものでした。
おまけに一言。フランス料理について、ミュシュラン星付きのレストランのトレンドは日本料理とか。高級レストランも街のレストランも器は日本の陶器、料理の名前も天ぷらやちゃわん蒸しなどが、しかし、日本のとは別物。やはり、バターのソースがフランスのようでした。パンはどこでも美味しかったです。