秋のフランス フレンチバスクとボルドー10日間 ~パート2~
期間:2015年10月2日~2015年10月11日
S.F 様
サンテミリオンへ
次に向かうのはSAINT-EMILION サンテミリオン。
ここもずっと昔に行った事がありますが、昔過ぎてどんなところだったかほぼ覚えてない(汗
ボルドー・サンジャン駅からサンテミリオンへ。
ボルドー・サンジャン駅はさほど大きな駅ではありません。
ボルドーから35-40分程度。サンテミリオンに到着。 素朴で小さな駅です。
駅前。。。はて、葡萄畑しかありませんが、どちらに向かったら良いのでしょう???
葡萄畑の中をてくてく、てくてく、ひたすら歩きます。気持ちいいなー
こっちの葡萄ってみんな丈が低い。
その昔、初めてフランスで葡萄畑を見た時にはへーって思ったもん。
ボルドー、サンテミリオンに限った事じゃなくて、ブルゴーニュもアルザスも、シャンパーニュも、、、
フランスだけじゃなくてイタリアも、ドイツも、、、ぁ、ギリシャもそうだった、、、ヨーロッパで見かける葡萄畑はみんな低い。
昔うちにぶどう棚があったけれど、藤棚のような高さだったけどな~
数か月前、栃木県に葡萄狩りに行った時にも葡萄棚だった。って事は日本の葡萄が背が高いのかしら、、、?
そういえば、日本では葡萄畑ってあんまり聞かない。ぶどう棚っていうもんね。
駅で気軽にピアノが弾けるのはイイね
家に絡まる蔦も紅葉しています。
葡萄がなってる♡
プラットホーム鉄骨だらけ
サンテミリオン駅
看板みっけ☆ Cite Medieval 方面へ
トラクター?とすれ違ったり
紅葉している蔦が絡まる風景はいかにもヨーロッパ的な感じで好きだなー
てくてく、てくてく、てくてく、てくてくてく…
サンテミリオンの村の入口に到着。わーい !
入口のところで、ワインとフォアグラが売っていました。 フォアグラ大好き!!
試飲、試食したら美味しかったので購入。
ぁ、気づいちゃいました? そうサンテミリオンのワインじゃありません。
サンテミリオンのすぐおとなり、MONBAZILLACモンバジャックの貴腐ワインです。
モンバジャックは貴腐ワインが有名。フォアグラにはやっぱりあまーい貴腐ワインが美味しいと思います。
安いワインですが、美味しかったんだもん。
重いからワインは買って帰らないつもりでしたが、ドゥミボトルでってことで。
サンテミリオンのお宿はワイン屋さんに併設された「LOGIS DU ROY」シャンブルドット(B&B)です。
お部屋はというと、、、ひ、広い、、、ひとりなのにこの広さはもてあましてしまう。しかも、重々しすぎてちょっとコワイ。。。
キッチン、寝室、リビングと別れていて、これ、完全にアパルトマンだね。
部屋に通してくれたお兄さんが、朝食の説明をしてくれました。
食器がここに入っていてー、卵とハムとその他もろもろはここにあってー、コーヒーは好きに沸かして飲んでー
で、パンは明日の朝ドアの前に置いておくから勝手に食べて。 との事。 はぁ、、、そーですか、、、
で、翌朝ドアを開けてみたら ホントだ❤ パンが置いてあった☆
初めて螺旋階段にパンが置いてある光景を見ました。
奥の螺旋階段がダイレクトに部屋に繋がっています。
朝食
入口入るとこんな感じ
サンテミリオンの村には、ワイン屋さんの隣にワイン屋さん、そしてその隣にレストランがあってまたその隣にワイン屋さん。
と、あっちに行ってもこっちに行ってもワイン屋さんだらけ。
さすが、世界に名高いワインの名産地サンテミリオン!
世界中のワイン愛好家がこの小さな村を訪れるのですが、例えワインが飲めなくても、興味が無くても、葡萄畑の中にあるとても風光明媚な景色と中世らしい街並みを見ながら散歩するだけでも充分に楽しめるところです。
洗い場ね
TOUR DU ROY
HALL DU MARCHEからEGLISE MONOLITHEへ。
EGLISE MONOLITHE モノリス教会
11世紀の教会です。
サンテミリオンの赤を飲みながら休憩
ここも洗い場
あらっ、葡萄の盆栽28ユーロ
MONOLITHEというのはフランス語で一枚岩という意味
高台からの景色が素晴らしい。
どこを切り取っても絵になる風景です。
そうそう、ここサンテミリオンにもマカロンがあります。という事で、、、 ⇒ こちらのお店
ここのマカロンもアーモンドパウダーが使われていて、普段私達が見かけるマカロンとは異なります。
パート1で紹介したサン=ジャン=ド=リュズのマカロンとも少し違います。
チョコレートが挟んであるものは、散歩をしながらモグモグ。
箱入りはお土産用に購入。台紙にくっつけたまま焼かれているんですよ。
素朴で美味しい~ でも甘い
プチトランにも乗りました
葡萄の収穫作業をしていました。
お土産用
プチトランで葡萄畑の中を走ります。 気持ちいい~
夜はレストランで食事。
そして、このレストランのスペシャルだというハンバーガーをオーダー。
わーーーーーゼイタクーーーーーーーー こんなの食べた事ない!!!
フォアグラと鴨肉がたっぷり!!
このレストランはホテルの並びだったので選んだのですが、正解でした。
夜のサンテミリオン。暗いし、人があるいていなくて静かだから、なんとなくコワイ、、、
デザートのクレームブリュレ
Les Delices du Roy
もちろんサンテミリオンの赤
おいしーーーい!!!
翌日はPM13:19の電車でボルドーに戻る事にしたので、午前中はもう少しサンテミリオンの村を堪能。
どこからでもEGLISE MONOLITHEが見えます。どこを切り取っても絵になります。
TOUR DU ROY と EGLISE MONOLITHE
贅沢な景色です。
葡萄畑の中を突っ切る道
あっちを見ても、こっちを見ても、きれいだなー
ずーっと葡萄畑
あ、馬がいるーーー
ぶ・ど・う~~~
雰囲気がありますね
そろそろボルドーに戻るため、サンテミリオンの駅へ。
駅前にはさすが世界的なワインの産地、サンテミリオン。シャトーのリストと地図があります。
左下1枚目の写真がサンテミリオンの駅なのですが、とっても小さな駅です。
電車が来るまでここに座り、朝食で食べきれなかったクロワッサンをランチ代わりにモグモグ。
サンテミリオン1泊小旅行、ボルドーに戻って来ました。
車窓から
アルカションへ
翌日は欧州最大の砂丘Dune de Pilatピラ砂丘 を見る為にアルカションへ。
日にちに余裕があれば個人で行きたかったのですが、日にちが足りないし、全部車で連れて行ってくれて色々見れるので現地ツアーに参加。参加者は私も含めて7名。
アルカションの街やピラ砂丘の他、シーフードランチとシャトー見学。盛り沢山。
もっとゆっくりピラ砂丘を堪能したかったな~と思ったりもしましたが、予定していなかったワインシャトーも見学出来たから良かったかな。
もし今度行く時にはアルカションに滞在してピラ砂丘でゆっくり過ごしたいです。
シャトー見学も個人で見学予約出来るから別のシャトーも見てみたいな。
★ピラ砂丘
このピラ砂丘が見てみたかった。
アルカションの辺りにはフランス西部最大の森林が広がっています。これは海岸に面するヨーロッパ最大の松林です。
この松林は海からの土地の浸食を防ぎ土地を浄化させるために植林されました。またこの松林は海からの強風から葡萄畑を守る防風林にもなっているようです。
松林を抜けてピラ砂丘の入口に到着。ここから砂丘まで歩きます。
ピラ砂丘はヨーロッパでもっとも高い砂丘。
高さは100-115メートル、幅はビーチから森林まで500メートルで、2.7キロメートルに渡って広がっています。
6千万立方メートルの砂で出来ているとの事。
この砂丘は自然保護区に指定されていて、潮の満ち引きや風によって常にその形を変えているそうです。
松の植林でこの砂丘の伸張を食い止めていますが、それでも年々この砂丘は少しずつ広がっているそうです。
La Teste de Buch テスト・ド・ビュックの森は3,800ヘクタール、サッカーフィールドの5,000倍。
Des Landes de Gascogne ランドの森は100万ヘクタール、パリの100倍の広さです。
ピラ砂丘の入口
矢印がピラ砂丘。その周りに広がる松林がテスト・ド・ビュックの森です。
そして、この三角形に広がる森林がランドの森です。
森林の中を歩いて行くと足元の土が徐々に砂に変わってきて足が取られます。
ナラの木もあるので、どんぐりが落ちてる。
松林を抜けると、わー大きな砂山~~~!生まれて初めて砂丘というものを見ました。
この階段、冬には取り外しされてしまうので、自力で砂山を登らなければならないらしい。
頑張って階段を上る、、、 意外に急、、、ふわぁ~~、息が切れる~ 頂上はまだかーい
が、子供たちは「いーち、にー、さーん、しー、ごー、ろーく、、、」と元気にキャッキャと騒ぎながら上って行きます。
下を見ると砂山の周囲には森林が広がっています。ちょっと奇妙な景色です。
この森林が砂丘の伸張を食い止めているというのが解ります。
砂に足を取られるので結構大変。ブーツで良かった☆
絶対にパンプスなんかで訪れたらいけません!
帰りに森林の中を歩いていると、中国の方(?)とすれ違いました。
きれいなミニのワンピースにハイヒール。
その靴とワンピースでこの砂丘を登るのかしら?
素足ならまだ靴を脱げばいいけれど、ストッキング履いてた。
あれは無理でしょう~~~ 何故砂丘でハイヒール、、、?
鳥取砂丘には噂によるとラクダがいるらしいのですが、もちろんピラ砂丘にラクダはいません。
左を見れば森、右を見ればBassin d'Arcachonアルカション湾が一望できます。
絶景!!! 素晴らしい景観です。
もう少しここでゆっくりしたかったなー あーーーーー、夏に来たかったーーーーーーー
わー海が見えてきました。
わー、見渡す限りの森。
★アルカション
お次はピラ砂丘に隣接している街Arcachonへ。
アルカションは高級別荘地。
温暖な気候から療養地、特に結核等の呼吸器系の療養にと開発された海辺の街との事。
エリアによってその特徴から「春の街」「夏の街」「秋の街」「冬の街」と名付けられています。
アルカションにはアルカショネーズという道徳の建築様式があります。屋根に特徴があり、屋根の下に装飾的な梁(?)が見られます。
また呼吸器系の病気の療養のための別荘だったという事もあり、結核患者がベランダに出て大西洋の温暖な気候の中、療養をしたとの事。
車だったので家の写真が撮れず、、、4枚目の写真はGoogle Mapより画像を拝借。しかし、お金持ちの街らしく素敵な別荘が建ち並びます。
モレスク公園から真っ直ぐ伸びる通りを海に向かって歩きました。ここは夏の街にあたるのかな。
海辺の避暑地という感じの綺麗でお洒落な街並みです。
フランス人並みに長期間滞在するには良いところなんだろうな。
エレベーターでMauresqueモレスク公園に昇る。
こんな感じの街
海に出ました。気持ちいい~
エレベーター出口
Google Mapより画像を拝借
やっぱり夏に来るべきだな~
うーーーーーーみーーーーーーー!
ランチはお隣Gujan-Mestrasグジャン=メストラへ移動。
Les Viviersというレストランでシーフードを頂きました。
白ワインにシーフードが合います。
そして、やっぱり生牡蠣。実は普段は生牡蠣より火の通った下記の方が好きなのですが、せっかくアルカションに来たのだから、その土地のお勧めのものを、その土地のおすすめする方法で頂きたい。
とっても新鮮でミルクっぽくて美味しゅうございました。
ツアーのみなさんはレストランでゆっくりしていたようですが、私は時間が勿体ないのでひとりでレストラン近くのPorte Larrosを散歩。
周囲には牡蠣小屋が立ち並んでいます。
牡蠣小屋の前には瓦が置いてあります。牡蠣の稚貝を瓦にくっ付けて育てます。瓦には牡蠣を剥がしやすいように漆喰が塗られています。
新鮮な牡蠣が頂けるレストラン
そして次に向かったのはワイナリー、、、んーワイナリーって言葉しっくりこない。やっぱりシャトーですね。
Pessac-Leognan 地区にある、CHATEAU DE ROUILLAC
オーナーはここに住んでいらっしゃるようで、、、広いお家だこと。
ブドウ畑では馬が畑を耕しています。馬が通った後には畝が出来ます。
冬に備えて葡萄の木の根元に土が被るようにしているんですって。
働き者のお馬さん、名前はTITAN。可愛い。
ひと仕事終わった後にはシャワーを浴びます。
TITANは畑を耕すための馬ですが、オーナーの趣味が馬とのことで、厩舎にはTITANの他にも馬が何頭もいます。
みんなきれいな馬ばかり。 触らせて頂いたのですがおとなしくていい子。
厩舎には一頭一頭ちゃんとネームプレートが取り付けられています。
ここの厩舎も馬も全然動物臭がしない。きれいにしているのね。
右半分が馬が通った後、左半分がこれから通るところ。
オーナーのお家
何往復かするとこんな感じになります。
ワインの醸造所へ。
細かい説明を聞いたのですが、よく覚えていない。。。メモ取れば良かった。
確か、このシャトーでは3回しか同じ樽を使用しないと言っていました。
新しい樽を使っているのは良いシャトーなんですって。
古くなった樽はブランデーなどを作る醸造所へ売ってしまうんだって。
確か五大シャトーのひとつ、Chateau Haut-Brionはシャトーで樽も作っていたって聞いたことがあります。
五大シャトーとは、、、Chateau Margaux, Chateau Lafite-Rothschild, Chateau Latour, Chateau Mouton-Rothschild, Chateau Haut-Brion
最後はワインを試飲。
美味しかった~、でも重くて持って帰れないので購入は断念。
ラベルにもオーナーの趣味で馬
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